沖縄と北海道を往復する「SFC修行」の途中で、千歳市内でリーズナブルに泊まれる宿として見つけたのが「ホテルグランテラス千歳」というBBHホテルグループの宿。市街地からは少し離れているけども、空港や駅にも送迎してくれるので天気が悪くても安心。また食事には「ザンギ」や「ホッケ」などの北海道グルメも楽しめます。

今回の旅行では新千歳空港と千歳駅を行き来していたので、送迎サービスに助けられました。下手に駅から歩ける宿よりも良いかもしれません。
空港送迎や美味しい夕食がうれしい「ホテルグランテラス千歳」に宿泊
今日宿泊するのは、千歳市内にある「ホテルグランテラス千歳」です。全国でリブランドホテルを中心に運営しているBBHグループのホテルで、元はホテル日航千歳だったんだとか。

このホテルの特徴として、新千歳空港からの無料送迎サービスがあることが挙げられます。電車賃としてはそんなに高いわけでないけども、駅からも離れているので送迎があるのは助かる。ってか送迎があるから駅から遠いということを気にせず予約した感じ。

一応最寄り駅としては千歳駅だけど、市街地の外れにあるので駅から歩くのはちょっと厳しい距離感。そんな人にも安心のサービスとして、千歳駅からのタクシー代を払ってくれるサービスも行っているようです(上限1,000円、1日1回のみ)。

ロビーはゆったりできるソファもあって広々。元々日航ホテルなだけはある。

宿泊者は無料で飲めるウェルカムコーヒー。酸味よりも苦みが強いタイプのコーヒーで、眠気も覚めそう。

無料のマンガコーナー。客室に持ち帰ってゆっくり読むこともできます。

マッサージチェアも無料。温泉旅館とかだと有料だったりするけど、こういうビジネスホテルチェーンに置いてあるのは無料なことが多い印象。他にも氷やレンタサイクルなどもあり、無料提供のサービスは充実しています。

歯ブラシやカミソリなどのアメニティは持っていくスタイル。要らないものも多いし、必要なものだけを持っていくスタイルで良いと思います。

今日泊まる部屋は別館で、本館から連絡通路を通って移動。通路にもソファが置いてあるので、ゆったり座ってたらうとうとしてしまいそう。

客室の通路を見ていたら「hotel nikko chitose」と旧ホテル名の記載が残っていました。リブランドホテルの旧ホテル名が残っているのを探すのが趣味だったりする。
部屋は比較的広めな洋室、冷蔵庫の古さが気になる

部屋はこんな感じ。ダブルベッドと作業ができるテーブルがあり、フリースペースは比較的広いのでスーツケースなどを広げることもできるんじゃないでしょうか。

ベッドは広々で、大の字になっても寝られそう。小さなデスクに後付けのコンセントがあるため、寝床で充電することもできるようになっています。

テーブルにはコンセントと大き目のテレビ、下には冷蔵庫が設置されています。でも冷蔵庫だけ南下古そうに見えるんだけど……?

開けてみてみたら1985年製でした。今2024年なので約40年前の代物という骨董品……。

エアコンは日立製の物が備え付けられているんだけど、好きに設定できるのかと思ったら冷房しか使えないらしい。なんだこりゃ。

バス・トイレはユニットバスの一体型。ちょっとバスが狭い感じもするけど、大浴場があるので問題ないかな。
夕食はごはんやサラダが食べ放題の定食メニュー

1日目は早く到着するのがわかっていたので夕食を事前に予約していました。予約しなくても当日レストランに行けば宿泊客は1,300円で食事を食べることができるようだけど、領収書で「宿泊費」として落とせない(部屋付け不可)ようなので、そういう都合なら事前予約のがおすすめ。あとは予約時のがクーポンとか使えるから良いんだよね。
メニューは「ほっけ定食」「和風ハンバーグ定食」「鮭いくら丼定食」「ポークカツレツ定食」に「すき焼き定食」がレギュラーラインアップ。また期間限定で石狩鍋定食もあり、北海道に来たら寒いなって思っていたので石狩鍋定食を注文。

ごはんとみそ汁コーナー。お代わり自由で好きなように盛り付けできます。

サラダとデザートのプリンコーナー。サラダが食べ放題なのはうれしい。

少し待つと石狩鍋定食が運ばれてきました。メインの鍋のほか、刺身の盛り合わせと小鉢が2つという定食で、ご飯やみそ汁、サラダとデザートを置くとボリュームたっぷりな夕食となりました。

石狩鍋には鮭のほかエビやカニ、ホタテなどの海産物がたっぷり入っていて、北海道よくばり鍋って感じがする。運ばれてきたときには食べごろになっていてすぐに食べられるようになっています。

刺身の盛り合わせはサーモンと甘えび。サーモンというか鮭かなって感じの刺身だったけども柔らかくて美味しかった。ご飯を食べ過ぎると明日の朝にバイキング食べられなくなりそうなのでセーブしておきましょう。
北海道グルメもある「ホテルグランテラス千歳」の朝食

朝食付きプランで予約していたので食べてきました。新千歳空港からの早朝便に乗る人も多く宿泊するからか、朝食開始時刻は5時45分から。過去泊まったホテルでも一番の早さかもしれない。

まずはオムレツに出汁巻き玉子。このオムレツってよくバイキングで見かけるよね。

ソーセージとベーコン。ソーセージはパリッとして美味しい。

北海道といえばじゃがいも。じゃがいもがたっぷり入ったグラタンです。

牛カルビ焼き。家で作ると油跳ねて大変だろうなぁって思ってしまう。

筑前煮やナスといんげんのあんかけなど、和風感のある総菜たち。茄子好きなんだよね。

ナムルと温泉たまご。たれは「北海道限定のめんつゆ」のめんみだけど、家にたっぷりある……笑。

サラダコーナー。まずはレタスがたっぷり。

他にはトマトにブロッコリー、玉ねぎやオクラがあります。他にはマカロニサラダやカボチャサラダなども。

続いてはパスタ。ペンネにミートソースとかチキンのトマト煮などを掛けて食べます。

ミートソースとチキンのトマト煮。トマト煮はそのまんま食べても美味しい。

塩焼きそばです。具材は少なめ。

北海道グルメとして有名な「ザンギ」や「いももち」、「インカの目覚め」と「さんまの竜田揚げ」が並びます。鶏のから揚げと聞くと良いかな……って思うけど、ザンギって聞くと食べたくなる。

昆布でダシを取って、鮭や野菜がたっぷり入った「三平汁」です。あまりしょっぱくなくて口直しにもちょうど良さそうな味わいです。

「イカ」って聞くと函館の方な印象があるけど、北海道グルメとしていか焼売が用意されています。

漬物や梅干しなど、朝食のおかずになりそうなものが並びます。焼き魚は「塩鮭」と「ホッケ塩焼き」があり、ホッケが置いてあるのはポイント高い。

焼き魚は備長炭で焼き直すことができます。アツアツほくほくな状態で食べられる。

パンコーナー。食パンやロールパンのほか、ワッフルやデニッシュなどのパンもありました。ジャムなどもあるので好きな味付けで食べられます。

パンプキンスープと味噌ラーメン。ラーメンは自分で湯がいて作る本格派です。メンマやコーン、ネギなどを乗せてオリジナル味噌ラーメンを食べられる。

ごはんにみそ汁、カレーです。ごはんは白米のほかに栗ごはんがあり、裏にはひっそりと納豆が置いてある。

ドリンクコーナー。北海道名物の「ソフトカツゲン」をはじめとして、牛乳やオレンジジュース、トマトジュースなど色々用意されています。

お冷とホットコーヒー。コーヒーはロビーでも飲めるので、ここで飲むなら牛乳を合わせてカフェオレとかにしても良いかも。

最後にデザートコーナー。ライチやパインなどのフルーツのほか、フルーチェやロールケーキが用意されていました。フルーチェ好き。

品数が多いので一気に持ってくるのは諦めて一巡目。栗ご飯にサラダなどを持ってきました。バランス良くいろんなメニューがあるので、連泊しても選ぶものが無くて飽きるなんてことは無さそう。

2巡目は北海道グルメを中心にチョイス。小さ目に作られているものが多いので、あれこれ色々持ってきて食べ比べることができるのがうれしい。
前日とは少しラインアップの違う朝食バイキング

今回は珍しく連泊したので、2日目の朝食も紹介。バイキングの内容は昨日と大きく変わらない内容だったので、美味しかったなと思ったものを中心に持ってきました。

そんな写真をX(旧Twitter)で掲載したところ、自分の泊まった前日にフォロワーも泊まっていたことが判明。そのフォロワーとは2年前に青森県の野辺地駅でニアミス(反対側の列車に乗っていた)だったんだよね。

バイキングメニューは全部同じわけではなく、一部違うものもありました。まずは切り干し大根が大学いもに。

パンプキンスープがコーンスープに。

焼きそばは同じでしたが、塩焼きそばがソース焼きそばになっていました。

最後にホッケがスケソウダラに変更。おそらく毎日何かしらを入れ替えていて、全メニューが同じにならないようには工夫しているんだと思います。連泊しても同じものしかなくて飽きるってことは無いと思います。ごちそうさまでした!
設備の古さが気になることはあるけど、千歳を拠点とした旅行にはぴったり

今回の旅行では1日目と3日目はホテルから新千歳空港へ、2日目は千歳駅との往復だったけど、全て歩くことはなく送迎バスやタクシー(ホテル負担)で行き来することができました。場所だけ見ると駅や市街地からも遠くて使い勝手が悪そうだけど、サービス面でカバーしている感じです。
また、ボリュームや品数が多い夕朝食も満足。特に夕食はどこでも食べられそうな定食ではなく、北海道らしいメニューが揃っているのが好印象。宿泊者向けの値段はかなりリーズナブルなので、食べるものが決まってないのならばホテルで食べることもおすすめできる内容です。
一方で部屋の空調が冷暖房決められなかったり、ちょっと(?)冷蔵庫が古いなどの設備面でのマイナスポイントがあるのも事実。でもその辺りは大きな欠点には感じなかったので、個人的にはコスパの良い良いホテルという印象でした。千歳市内でのホテル選びの参考になればと思います。
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