再開した川湯温泉の共同浴場や厚岸の牡蠣を満喫 – 秋の北海道・道東レンタカー旅行:3日目

2024年の旅行記

おはようございます。今日は阿寒湖から屈斜路湖・摩周湖を経由して厚岸で牡蠣を食べていくルートで移動。飛行機の時間は比較的遅いので、1日ゆったり過ごせそうです。

美味しい海鮮を食べてかわいいキツネを見てきた - 秋の北海道・道東レンタカー旅行:2日目
知床を出発して常呂でホタテを満喫。留辺蘂でかわいいキツネに癒されつつ、阿寒湖に宿泊する1日です。

貸し切り状態で食べる謎のバイキング

朝食は昨晩と同じ「石狩」でいただきます。あんまり期待してないけども、どんな感じのメニューなんだろうか。

シーーーーン

朝食会場の中はだーれもいない。客どころかスタッフもどこーな状態で、ここで良いのかなと思いつつも着席。

もちろん料理が並べられた場所にも誰もいません。これで何も置いてなかったら出ていくけど、一応並べられていました。

塩焼きそばにじゃがバター、スクランブルしすぎな気がするスクランブルエッグ。

きんぴらごぼうにふきの煮物など。なんか既製品を開けて並べただけという雰囲気を感じる品々です。

ミートボールとウインナー、焼鮭です。安めのビジホの朝食バイキングでよく見かけるようなラインアップ。

フルーツ缶詰をあけたっぽいみかんに、ハムとキャベツにポテトサラダという申し訳程度のサラダコーナー。

ドレッシングにお漬物などもありました。

別のテーブルには焼き海苔や納豆、生たまごがありました。温泉なのだから温泉たまごが欲しい。

白米に和牛カレー、パンコーナーです。

ドリンクはオレンジジュースと牛乳。

最後にヨーグルトと味噌汁が用意されていました。味噌汁の具はほぼなし……。

とりあえず食べたいもの……よりも食べる気になるもの(?)を持ってきました。そもそも白米があんまり美味しく感じなかったので、全体的に微妙な印象。やっぱりレビューでみた食事がイマイチというのが納得できる。

そうそう、別の部屋にある「リッチモンド」にはたくさん人が居ました。プランによって食事のグレードを変えてるみたいですね。次泊まるとしても食事は良いかな……。

チェックアウト時にはパンがもらえた

食事も終えて出発時間。窓からは阿寒湖が一望できるので、晴れていれば絶景……晴れていれば。

遊覧船も運航されているけども、このお天気ではなんとも微妙な感じ。晴れた日に泊まりたかったな。

プランの特典なのか、チェックアウト時にパンをもらいました。メロンパンらしい。

カリッカリふわふわしたメロンパン。朝食よりもこのパンが一番美味しかったのは何とも言えない。てかこのパンと牛乳で済ませたほうが幸福度は高かったのかも。

写真が傾いている……

それではチェックアウトして出発。お世話になりました。

屈斜路湖や摩周湖を抜けて厚岸へ

今日の最終目的地は釧路空港。直行しては時間が余りすぎるので、屈斜路湖や摩周湖を抜けて厚岸でランチを食べる行程で移動。牡蠣楽しみ。

iPhoneの衛星通信モードが見られた

阿寒湖から弟子屈市街地に向かう道で携帯が圏外に。ふと思い出してiPhoneを取り出してみると、話題の衛星通信モードになっていました。こういう場所で事故などになってしまった場合に連絡できるか否かは大きな違いだと思うので、かなりのアドバンテージに感じる。

屈斜路湖を見ながらゆったり入浴できるコタン温泉

屈斜路湖にはいくつか無料で入れる温泉があり、まずは初心者向け(?)なコタン温泉へとやってきました。ここは石油の香り漂う温泉で、秋から冬にかけては多くの白鳥を眺めることができます。

源泉は近くからバシャバシャ湧き出ています。藻が多くて滑りやすいので注意。

ピーチで飛んでレンタカーで巡る、道東温泉巡りの旅:2日目」より引用

誰も居ないときは居ないけど、今日は男女含めてたくさん入っている人が居たので過去画像で紹介。一応右が男湯で左が女湯ってことになっているけども、まあ丸見えなので実質混浴です。普段は比較的ぬるめな印象だけど、今回はかなり熱かったなぁ。

そうそう、何やら入口辺りで建築工事が行われていました。何ができるんでしょうか。

藻がいっぱいだけど解放感が抜群な「池の湯温泉」

続いては、コタン温泉よりも川湯温泉側にある「池の湯温泉」です。ここは全然石油の香りもしないので、コタン温泉とは違う泉質のようです。以前はもっと広くて「池」って感じだったようだけど、いつの日か今のサイズになってしまったんだとか。

入口にはたくさん車が停まっていたけど、全員目的は魚釣り。いつ来ても魚釣りの人が居るので、良いポイントなのかもしれません。

ここの特徴はとにかく「藻」が多いこと。入るときにも気を付けないと滑ってひどい目に遭います。温泉の香りなのか藻の香りなのかっていう独特な雰囲気を味わいながら入る温泉。コタン温泉よりも大自然を感じられるので、案外こっちのが好きだったりする。

そうそう、池の湯温泉の近くに「CAFE TOMARI」というカフェがオープンしていました。2階席からの景色が絶景と評判なんだとか。温泉の後にゆったり休むのも良さそうだけど、この温泉に入りに来る人とカフェに来る客層が合うかは謎。

2年ぶりに復活した川湯温泉の共同浴場に入って来た

屈斜路湖から車を走らせると、徐々に硫化水素の匂いが漂ってきて川湯温泉に到着。川湯温泉は硫黄山から湧き出る強酸性のお湯が楽しめる温泉街だけど、2022年から共同浴場が営業を休止。来ても入れない時期が続きましたが、ついに2024年9月にリニューアルしたとのことで訪問。

こちらがリニューアルした共同浴場。名称は「湯吉」というらしく、入口には「世界で二番目」って書かれている。どういう意味? と聞いたら、一番は「お袋」だから二番だと。

入浴料は500円と少々値上げしているものの、ホシザキの冷水機が付いてたりシャワーが付いてたりと設備も増強。特に冷水機はうれしい。

ロビーにはあちこちから集められたポスターなどがたくさん展示されています。ちょっとレトロな雰囲気があるのもいいね。

お湯は以前と同じく「熱い湯」と「ぬるい湯」の湯船があり、交互に入ることでポカポカに。強酸性は健在で、ピリピリする独特な泉質を楽しめます。

建物の横手には源泉が流れています。川湯温泉は川にも温泉が流れているし、街全体が温泉に包まれているような場所で好き。でもいかんせん交通の便が悪いのがなんとも……。

どんよりした摩周湖を見てきた

川湯温泉にある唯一のセイコーマートで寄り道。ここのセイコーマートは看板が旧ロゴなのが特徴。改装されてもそのままなのでこだわりなのかもしれない。

チョコミントアイスをドリンクにした「飲むチョコミント」を購入。チョコミント感が強くておいしいよ。

11月には冬季通行止めになる川湯温泉から摩周湖に抜ける道を進んで「第三展望台」に到着。摩周湖の展望台は「第一」と「第三」があって、「第二」は冬場にスノーシュを使わないと行くことができない「幻の第二展望台」なんて呼ばれています。

第三展望台は第一展望台よりも高い場所にあるため、摩周湖を上から見下ろすような形に。個人的には第一展望台より好きな景色なのと、こっちは無料というのが良い。

曇り空でモヤがかかっているけども、逆に幻想的な光景が広がる摩周湖。中央に見える小さな島は「カムイシュ島」と呼ばれていて、240メートルの火山先端だけがちょこんと見えています。

こちらは反対側。摩周湖側とは異なり、天気が悪いと景色がガッカリなだけだった。

道の駅「摩周温泉」で休憩

摩周湖から市街地に降りて、トイレに行きたいと道の駅「摩周温泉」へと寄り道。すごい温泉がありそうな名前だけど、道の駅に温泉はありません。

売店を見てみると山わさびがあったので購入。すりおろして食べてみようかな。

釧網本線の廃駅「南弟子屈」へ

南弟子屈駅前

摩周から厚岸方面に向かう途中に「南弟子屈」という地名を発見。少し民家やお店の跡もあったので、これは駅があったのではと調べたらありました。

これが南弟子屈駅……ではなく、とっくに廃止されて「南弟子屈駅跡」になっています。路線は現役なので入れないように柵が設けてあり、一見するとただの空き地のよう。

廃止後にはホームなども撤去されていますが、駅舎は別の場所に移設されていて健在だとか。

駅跡の痕跡というと、近くに刺さっていた国有鉄道の杭くらいでしょうか。その昔は立派な木造駅舎に有人駅だったってのが信じられないような現状です。

厚岸にある道の駅「厚岸グルメパーク」で昼食

道中にあった塘路湖

平原やら川やらを見ながら走っていく弟子屈から厚岸に抜ける道。学校があっても「◯◯年ありがとう!」とか書いてあるし、全然人の気配がしない。廃線前の鉄道に乗りたいというのもあるけど、全盛期の北海道の街を巡ってみたい。

そしてやってきたのは、厚岸にある「道の駅 厚岸グルメパーク」です。ここでは厚岸が誇る牡蠣をはじめとした海産物を味わえるお店が入店。お昼時には列になるほどに混雑しているお店もあります。

JRの厚岸駅からもほど近い位置にあるので、鉄道旅行でやってくることもできます。

その中でも、今回は定食などが提供されている「レストラン エスカル」へ。厚岸産の牡蠣を中心にさまざまなメニューが並びます。

今回は「カキテキ御膳」を注文。お値段は2,980円とお高いのだけど、高いからと食べないほうがもったいない気がする。

少しすると牡蠣たっぷりの御膳が運ばれてきました。ソテーした牡蠣が乗った「カキテキ丼」にカキフライ、焼き牡蠣に生牡蠣とフルコースです。お味噌汁はアサリ入り。

大粒でぷりっぷりの牡蠣。ひとくち食べると口いっぱいに牡蠣の風味が広がります。いくらと山わさびはアクセントにちょうどいい。

カキフライと生牡蠣。やっぱり牡蠣と言えばカキフライだよね。衣は薄く付けられていて、揚げたてサクサク。スーパーとかのカキフライとは一味違います。

そして生牡蠣は牡蠣のミルク感を一番味わえる食べ方。翌日翌々日と「当たり」がないか不安だったけど、特に問題なかったのでセーフ。

最後に焼き牡蠣。バーベキューとかで焼くのも楽しいけども、焼き加減を考えたら焼いてもらったほうがいい。牡蠣を満足できる御膳で満足。ごちそうさまでした!

釧路空港に戻って関東へ帰還

厚岸のあとは釧路空港に向かうだけ。もう少し時間はあるけども、いつもギリギリになるので時間に余裕を持ちたい。

最終日はどんよりな1日だったけど、ここまで土砂降りとかには降られなかったのでよかった。さて、車に乗ってしゅっぱ……ドザアァァ……なにこのタイミング。

釧路市内にあるイオン……じゃなくてここは「釧路町」だった。隣り合って同じ名前の「市」と「町」があるからややこしいんですよね。

ここでお買い物やら無駄なケータイ屋のイベントに参加してたらいい時間。ケータイ屋からはトイレットペーパーくらいしかもらえなかったし、時間の無駄だった。

指定のガソリンスタンドの前に、市街地にあるモダ石油で給油。802キロを給油無しで走ってくれました。

給油したらティッシュペーパーをもらえた。ラッキー。

釧路空港から羽田空港まで – JAL/JL544便

無事にレンタカーを返却して空港へ。NOCとか付けたけども事故らなかったので、うれしいようなもったいなかったような。

帰りもJALでフライト。さっさと席についてゆったりしたかったので、優先搭乗が始まったら早々に搭乗してきました。

ピーチが就航してた時はよく来てたけど、なくなってしまってからは回数が減ってしまった釧路空港。朝の羽田発がちょうどいいので、女満別よりは使いやすいんだよね。

釧路空港が市街地から遠いのがよく分かる光景。最寄りのガソリンスタンドからもかなりの距離があるので、レンタカー屋さんも大変そうです。

定刻で羽田空港に到着。結構疲労も溜まっているのでさっさと家に帰りたくなっている。昔はまだ帰りたくない〜なんて思ってたのにな。

羽田空港から品川まで – 京急空港線・本線

羽田空港駅から品川駅までは京急線で移動。品川行きだから普段の京成車両ではなく、京急車両が割り当てられてそう。

予想通り、車両は京急600形でした。車端部にボックスシートが備え付けられているので、最後まで旅行気分で品川まで移動です。品川からは日常の現実って感じしかしないけど。

北海道の美味しいグルメを楽しめた3日間

毎年秋に巡っている道東。今回は女満別ではなく釧路空港を起点として巡ったので、野付半島や釧路湿原側も寄ることができました。

知床の観光船「おーろら」に乗れなかったのは残念だったけど、代わりに野付半島や夜の知床峠を観られたのは結果オーライかなと思ってる。そしてホタテや牡蠣など、北海道の海の幸を満喫できて、楽しい3日間だったな。

道東はいつきても楽しいので、次はいつ行こうか……でもあんまり旅行行き過ぎると他のことができなくて困るという問題。なんとかならないだろうか。

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