京成電鉄が「モーニングライナー」「イブニングライナー」の料金を固定から距離別に変更へ

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京成電鉄は2024年11月23日のダイヤ改正で、現在450円の一律価格となっている通勤ライナー(モーニングライナー、イブニングライナー)の料金を距離別の料金に変更すると発表しました。最長距離となる上野から成田空港では、倍以上となる大幅値上げとなります。

車両はスカイライナーと同じ、京成本線経由のライナー

最終の成田空港行きとしても重宝する列車

京成の「ライナー」というと成田空港へ成田スカイアクセス線(北総線)経由で向かう「スカイライナー」が有名ですが、朝夕(夜)に京成本線経由で運行される通勤ライナーとして「モーニングライナー」と「イブニングライナー」が設定されています。

京成上野駅に止まるイブニングライナー

車両はスカイライナーと同じで、座席指定制なので「絶対に座れる」ことが特徴。疲れた時や長距離乗車をしたい時には便利なライナーです。

450円でどこまでも乗れる

イブニングライナー・モーニングライナー(京成電鉄)

このライナーは片道1,000円以上するスカイライナーと車両は同じだけども、全区間一律で「450円」で乗れるのが特徴でした。京成電鉄のホームページでも「快適な最新型の車両の乗り心地を手頃な価格で楽しめます」と書かれており、手ごろ感のある価格が魅力に感じていた人も多いのではないでしょうか。

距離別の料金に変更に(画像:京成電鉄、以下同)

そんな京成本線経由のライナーが、2024年11月23日のダイヤ改正から「均一料金」から「距離別運賃」へと変更されます。20キロまでの区間は安くなり、40キロまでは据え置きとなっていますが、それ以上の長距離乗車は値上げとなります。

端から端まで乗る場合の運賃が高い

実際の駅ごとの運賃表がこちら。京成上野・日暮里を起点とすると、八千代台までは同額となる一方、京成佐倉や成田では値上げとなります。そして終点の成田空港まで乗り通すと現行の倍以上となる950円になります。

成田空港まで乗り通す人は通勤客じゃないだろうし、高い額を取ろうという策略なのでしょうね。しかし、これならバスにでも乗った方が安くて良いと思う人も多くなりそう。私も以前はLCCの深夜便などで使うことが多かったけど、こんなに足元を見られるならば青砥まで普通列車に乗って行くようになりそうです。

参考リンク

京成線ダイヤ改正を実施します(京成電鉄)

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