釧路空港から出発して知床へ – 秋の北海道・道東レンタカー旅行:1日目

2024年の旅行記

ANAの上級会員への修行「SFC修行」も終えて、ようやく普通(?)の旅行が落ち着いてできるようになりました。さて、今回は毎年10月から11月に行っている道東を車でめぐる旅行です。

今までは女満別空港を起点にすることが多かったけど、朝早すぎるのと値段の関係で釧路発に。釧路から知床……遠くね?

早朝の羽田空港から釧路空港へのフライト

始発に乗って羽田空港に向かおうと駅に向かったところ、改札前で「定期券を忘れた」ことに気づいて家に戻る羽目に。ギリギリの電車じゃなくて余裕を持って始発を選んだことと、実家に比べて駅までの距離が近いことが功を奏しました。

よく「〇〇を忘れたかもしれない」と不安になることはあるけども、ホントに忘れたときは「かもしれない」って思うことも無いんだよね。

浜松町から羽田空港第1ターミナルまで – 東京モノレール羽田空港線

羽田空港に行くのに東京モノレールを使うため、セブンイレブンでJTBの乗車券を購入。三井住友カードのタッチ決済で購入すると10%ほどの還元が受けられるんだよね。

  • 浜松町→羽田空港:東京モノレール羽田空港線
  • 空港快速
  • 浜松町→羽田空港
  • 浜松町→羽田空港
  • 6時32分→6時49分

浜松町からは空港快速に乗って羽田空港へ。ここ最近はANAばっかりで「第2ターミナル」まで行っていたけど、今日はJALなので「第1ターミナル」で降りないとなりません。終点じゃないので乗り過ごしに注意。

てか空港快速の列で並んでいたら、横の普通の列からしれっと横入りしてきた不届き者を発見。つまみだされて最後尾送りになってほしい。

車両は旧型の1000系。乗り心地等はあんまり変わりませんが、座席の雰囲気などは若干古い感じ。

羽田空港で「パワーラウンジ」と「サクララウンジ」をハシゴ

羽田空港では保安検査場が大混雑していたけども、JGCの特典で行列を横目に優先レーンから最前列へ。優越感を感じつつも、若干の罪悪感(?)も覚えてしまう。

そしてトニックウォーターを飲もうとパワーラウンジに来たんだけど、このパワーラウンジには置いていないらしい。仕方がないので1杯のアップルジュースを飲んで退散。

そんなわけでサクララウンジへ。EST時代は年間5回の制限があったので使いどころを吟味していたけども、今となっては回数制限はないので気にせず入場できます。やっぱりJALとANA、双方でステータスを持っていると気楽だね。

サクララウンジではアイスコーヒーとミックスおかきを持ってきました。これでゆったり……と思ったらあんまり時間がない。駆け足で飲んで食べて出発です。

羽田空港から釧路空港まで – JAL/JL541便

サクララウンジをでたら急ぎ足でバスラウンジまで移動。搭乗締切2分前くらいに無事にたどり着きました。一応10分前には来ておかないとね。

バスで移動して飛行機に搭乗。雨が降ったり止んだりな天気だったけど、乗るタイミングでは止んでいたので助かりました。少しでもカメラ濡らしたくはない。

今回の飛行機は737-800とよく見る中型機。ANAでもソラシドエアでもよく乗っていて、今まで乗った機体の中では一番回数が多いんじゃないだろうか。

無事に定刻で離陸。朝早い便だとそんなに遅延がないから気分的に楽。とはいえ今回は着いてからどっかに飛ぶようなこともないのだけど。

機内ではJALオリジナルドリンクの「スカイタイム」をごくごく。機内ドリンクのラインアップとしてはANAよりJALのが良いなと思います。

釧路空港近くまでやってきました。釧路っていつ来ても曇っているような気がするのは気のせいかな。

レンタカーを借りて釧路から知床へ大移動

無事に釧路空港に到着してレンタカーの受付へ。今回はオリックスレンタカーで予約しました。普通なら高い感じがするけど、JALパックの「いちおしレンタカー」で安かった。

車はランダムだったけど、でてきたのは「ヤリスハイブリッド」で大当たり。さっそく出発しようとしたけど、シガーソケットが使えない……?

店の人に確認して、手持ち以外のものでもダメってことで車がチェンジ。アクアになりました。同じトヨタハイブリッドだし、燃費的な心配はなし。USBを挿しこんだら「Android Auto」が使えたので助かる。

鶴居村の「どれみふぁ空」でソフトクリームを食べてきた

釧路空港で車をレンタルして向かったのは、釧路湿原の先にある鶴居村。ここの道路沿いにある「どれみふぁ空」のソフトクリームが絶品なんです。

道路に飛び出るようなソフトクリームのモニュメントが目印。すぐそばには「鶴見台」があり、冬には多くのタンチョウが見られると人気のスポットです。

ここ「どれみふぁ空」は、ソフトクリームの他にも鶴居村で作られたチーズを使ったスイーツや、食事も楽しめるレストラン。ちょっとしたお土産品を買うこともできます。

そしてこちらが目的のソフトクリーム。お値段は420円(来る度に値段が上がっている気がする)です。ひと口たべると濃厚なミルクの味が口いっぱいに広がり、思わず「あ〜おいしい」って声に出てしまう。

のどかな光景を見ながら食べるソフトクリームは格別

北海道でいろいろとソフトクリームは食べているけども、ぜひおすすめしたいお店です。

悲報! 知床観光船「おーろら」が運休

知床観光船の時間が14時45分なので、かなり急がないと間に合わなさそう、ならば食事はセイコーマートだ! とパンやらおにぎりを買って会計していると、何やら不在着信。調べてみると「知床観光船おーろら」からだったので折り返してみました。

すると「波が高いので最終便は運休」「今シーズンの運行は今日が最後なので振替できない」「申し訳ないけどキャンセルで」という悲しい宣告。とはいえ高い波で特攻して沈没した事故も考えると、無理をしないほうが適切です。悲しいけども諦めることに。

……っと思い出した。これキャンセルで減額になるとリーベイツのポイント無くなるんじゃない? 船にも乗れずにポイントも没収。泣きっ面に蜂です。

なんか気分がどーんよりとなってしまってしばらく車でボケーっとしてたけど、気を取り直してコーヒーを購入して出発。お馴染みのなみなみ注ぐスタイル。

そういえば、注文したときに「コーヒー」か「カフェラテ」かを聞かれてハテナ。というのも、セイコーマートではアイスのカフェラテは無かった記憶で、これまで聞かれた試しも無かったんです。でも見てみるとアイスカフェラテが……前からあったと言っているし、店限定なのかな。

中標津町にある展望スポット「開陽台」に行ってみた

続いてやってきたのは、中標津町にある展望スポット「開陽台」です。以前から存在は知っていたのだけど、天気が微妙だったりして行くのをパスしていた場所。今回は晴天という絶好のコンディションなのと、知床の船がキャンセルになって時間の問題も無くなったのでやってきました。

ここは「地球が丸く見える」といわれていて、高台からの360度パノラマを見ることができます。

野付半島や納沙布岬方面。さすがに見えないけども、地平線が見えてなんとなくまる~い感じに。ちょっと鉄塔が邪魔なのが残念。

阿寒湖や摩周岳方面。さすがに湖までは見えない。

中標津の市街地や釧路方面。この方角が一番遮るものが無くて「地球が丸く見える」というのがわかりやすいように感じます。なんかモヤっとした気持ちだったけども、一気に晴れました。

では、そろそろ野付半島に向けて出発です。

野付半島に向かう道中、なにやら景色が良いところがあったので停車。パトカーが居るのは、少し先でネズミ捕りの準備をしていたからかもしれない。

一面の草原に青い空、そして遠くの山々。北海道らしい光景です。

野付半島で「秋のトドワラ」を見てきた

中標津から標津へと抜けて、やってきたのは別海町と標津町にまたがる「野付半島」です。比較的有名な観光地ではあるけども、交通アクセスはあんまりよくなくてツアーかレンタカーが無難な場所。

野付半島の先に行く道中には、海と海の間に道があるような場所もあり、まるで海中を突き進むような光景が見られます。周囲を陸地に囲まれている野付湾と、国後島が見える海峡側で波の様子が全然違うのも見て楽しい。

はっきりと見える国後島。見えるのに行けないっていうのはもどかしいよね。

ネイチャーセンターから歩いて行ける「トドワラ」へ向かいます。入口ではシカがお出迎え。

横を見るとたくさんのシカが食事中。ちょっと通りますよ。

遊歩道を進んでトドワラへと向かいます。今でこそ道になっているけども、これが冬になるとこうなります。

運航休止となるピーチの女満別便に乗って女満別空港へ、レンタカーで巡る冬の道東旅:2日目」より引用

同じ場所とは思えない光景。同じ場所でも季節を変えてくると全然違う表情を見せてくれます。

トドワラに到着。もっと人が居るかなと思ったんだけど、2人しか見かけませんでした。

まるで海をどこまでも進む道のように見える遊歩道。神秘的な光景です。

干潮なのか、トドワラの木々は陸地にあるように見える状況でした。ちょっとタイミングが良くなかったかもしれない。

振り返って撮影。地平線と水平線が一度に見られる贅沢な光景です。

先ほどの海を突き進む遊歩道を横から撮影。先にある島のような場所まで行けるんだけど、行っても行き止まりなので戻らないとなりません。

冬にやってくると、目の前の海が全部凍っている光景が見られます。でも地球温暖化によっていつまで見られるのか、30年とか経ったら過去のものになってしまうかもしれない。

さて、そろそろ野付半島からも戻ろうかな。あんまりのんびりしていると「門限」に間に合わなくなる。

夕暮れの野付半島。やっぱり北海道の景色は人が居ない時に撮るのが良い。

夕日をバックにシカを撮影。こうしてみると神々しい。

帰りに「ナラワラ」へと寄り道。ここは車ですぐ見られるので気楽。

急げ! 知床峠の門限が目前だ!

さて、野付半島から向かうのは今日の目的地「ウトロ」です。知床峠経由が一番楽なんだけど、車を走らせながら気になったのは「門限」の存在。通行可能時間は9時から17時までとなっており、17時までにゲートをくぐれなかったら2時間の迂回です。絶対に避けたい。

いや、最初から根北峠から行けよというのはその通りなんだけど、途中まで行ってしまっては後戻りできない。結局「3分前」にゲートを潜り抜けて無事に知床峠へと突入できました。

誰もいない、街灯も何もない知床峠。山のシルエットが美しい。

ふと路肩を見るとシカが。こういう時は止まって様子を見ようと待っていると、目の前を堂々と通行。ちょっと困りますよ。

ウトロにある家庭的な宿「民宿 いしやま」に宿泊

知床の宿 民宿いしやま(じゃらん)

知床の宿 民宿いしやま(楽天トラベル)

本日の宿はウトロにある民宿「いしやま」です。いつもは素通りすることも多いウトロだけど、時間的にここに泊まるのが良いかなと思って宿泊。

入口は北海道らしく何重もの扉。防寒対策バッチリです。

ロビーには喫煙室があるので、吸う人はこの部屋で。客室は禁煙となっています。

観光雑誌やちょっとしたマンガコーナーもありました。

お茶やコーヒーが無料サービス。冷たいのだけじゃなくて温かいのもすぐに飲めるタイプです。

ランドリーは地下に完備。洗濯機と乾燥機があるので、たくさん洗濯物があっても乾かない……なんてことはありません。

大浴場は男女別。水圧十分のシャワーと熱めの湯船でぽかぽかになれます。

トイレや洗面台は共用

こういう民宿では普通かなと思っているけど、トイレや洗面台は共用です。洗面台はお湯が出るので真冬でも凍える心配はなし。

部屋はシングルの洋室

今回の部屋はシングルの洋室。和室もあった気がするけども、値段の差とかでこちらを選んだ気がする。室内にエアコンも完備されているので夏場も快適。一方で冬場はガスストーブじゃないから乾燥しそう……(私も乾燥したから止めちゃった)。

テレビとちょっとした机。館内にはWi-Fiも飛んでいるので、作業なんかするにもちょうどいいサイズ感です。

北海道の海鮮を中心に、たくさんの小鉢が並ぶ夕食

夕食は1階の食堂でいただきます。どんなのが出てくるのか楽しみ。

夕食は色々なメニューが小鉢に入れられているスタイルでした。ごはんのおかずになるものが多くてご飯が何杯も食べられちゃいます。北海道らしく「ホタテ」とか「鮭」もあって、珍味も多い感じだからビールとか飲む人にはちょうど良いかも。

近くの静かな場所で星空を見てきた

良いお天気なので空を眺めてみると星空。少し暗い場所に移動して写真を撮ってみました。真っ暗闇じゃなかったこともあって微妙な感じ。あとはスマホ連携でバルブ撮影しないと厳しいかもね。

明日は常呂に行ってお魚を仕入れてくる予定

明日は、ウトロから常呂まで行ってお魚を仕入れて、留辺蘂でキツネを見てくる予定。なんだかんだで移動距離も長いので、シカにぶつかったりしないように気を付けて運転しないとね。そして今年こそ「秋鮭」を仕入れてきたい。

美味しい海鮮を食べてかわいいキツネを見てきた - 秋の北海道・道東レンタカー旅行:2日目
知床を出発して常呂でホタテを満喫。留辺蘂でかわいいキツネに癒されつつ、阿寒湖に宿泊する1日です。

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