福岡経由で桃園に飛んで、鉄路で花蓮に向かう – 台湾を鉄道に乗ってぐるっと一周旅行:1日目

2024年の旅行記

今年3月に初めての海外旅行として行った台湾。前回はトランジットし過ぎて滞在時間が1日だけになってしまったので、リベンジしたいと再度予約していくことに。今回は台湾の鉄道に乗って1周巡ってみようかなって思ってます。

初めての海外なので色々調べてみた – 人生初の海外へ!トランジットで巡る台湾旅行:0日目
国内旅行よろしく全然計画を建てないで当日を迎えそう。さて、どこに行くか決めてません。

前回行ったときの旅行記。今思っても、何で初めての海外旅行なのに「中国」と「香港」経由で往復したんだろうか。無事に帰ってこられたから良かったけど。

サムティの株主優待を使って「センターホテル東京」に宿泊

東京駅からホテルに行く途中の道

TOBによって優待や配当が廃止されることが発表されているサムティ。無料宿泊券がもらえたので重宝していたのだけど、もう来年4月以降には使うことはできません。一応今年度分は確保していたんだけど、このままだと2025年3月までに使い切れ無さそう! ってことで前泊してみました(もともと6時半の飛行機だったけど。変更出来たので宿泊する必要なくなったんだけどね)。

東京駅の八重洲口から歩いて10分ほどの立地にあるセンターホテル東京。徒歩10分と聞くとめちゃくちゃ遠いようには聞こえないけど、途中に歩道橋を通ったりするので結構長い道のりに感じる。フロントは24時間営業なので、深夜のチェックインや早朝のチェックアウトも問題ありません。

入口は石壁で、なんか沖縄とかのホテルみたいな雰囲気(?)。今回は素泊まりだけど、朝食を700円で着けることも可能でした。でも近くのなか卯での定食らしいので、普通に食べに行った方が良い気がする。

シングルルームの客室。都心のホテルということもあってか、全体的にコンパクトな印象。シングルベッドやテーブルなど、必要なものは揃っています。

テーブルにはコンセントとUSBポートが設置。作業スペースも確保されているので、パソコンなどでの作業にも支障ないと思います。でもちょっと幅が狭い感じはするけど。

ベッドの前にはテレビと、個別のエアコンの操作パネル。ちょっと暑かったので窓を開けてみたんですが、近くの幹線道路の車の音が結構響きました。線路の側に住んでいて気になってないけど、ずっと音がしている幹線道路の側は結構きついかも……。

冷蔵庫の中にはミネラルウォーターが用意されていました。スイッチなどは無く、到着時から冷えていたので嬉しい。

ユニットバス。バスタブは小さめなので、ゆったりとした入浴とまではいかなさそう。シャワーの水圧は問題なかったので、シャワーを浴びるだけに済ませておきました。

チェックイン時に特典としてもらった自動販売機のコインを使ってドクターペッパー。好きなドリンクが無料でもらえるのはいいね。

始発で羽田空港へ向かって、経由地の福岡空港へ

ホテルを5時にチェックアウトして、最寄りの日本橋駅に向かって羽田空港へと向かいます。もう少し遅くても良いけど、リスク対策としては羽田空港に早く到着しておきたい。

本当は直行便で行きたかったけど、特典航空券の空きが無かったので行きは福岡空港経由に。でも前回のように他国ではないので、トランジットであっても気楽です。福岡空港のリニューアルした国際線ラウンジも行ってみたいし。

日本橋から羽田空港まで(都営浅草線、京急本線・空港線)

ホテルから歩いて日本橋駅へと到着。以前は定番のように使用していた都営浅草線と京急のルートだけど、都営地下鉄からの乗り継ぎ割引の廃止や京急の運賃値上げ、さらには快特の削減&急行化によって「高くなって遅く」なってしまった。そんなわけで最近はモノレール中心になっちゃったな。

  • 日本橋→泉岳寺:都営浅草線
  • 泉岳寺→京急蒲田:京急本線
  • 京急蒲田→羽田空港:京急空港線
  • 快特
  • 京成高砂→羽田空港
  • 日本橋→羽田空港
  • 5時12分→5時50分

都営浅草線の始発に乗って羽田空港へ。次の列車は13分後だけど、急行になってしまうので到着時間は20分も変わる。空港線内各駅停車は遅いよ……。

車両は京急1000形だけども世代はよくわからない。ふかふか座席で快適だけど、やっぱり京急といえば全面塗装な印象なので、ちょっと物足りなく感じる世代。

羽田空港の「ANA LOUNGE」で休憩

羽田空港に到着後、混雑する保安検査場を横目に優先レーンで通過。ちょっとしたことだけど、こういう所でステータス持ってていいなって思う。そして保安検査を通過したら「ANA LOUNGE」へ。パワーラウンジでも良かったんだけど、距離が遠いんだよね。

「ANA LOUNGE」では、コーヒーやジュースなどのソフトドリンクのほか、ビールや梅酒などのアルコールも提供。私は好き好んで飲むことはないけど、アルコール好きな人には飲み放題で天国なんじゃないだろうか。

おつまみコーナーにはいつもの「ミックスおかき」と「ミニバームロール」が置いてありました。期間限定って書いてあるけど、いつまで置いてあるんだろう。

ドリンクはアイスコーヒーと、お菓子を少々持ってきました。このアイスコーヒーは結構酸味が強いタイプで、私の好みな味わいでした。ドリンクを飲みながらブログを書き進めているけど、前回のホテル記事書き終わってないんだよな。

羽田空港から福岡空港まで(ANA/NH241便)

台湾に行く飛行機に乗るために、まずは福岡空港へと出発。搭乗時間は2時間ほどのフライトです。

黒塗りしちゃってるから分かりにくいんだけど、国際線の乗り継ぎとなるフライトでは氏名部分がローマ字で表記されます。他の部分は国内完結の搭乗券と同じかな。今どきはスマートフォンで搭乗券も出せるけど、こうして発券して持ち帰るのが趣味。

機体のことは調べてなかったんだけど、乗ってみたら最新鋭の「787-10(78K)」でした。

この機体は全座席に大型モニターを搭載している他、座席下にはコンセントも設置。もちろん機内Wi-Fiも利用できるため、パソコンなどでの作業であっても充電を気にせず利用可能です(でもコンセント通電してないときがあるけど)。

搭乗すると朝日が昇ってきました。普段なら家でのんびりしている時間だけど、飛行機で旅行ってときは夜明けを羽田空港で迎えることもしばしば。

羽田空港を離陸してお台場の上空を通過。レインボーブリッジや東京タワー、都心の高層ビル群などを見下ろすことができます。

広大な関東平野と、遠くに見える富士山。関東平野の大きさを実感するとともに、雪景色の富士山もきれい。

ぐるっと旋回して西に向かう航路だったので、途中スカイツリーも上空から見ることができました、そういえば展望台に行ったことないんだよな。いつでも行けると思うと逆に行くことも無く、もう開業から8年も経ってしまった。

飛行機に乗っていると山梨県上空へ来るのもあっという間で、河口湖と富士山も眺められました。新幹線で有れば進行方向右側の窓側に座れば見られるけど、飛行機の場合は航路によって右に見えたり左に見えたり。確実に見たいのならば航路もチェックしておく必要があります。

飛行機は降下をはじめて福岡市内上空へ到着。完全な市街地だけど、こんな場所に空港があるから驚き。

市街地に突っ込むかのような着陸光景。わかっていてもちょっとスリルを感じられます。

国際線ターミナルに移動して出国手続き

福岡空港は国内線と国際線が離れているので、いったん到着口から出てバスに乗って移動します。国内線と国際線を行き来するバスは無料で乗車可能です。

国際線ターミナルの出発口から保安検査と出国審査を受けて無事に出国。日本国籍ならばすんなりゲートを通れるはずなので、そんなに早くから来なくても大丈夫だと思う。

プライオリティ・パスも使える「ラウンジ福岡」で朝食

福岡空港の国際線出国エリアには、航空会社ラウンジが2つと、カードラウンジが存在。今回は最近リニューアルした航空会社ラウンジ「ラウンジ福岡」へやってきました。

本来はプライオリティ・パスが使えるラウンジなのだけど、一時的に利用不可になっているらしい。とはいえ、今回はANAのステータス(スターアライアンスゴールド)で入るので問題なし。

おしゃれな入口のラウンジ福岡。入口で搭乗券を見せたら何かのステータス無いかと聞かれたのでANAのステータスカードを提示。どっかに電話してOKということで入れました。

室内は清潔感あふれる広々とした空間。コンセントを備えたソファ風の座席や複数人でもゆったり過ごせそうな大きなソファなどを完備。混雑具合もそこそこだったけど、これはプライオリティ・パスで入れないからかな。

他にも向かい合わせで座れる喫茶店やレストランのような席や、滑走路を眺めながら過ごせる席もありました。多くの席にコンセントやUSBの設備があるのも助かります。

国際線のラウンジには国内線とは異なり、ビュッフェ形式の軽食が提供されていることが多く、ここ「ラウンジ福岡」でもズラっと並んでいました。国際線ラウンジでの食事も海外旅行の楽しみだよね。

卵焼き。中には博多明太子がたっぷり入ってます。

博多名物らしい焼き鳥。鶏皮だけだったけど……。

とんこつラーメン。スープの味は濃厚で美味しかったんだけど、麺が一般的な中太麺。博多のラーメンって細麺な印象があるので、できれば細麺にしてほしかった。

ご飯は白米のほかに五目釜飯のラインアップ。あんまり五目感はなかったけどね。

ゴロゴロ野菜(?)のビーフカレーとミネストローネ。ご飯に乗せてカレーライスとかも作れます。

パンコーナー。ロールパンやチョコ入りの食パンのほか、明太フランスもありました。すぐ温まるトースターがあるので、さっと焼いてカリカリの食感を楽しめます。

ぐるっと回ってサラダコーナー。レタスをはじめとしてブロッコリーやヤングコーンなどがありました。ブロッコリー好きだからうれしい。

横にはミートソースを絡めたペンネにジャーマンポテト、肉団子とソース焼きそばがありました。

先ほどの卵焼きとは別の場所にオムレツもあります。似たような料理が2種類あるのも珍しいかも。

サラダの裏手にはさつまあげと筑前煮、青菜のおひたしのほか、みそ汁やじゃがいもの豆乳スープといった汁物が用意されています。

デザートコーナー。カットゼリーにフルーツポンチ、さらにイチゴのロールケーキがありました。

なおメニューに関してはずっと同じわけではなく、ローテーションで変わっているみたい。私が居たときにも「鮭の塩焼き」がなくなって「さつまあげ」に変わっていたし。

続いてはドリンク。ジュースやコーヒーなどのソフトドリンクのほか、ビールを含むアルコール飲料が提供されています。

また、お茶のティーバッグが置いてあるコーナーには、紅茶に合いそうなルマンドも置いてありました。

一通り食べたいものを持ってきた1巡目。内容としてはビジネスホテルの朝食のような雰囲気だけど、福岡名物のメニューがあるのはうれしい。

2巡目にはとんこつラーメンも持ってきました。スープはとても美味しいのに、やはり麺が違うのが気になる。ぜひ細麺に切り替えてほしいけど、いろいろ問題があったりするのかな。

コスタコーヒーでゆったり。

もう少し食べたい欲はあったけども、この先飛行機でも機内食が出ると思ってセーブ。十分食べてる気はするけど、これは「朝ごはん」です(だから太るんだよ)。

エバー航空に乗って台湾へフライト

福岡空港からのエバー航空は初めてなので、少し早めに搭乗口へ。搭乗口の真ん前にいれば乗り遅れることはありません。

でもエバー航空の飛行機ってついさっき着陸してなかったかなと思っていると、ガラガラと出発時刻遅延の告知が。本来の出発時刻に搭乗開始らしく、15分ほど遅れそうです。

ラウンジ戻っても仕方ないので、プライオリティ(優先搭乗)の列に並んで待機。ANAでは「グループ2」として2番目となるステータスだけど、エバー航空では最優先の「1」と同じ搭乗が可能です。

福岡空港から桃園国際空港まで(エバー航空/BR105便)

無事に搭乗が開始されて飛行機へ。先ほどのANA便と同じ「B787-10」の機体で、全席モニター付き。

でもコンセントの設備はなく、モニター下の「USB-A」のみとなります。これでもスマホやカメラ充電なら十分だけどね。

以前搭乗した「上海浦東空港」や「香港国際空港」へのフライトでは日本語のアナウンスは無かったけど、福岡空港発着便では日本語アナウンスも実施。日本語の話せるキャビンアテンダントも搭乗しています。

それでは福岡空港から離陸。日本を脱出して台湾へのフライトです。飛行時間は2時間半ほどだけど、時差があるので台湾到着時には1時間半後の時間です。

離陸してしばらくすると、機内食が運ばれてきました。なんて言っているかよくわからなかったけど、とりあえず「チキン」らしい。パッケージにも「CHICKEN」って書いてある。一緒に来る麦茶は甘味付き。台湾では「無糖」と書いてないお茶を買うと甘いので、購入する際にも要注意。

熱々の銀紙を取って中身をオープン。ボイルした鶏肉が乗ったご飯に、卵と厚揚げの煮物、ブロッコリーにたくわんでしょうか。他の容器にはレンコンやパプリカの冷やした煮物のようなメニューのほか、デザートにはケーキが付いてきます。

エバー航空の機内食はレベルも高くて美味しいので、あんまりラウンジで食べ過ぎて食べきれない……! にならないように気を付けたいね。

台鉄に乗って台北から花蓮へ

少し遅延はしていたけど、無事に桃園国際空港に着陸。イミグレーションを事前にスマホで入力しておいたので、入国審査もスムーズに済むかな。

今日の目的地は台湾東部にある街「花蓮」です。とりあえず明日高雄に行こうかなと思いつつ、初日に無難な時間に到着できそうな場所ってことで選びました。1日台北で過ごせば観光できるのに、観光なんてそっちのけで電車に乗るだけ……。

桃園空港で原資金を調達してきた(祝!5000元獲得)

桃園国際空港に到着後、入国審査を受けて外へ。日本からの飛行機は検疫も無いし、入国審査も爆速で終了。到着から入国まで30分も掛からないんじゃないかなって思う。

そしてやってきました「台湾ラッキーランド」の会場。抽選で5000元(日本円で25,000円以上!)が当選するというキャンペーンで、かなりの当選確率なんだとか。でも前回はハズレてしまって、今回は2回の抽選権を持ってリベンジです。

なんかゲームの雰囲気が変わっていたけど……当選! 台湾豪遊の権利が獲得です。これでコンビニとかの買い物は実質無料だし、お土産だってこれを使えば無料。逆に使い切るのが大変かもしれない(日本で言うと2万円チャージのSuicaを旅行中に使いきれという感じ)。

当選するとこんな感じのパッケージで渡されます。電子マネーを選ぶと「EasyCard」とか「iPASS」などから事前に選ぶ形となっていて、今回は「EasyCard」を選択。台北に行くMRTの運賃もこれで支払えます。有効期限は90日しかないので、3日で使い切るか、90日以内に来るか……。

EasyCardやクレジットカードはあるけども、やっぱり現金しか使えない店も多いのが現状。なので2000元(大体1万円くらい)をRevolutで引き出してきました。レートが良いので海外旅行には便利な一枚です。

機場第二航廈(空港第2ターミナル)から台北まで(桃園MRT)

空港でやりたいことが終わったので、外に出てMRTで台北へ。ちょうど良く直通(速達)列車が来ていたのでラッキー。

普通列車と比べると、途中駅を8駅通過します。到着時間も結構変わるので、時間を合わせて乗りたいところ。

MRTの乗車にも、先ほど当選したEasyCardが利用可能。台湾の鉄道にしては結構高い運賃が取られるので、全部無料となるのは助かる。使えるところは限られるけど、使える場所を中心に買い物をすれば出費も抑えられそう。

そして桃園MRTで注意しないとならないのが、ペットボトルのお茶なども含めて「飲食禁止」です。違反すると最大で7,500元(37,500円)ほどの罰金が取られてしまうので、ウッカリということが無いようにしないようにしましょう。

桃園MRTは空港近くや台北駅に関しては地下だけど、多くの区間は高架なので景色が良い。でもあいにく曇り空でどんよりとした感じの空気感。なんか台北はしばらく天気が良くないみたい。

そうして台北駅に到着。ここからは台鉄へと乗り換えるのだけど、その前に事前購入しておいたフリーきっぷの引換を行ってきましょう。

台北駅でチケットの引換や乗車券の発行をしてきた

台北地下街の案内図。こうして見ると読めなくたって意味は全部わかるのが、漢字圏の大きな利点です。話しているのは全然理解できないけどね。

とりあえず高鐵のチケット売り場で取り換えるってことなので、見つけてやってきました。よくわからんけど「5日のチケットを引き換えたい」と翻訳で出したら伝わったようです。でも今更ながら、これ元取れないんじゃないって感じている。

乗り放題チケットを入手したら、次は台鐵で乗車する特急の指定席券を入手しないとと思い、改札に来たら「上がって曲がった先で依頼して」ってことなのでまたまた移動。

指定された場所に行くと開けたフロアがあり、きっぷ売り場やお店などが立ち並んでいました。さて早速……と思ったら、なんか日本語が聞こえてくる。

聞こえる先に向かうと、鉄道模型メーカーの「KATO」が台鐵とコラボしてイベントをやっているみたい。なんか台湾に来たのに、日本の列車の模型を見るってのも面白いね。

模型コーナーを適当に見て回って、目的のきっぷを購入。16時08分発があったようだけど、のんびりしていたので過ぎてしまったみたい。

きっぷ売り場で座席指定券と引きかえ。台北から花蓮までは3時間くらいかかるみたいで、結構な長い道のりです。座席は「7」らしいけど、そういう感じの並びなんだろうか。

駅の中央広場には大きなクリスマスツリーが立っていました。もうクリスマスだね……。

駅前には機関車の展示がされていました。昔走っていたのかな。

駅の中をぶらぶらしていると、日本企業もちらほら進出しています。なんか日本企業の特徴として、日本語の表記そのままってのが結構多いんだよね。コンビニとかも日本語の商品売ってたりするし。

台北から花蓮まで(台鐵北廻線)

そろそろ列車の時間になるので、改札を通って列車に乗りに来ました。日本的には「台北」っていうけど、こっちだと「臺北」って書いてあるのが多いみたい。でも現地でもどっちにするかは人によってらしく、同じホームページなのに「台北」と「臺北」が混じっていたりもするんだとか。

と言ったそばから、駅中央部の記載は「台北」でした。

乗車する電車は17時03分発の「台東」行き。車種の「新自強」というのは特急列車の意味で、全席指定の列車です。特に遅れも無いみたいですね。

これが新自強に使用されているEMU3000系列車。座席にコンセントも付いているので、長時間の移動中に充電することも可能。なんだか京成スカイライナーのような雰囲気もあります。

時刻通りに発車して花蓮へと向かいます。途中駅の「松山」は台北のメイン空港がある場所で、日本と同じ空港名なのが面白い。たしか桃園からは松山空港(愛媛)にいくもののあったような。

台北から花蓮までの乗車時間は2時間45分ほど。外は暗くて車窓も撮れず、ゆったり過ごしていたら花蓮駅に到着です。7分ほどの遅延が発生していたけど、まあ許容範囲内でしょう。

台湾東部でもターミナルとなっている花蓮駅。普通列車では花蓮止まりの列車も多く設定されています。駅の雰囲気自体は日本と大きく変わらないね。

「花蓮」はファーリィエンのように読みます。どうも日本人的には「カレン」と読んでしまいがちだけど。こうして現地に来ると「中国語を学びたい」って気持ちが高まるよなぁ。

花蓮の街を歩いてホテルへと向かう

トイレとかを済ませていたら、時間は20時(日本時間だと21時)になっていたので、早めにホテルへと向かいます。今日のホテルは花蓮駅から徒歩30分と結構な距離だけど、街を散策して歩くついでには良いかなーと思って予約。そんなに治安が悪いわけじゃないしね。

台湾の道路は右側通行。そう考えると歩くのも右側の方が良いのだろうかと思うけど、どうしても癖で左側を歩いてしまいがち。

駅前にある大きなビルや飲食店など。日本に比べると台湾の夜は長く、この時間でも多くの人が街中を歩いていました。台北とかだと近代的な雰囲気だけど、郊外の都市だと東南アジア感も感じられます。

歩道がボッコボコになっている。なんかちらほらそういう場所を見かけて、どこを歩けばいいんだよと思うこともしばしば。こう見ると日本の道路はよく整備されています。

左右に多くの店が立ち並び、中央の道路を多くのバイクや車が行き交う光景。なんか普通の街が観光地の道路みたいな雰囲気です。

20時半だってのにイベントが実施されているデパート。そもそも日本だとデパートなんて19時とかには閉店しそうなのに、ここは22時までやってます。それでも客は来ているし、台湾人って夜遅くまで行動してるなぁ。

店内を覗いてみたらダイソーがあったけど、日本なら110円の物がこちらでは200円越え。全的的な物価も考えると、台湾人にとってダイソーはちょっと高めなお店なのかもしれない。

花蓮の中心部にあるホテル「天璽商務飯店(Cullinan Hotel)」に宿泊

本日宿泊するのは、花蓮中心部にある「天璽商務飯店」です。英語では「Cullinan Hotel」と書かれていて、読み方としては「クリナンホテル」でしょうか。Agodaで予約を済ませていて、1泊4,500円ほどでした。

ロビーの雰囲気はこんな感じ。左側は食事会場のようにも見えるけど、現在は朝食とかの提供は行っていないらしい。現地バイキングとか食べたかったなと思いつつ、どうせ空港で食べるか……。

1階のフロントにスタッフがいるのは22時間まで、それ以降は部屋のカードキーがフロントに置かれる形です。でも台湾人はともかく外国人の場合はパスポートの提示が必要なので、スタッフがいる時間内に来るのが無難です。

朝は8時からしかスタッフはいないようだけど、早く出ていきたい人向けのカードキー入れが用意されていました。

アメニティコーナー。2024年5月からはアメニティは有料となったようで、歯ブラシや水(台湾では水道水は飲めません)、クシなどは1つ5元(25円くらい)で購入する形。値段が安いのは良いんだけど、小銭が無いと買えないため、スタッフが居ない時間だと小銭を用意しておく必要があります。

なお水に関しては、ペットボトルなどを持参すれば飲料水コーナーで無料で補給することが可能。どこまで神経質にするべきかはわからないけど、歯磨きとかにも飲料水を確保した方が良いような気はする。

チェックインを済ませてエレベーターに乗ると、日本語で記載された案内もありました。スタッフに日本語が通じるわけではないんだけど、日本人に対しても丁寧に対応してもらえます。

清潔感溢れる快適な客室、Wi-Fiも利用可能

今回予約したのはツインルーム。1つのベッドを荷物置き場のようにできて好きなんだよね。想像以上に部屋の雰囲気も良く、ごみや汚れなども無く快適な空間。あらかじめ空調が入れてある配慮も嬉しい。

テレビと上にはWi-Fiのアクセスポイント。部屋ごとにアクセスポイントが設置されていて、結構快適な速度で利用可能です。なお台湾のインターネットは中国のようにブロックされていないため、日本で使っているSNSなども問題なく利用可能。まあ問題としては中国語の広告が色々流れてくるくらい。

冷蔵庫やケトルなど。ちなみに台湾のコンセントは形状は同じだけども電圧が110Vなので、ドライヤーなどを持ち込んだ際には対応しているかチェックしてから差し込みましょう。

電気は良くあるカードキーを差し込む方式。出ていくときに充電できないなどの問題はあるけど、カードキーを失くすリスクを考えると良く出来ているようには思える。

エアコンも完備されているので、夏の暑い時にも快適に過ごせそうです。

トイレとシャワールーム。台湾では基本的にシャワールームがあるのが一般的で、湯船は無い印象。お湯はすぐ出るし水圧も問題なく、快適なシャワーを浴びられます。また、トイレの横にはゴミ箱があり、トイレットペーパーはそこに捨てるってのが台湾の常識。間違えて流さないようにしましょう。

夕食をファミリーマートで購入してきた

麻辣と書かれた唐揚げと、辛い牛肉入りのおにぎりを購入。こういうのって日本だと全然辛くなくてガッカリするんだけど、台湾の物はちゃんと辛い。これが私の求めているものだって感じで好き。

おでんのようなものも色から見て辛い。というかファミリーマートに入ると麻辣の刺激臭がしているんだよね。目がショボショボするよ。

明日は花蓮から高雄を目指して南下する1日、高雄でゆったりしたい

今日は空港から花蓮に来ただけで終了してしまったけど、明日は朝から台湾で過ごす1日。前回のように最終日が3時起きのようなことも無いので、ゆったり過ごせそうです。流れとしては花蓮から高雄に行って、市街地を観光しながら食事かなーという感じ。おすすめのお店も教えてもらったので、是非とも行ってみたいな。

てか台湾楽しい、居るのにまた行きたい。

花蓮から高雄まで、新自強号に乗って南下してきた - 台湾を鉄道に乗ってぐるっと一周旅行:2日目
花蓮から台湾南部の都市「高雄」まで移動する1日。廃止が予定されている客車列車に乗れたので嬉しかった。

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