旅行をすると静かな温泉旅館を探しがちな私。今回はさつま町にある「紫尾温泉」という温泉地の「ちどり荘」に泊まってきました。
トロトロなアルカリ性の泉質の温泉に、鳥刺しなどのご当地グルメも楽しめる温泉旅館です。
紫尾温泉にある「ちどり荘」に宿泊
本日の宿は鹿児島県さつま町にある「ちどり荘」です。ここは「神の湯」とも言われることがある「紫尾温泉」にある旅館で、源泉掛け流しの温泉が楽しめます。
入り口を入ると談笑スペース。温泉の湯の花などを販売しているコーナーも有りました。
トイレや洗面台、冷蔵庫などは共用。こういう旅館では良くあるスタイルです。
部屋は和室で冷暖房は完備
今回の部屋は和室の6畳でした。室内にはエアコンも設置されているので、好みの温度に調整して快適に過ごすことができます。
浴衣やバスタオル・フェイスタオルなど。こういう旅館のフェイスタオルってどんどん貯まってコレクションになりがち。
お湯が入った魔法瓶とテレビ、裏には空気清浄機が置いてありました。
鹿児島名物の「鳥刺し」もある夕食
今回は夕食がグレードアップとなるプランで予約。天ぷらをはじめ、煮物や川魚の塩焼きなどが並びます。
天ぷらはカボチャやピーマンなどの野菜のほか、エビもありました。
川魚の塩焼き。名前を聞き忘れてしまったんだけど、ヤマメとかだろうか。アユじゃなさそうに見える。
そしてお刺身は魚……じゃなくて鶏肉です。一般的には鶏肉の生食はNGだけど、鹿児島県や宮崎県などでは古くから食べられてきたこともあり、独自の衛生基準を持って鳥刺しが提供されています。
柔らかくて美味しいんだけど、1週間くらいはちょっとドキドキして過ごさないとならない(鶏肉の食中毒であるカンピロバクターの潜伏期間は3〜5日程度と長めのため)。
グレードアッププランに付いてきたウナギのかば焼き。そのまま食べてみたけども、ちょっとしょっぱいな……ってことで白米をもらってきました。
ホカホカのご飯にかば焼きを乗せていただきます。贅沢な気分でお腹いっぱいです。ごちそうさまでした。
内湯と露天風呂がある源泉かけ流しの温泉
温泉は源泉かけ流しの天然温泉。アルカリ性のトロトロしたお湯が特徴です。
露天風呂。内湯に比べると泉温が低めなので、冬場だとちょっと寒いかも。
温泉成分表です。源泉温度は50℃ほどで掛け流しにはちょうど良い温度。泉質は「アルカリ性単純硫黄温泉」で、pH9.5と結構高め。お肌がすべすべになる美肌の湯です。
品数豊富な「ちどり荘」の朝食
朝食を8時にしたのに、起きたら8時2分。一度来ちゃったかなと下に降りて行ったらこれから来るところでした。そうそう、食事は2食とも部屋食なので、周囲の目を気にせずに自分のペースで食べることができます。
おかずは目玉焼きやサバの塩焼き、納豆や長芋など朝食らしいおかずが並ぶラインアップ。朝からしっかり食べて出発準備も万全。
宿の隣にある「紫尾神社」には紫尾温泉の源泉が湧く
ちどり荘の隣にある神社は「紫尾神社」と呼ばれ、紫尾温泉の源泉の湧き出る場所です。
源泉が湧き出る場所は神社の本殿、賽銭箱の下あたり。そんな場所から湧き出ていることもあって、紫尾温泉は「神の湯」とも呼ばれることもあります。
神社の横には日帰り温泉施設があります。今回は宿泊したので入りませんでしたが、気軽に紫尾温泉の「神の湯」を楽しむことができます。
入口の横には足湯施設もあります。こちらの料金は無料でした。
また、入浴や足湯だけではなく「飲泉」ができる蛇口も用意されています。アルカリ性の硫黄泉ということだったけど、あんまり金属感などは無くて飲みやすい印象。美味しいわけではないけどね。
泉質検査表。飲泉許可は取っているけども、逆に浴用許可は無いらしい。
トロトロな美肌の湯や、部屋食で美味しい食事も楽しめる宿「ちどり荘」でした。静かな場所でゆったりと過ごせて、気分も体もゆっくり休められます。お世話になりました。
建物は古めだけども、懐かしい雰囲気を感じられる温泉旅館
古くからある旅館なので、結構階段が急だったりと「古い家ってこんな感じだよね」って思える佇まいのちどり荘。田舎の実家に泊まるような(私の親の実家はそこまで田舎ではないけど)雰囲気で、ゆったり落ち着ける空間でした。
また、料理は部屋食で地場グルメも楽しめるので、自分のペースでのんびり食べられるのも嬉しい。天然温泉もトロトロでお肌すべすべになるので、肌質良くしたい人にもおすすめ。良い宿でした。
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