北九州の未乗鉄路巡りと、関門海峡の人道トンネルへ – 大分と福岡を巡る2泊3日の旅:2日目

2025年の旅行記

今日はJR九州の株主優待券を使って北九州市を巡っていきます。別府から数時間の移動を行って、そこからケーブルカーに乗ったりトロッコ列車に乗ったりしつつ、関門海峡を越えて山口県に上陸! って感じの行程で計画中。天気があんまり良くなさそうだけど、大丈夫かな……?

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今日は大分空港からハーモニーランドに直行。遊園地のアトラクションのほか、キャラクターの集まるショーを見てきました。

「別府ステーションホテル西館 ホテルスター」の朝食は和定食スタイル

「別府ステーションホテル西館 ホテルスター」の朝食は和定食でした。食べ放題のバイキングではないので、900円を支払うならば近くにある「HOTEL AZ」の外来朝食に行った方が良いかもしれない。コーヒーは無料サービスです。ごちそうさまでした。

北九州にある「皿倉山ケーブルカー」に乗りに行って来た

今日の1つ目の目的は、北九州市にある皿倉山に上るためのケーブルカー「皿倉山ケーブルカー」に乗ること。この山は夜景がきれいなことが有名らしいんだけど、私は「乗ること」が目的なので真昼間に行ってきます。

1日お世話になるのは、JR九州の株主優待券。金券ショップなどで購入したわけでもなく、普通にNISAで持っている株です。以前の優待券は片道半額券だったけど、1日乗り放題となったことで日帰り旅行などにも使いやすくなりました。

なおきっぷだけで普通・快速列車には乗り放題なほか、別途特急券を購入することで特急や新幹線(山陽新幹線は西日本なので不可)に乗車することができます。金券ショップでは4,000円位で取引されているようで、以前の優待券より価値が上がっている印象です。

別府から中津まで(日豊本線)

別府と言えば温泉ということで、駅名表にも温泉が描かれています。まずは大分県の北端にある「中津」までの乗車です。

  • 628M
  • 別府→中津(日豊本線)
  • 普通
  • 幸崎→中津
  • 別府→中津
  • 8時00分→9時20分

別府から中津まで行く列車は1時間に1本程度。1本逃すとかなり待たされるので、普通列車の旅であれば時間をよく見ておきましょう。まあ特急に課金すれば余裕で追いつけるんだけど。車両はたったの2両しかない。

車両は815系でオールロングシート。1時間半の旅なのでクロスシートが良かったな……。

中津から西小倉まで(日豊本線)

中津駅に到着。ここからは小倉方面の列車に乗り換えです。中津と言えば「中津からあげ」が有名だけど、揚げたての中津からあげを食べたことが無いから一度は食べてみたいな。そして駅名標に「福沢諭吉」が描かれているのは、幼少期に中津で過ごしていたことから。

  • 2540M
  • 中津→西小倉(日豊本線)
  • 普通
  • 中津→小倉
  • 中津→西小倉
  • 9時38分→10時40分

中津駅で15分くらいの時間があったのでトイレを済ませて乗り換えホームに。日豊本線と鹿児島本線の乗換駅となっている西小倉駅まで、1時間ほどの乗車です。別府からは2時間半ほどなので、普通列車で行けなくもない時間かなと思います。

車両は813系。今回はクロスシートで運行されていたので、ゆったりと車窓を眺めながらの移動です。しかし普通列車の途中駅で特急に通過されていくのを見ると、特急街道だなーって実感する。

西小倉から八幡まで(鹿児島本線)

西小倉駅に到着。ここから鹿児島本線に乗り換えて「八幡」に向かいます。

  • 3121M
  • 西小倉→八幡(日豊本線)
  • 区間快速
  • 門司港→八幡
  • 西小倉→八幡
  • 10時47分→11時00分

西小倉から八幡までの乗車。列車は区間快速の博多行きで、折尾か福間からは快速運転。以前の青春18きっぷ旅行では良く乗車していた記憶があるけど、この区間は特急の方が乗ってるような気もする。在来線特急料金も600円だし。

車両は817系。オールロングシートだけど、15分程度の乗車なのでどっちでも良いかな。それよりも3分くらいの遅延している方が気になる。駅からのバスが5分しかないのに……。

八幡駅から東台良町まで(西鉄バス)

ケーブルカーの駅までは直通バスが無く、途中のバス停から歩いて行かないとならないらしい。ってことで西鉄バスに乗車したんだけど、実は無料のシャトルバスが運行されていて発車時間も同じ。右に見えるオレンジ色のバスに乗れば、無料で駅前まで連れて行ってくれる……と知ったのは発車後。

山麓から山上まで(皿倉山ケーブル)

西鉄バスの最寄りから歩いて皿倉山ケーブルカーの山麓駅に到着。上は雲の中にいるような状況で景色は見えないらしい。まあ景色は二の次なんだけどね。

ケーブルカーとスロープカーの往復で1,230円。キャッシュレス決済が使えるので楽天ペイで払ってきました。

乗車人数も少なかったので、一番前の展望席を確保できました。まあケーブルカーとかどこもそこまで景色は変わらないんだけど。

スロープカーに乗って展望施設へ

ケーブルカーの山上駅からは、スロープカーという乗り物に乗って展望台へと向かいます。まあ見てわかる通りの有様なので、スロープカーからの景色は言わずもがな。

まあ何も見えませんわな。雲の中を突き進むような雰囲気です。

展望台がある施設には、ちょっとしたレストランも用意されていました。プリンとか気になったけど、さっき乗らなくてもいい西鉄バスに乗って不要なお金を払ったので、その分の回収ってことで我慢。

で、遠くまで見える絶景スポットとなっている展望台だけど、見えるのは一面の真っ白な光景。これはこれで面白いけど、絶景を見たかったな。

展望台の1階には、焼き芋の自動販売機やプリクラ機が置いてありました。焼き芋の自販機とか初めて見たかも。

山上から山麓まで(皿倉山ケーブルカー)

天気が良ければハイキングとかしても良い場所だけど、こんな天気ではそのまま帰るだけです。てか寒いから早く下りたい。

ケーブルカーで山麓に降りてきたら、八幡までのシャトルバスに乗車して駅まで移動。行きもこれで来れば無料で坂道を上らなくても良かったんだよなぁ。

門司港のトロッコ列車と歩いて渡れる関門トンネルへ

ケーブルカーに乗れたので、次の目的である門司港から運行されているトロッコ列車への乗車に向かいます。しかし天気が荒れてきて雨足も強くて辛い。傘があっても風が強くてあんまり役に立たないし。

八幡から門司港まで(鹿児島本線)

八幡駅に戻ってきました。ここからは小倉の先「門司港」まで電車で移動します。

  • 632H
  • 八幡→門司港(鹿児島本線)
  • 普通
  • 直方→門司港
  • 八幡→門司港
  • 13時02分→13時32分

電車が遅延していたからか、大混雑の車内。まるで都内の満員電車のような感じで門司港を目指します。

車両は817系。小倉までは大混雑だったけど、小倉より先は空いていて座席に座ることができました。みんなそんなに小倉に行く用事があるのかな。

九州鉄道記念館から関門海峡めかりまで(北九州銀行レトロライン)

門司港駅の近くにある「北九州銀行レトロライン」の駅、九州鉄道記念館にやってきました。路線名に北九州銀行と入っているのは北九州銀行が命名権を持っているからで、正式名称は「門司港レトロ観光線」です。

元々JR貨物の貨物線だった部分と、田野浦公共臨港鉄道の廃線跡を再利用して運行されているトロッコ列車の潮風号。最高時速15km/hと自転車並みの速度でゆったりとした旅を楽しめます。

ちなみに一応平成筑豊鉄道の路線なので、ここに乗ってようやく九州の鉄道線が完乗となりました。

途中のトンネルでは天井がライトアップされ、海で捕れるお魚たちがたくさん。暗いので写真撮りにくいけど、いい感じに撮影できた。

そして車内では乗車記念の撮影などもできます。してもらおうかと思ってたんだけど、バタバタしてたらタイミング逃しちゃった。

関門海峡を徒歩で渡れる人道トンネル

関門海峡めかり駅から歩いて6分ほどで、関門橋の真下あたりに到着。普段なら海を眺めながらのんびりだけど、今日は雨風が強くてヒイヒイ言いながらの苦行みたいな感じに。

そんな思いをしてまでも来たかったのは、関門トンネルの人道です。ここは福岡県と山口県の県境を歩いて渡れるトンネルで、渡る目的よりも観光できてる人のが多そうに感じる。

まずはエレベーターに乗って地下へ。1分未満くらいでトンネルまで降りられます。

国道2号線に指定されている人道トンネル。約800mほどなので、往復しても30分くらいで帰ってこられると思う。

下関に出発。ジョギングコースとして使ってる人も多いみたいで、結構走っている人もいました。

本州と九州の境目、県境です。ここを跨いで写真を撮ると「県をまたいで〜」って感じになるので、多くの人が記念撮影をしていました。

こうすれば県を跨いで撮影……といっても、県境なんていくらでもあるんだよな。

そして下関側に到着。少し時間もあるので地上まで上がってみることに。

出口を出ると駐車場があり、多くの車が停まっていました。福岡県側よりも建物とかが多い印象です。

関門橋を山口県側から眺めます。天気が良ければ真下まで行ってみたいけど、この天気では屋根のある場所から出たくなくなる。

さて、あんまり時間もないので福岡県側に戻りましょう。バス乗り遅れたら大惨事だし。

来た道を戻って福岡県に向かいます。同じ道を行き来すると、なんだか行きよりも早く感じるよね。

小倉で食事をして宿に向かって南下

今日のやることは無事に終わったので、遅めの食事をしつつ宿へと向かいます。何食べようかなーとアミュプラザを見てたらお寿司屋さんがあったので食べに行こ。

関門トンネル人道口から門司港駅まで(西鉄バス)

行きは関門海峡めかりからの徒歩で辛かったけど、帰りは目の前にバス停があるので快適。電車の往復券買わなくて良かった。

西鉄バスなので購入した1日券も利用可能。myrouteの割引でなんとか元を取った感じがする。

門司港から小倉まで(鹿児島本線)

門司港駅に到着。この駅は国の重要文化財として登録されていて、立派な佇まいと共に歴史を感じられます。

  • 4145M
  • 門司港→小倉(鹿児島本線)
  • 区間快速
  • 門司港→羽犬塚
  • 門司港→小倉
  • 15時24分→15時36分

門司港から小倉までの所要時間は11分ほど。基本的に鹿児島本線の列車は門司港発着が多いので、列車本数としては比較的多めです。

列車は羽犬塚行き。羽犬塚ってどこなんだと思って調べてみると、博多や久留米よりも先の駅でした。終点まで2時間半の長旅電車です。

小倉駅のホームにある「ぷらっとぴっと」でかしわうどんを食べてきた

小倉駅のホームには「ぷらっとぴっと」といううどん屋さんが営業中。名物の「かしわうどん」を食べてくることに。

こちらが「かしわうどん」500円です。博多のうどんとも違う麺で、寒いホームで温かいうどんを食べるのは格別。つゆも美味しくて飲みきっちゃった。ごちそうさまです。

アミュプラザ小倉の「廻転寿司平四郎」でお寿司

うどんを食べて、アミュプラザ西館6階にある「廻転寿司平四郎」にやってきました。さっきのうどんは食べすぎないようにってことで。

2貫で143円の鯛。値段はすごい安いんだけど、弾力もあってめちゃくちゃ美味しい。こればっかり食べたくなる人の気持ちもわかる。

海鮮軍艦とアジの握り。

なんの炙りかは書いてなかったんだけど、143円でお値打ちなお皿。期待以上に脂の乗った美味しい炙りで、143円でいいのって思うほど。

最後に「寒ブリ」「寒サバ」「寒ヒラメ」の3貫を注文。600円位して高かったけど、どうせ優待券で払うので良いやと奮発。どれも美味しかったけど、寒ブリが一番かな。ごちそうさまでした。

お値段は1,551円で、JR九州の株主優待券を3枚使って51円のお支払い。そしてJRキューポアプリのクーポンを使い忘れたことに気づいてガッカリ。なんか事前調査不足の損失が多いな。

小倉から宇島まで(鹿児島本線・日豊本線)

そろそろ宿に向かう時間ってことで、小倉駅のホームに戻ってきました。ここからは大分方面に戻っていくけど、最終目的地は大分県の手前にある「宇島」という駅。

  • 2549M
  • 小倉→西小倉(鹿児島本線)
  • 西小倉→宇島(日豊本線)
  • 普通
  • 小倉→中津
  • 小倉→宇島
  • 16時25分→17時25分

小倉から宇島まで1時間の乗車。ビジネスホテルとかならもっと遅くても良いんだけど、今日は2食付きの民宿のような宿だから18時までには着かないとね。駅からも少し歩くし(この雨の中……)。

車両は813系だったので、ゆったりとクロスシートに座っての移動。もう少し早ければ窓側に座れたけど、ギリギリだったので通路側しか空いてなかった。空いてるだけマシと言えばそうだけど。

2食付きで6,800円で泊まれる旅館「宇島汐湯」に宿泊

本日の宿泊先は、日豊本線の宇島駅から歩いて15分ほどの場所にある旅館「宇島汐湯」です。旅館名に「湯」って入ってるけど温泉があるわけではないらしい。休日でも2食付き6,800円というリーズナブルな金額で宿泊できました(2025年1月現在)。

割烹旅館 宇島汐湯(じゃらん)

割烹旅館 宇島汐湯(楽天トラベル)

ロビーにはいろんなステッカーが貼ってあるのは、こういう旅館の風情って感じがする。旅館の女将さんが迎えてくれて、お部屋まで案内してくれました。

広間にあった休憩スペース。なんか高級感あるソファで、ゆったり座ったら立ち上がりたくなくなっちゃいそう。

建物自体が本館と別館のような作りで、渡り廊下で繋がっています。ちょっとした古民家のような雰囲気もあって、個人的には好き。

なお階段は結構急なので、手すりを使うなどして落ちないように注意。

バストイレなどは共用設備

部屋にはトイレなどは無く、洗面台やトイレは共用設備のようです。歯ブラシなどは部屋にもあったし、洗面台にも備え付けられていました。

お風呂は男女別の大浴場。食堂のある建物の1階にありました。

コインランドリーかなって思ったけど、どこにもお金の話が書いてない。洗剤も裏に置いてあるし、勝手に使って良いのかな。

大浴場。シャワーのほか湯船にお湯が入っているのでお湯にゆったり浸かることもできます。ぬるい時は蛇口からお湯出せば良さそう。

寒い季節に嬉しい「こたつ」のある客室

客室です。1人には十分な8畳の広さがあり、エアコンやテレビのほか「こたつ」もありました。ミカン持ってくれば完璧だったかも。

こたつはスイッチを入れればポッカポカ。寒い時期は足元が冷えがちなので、こたつでぬくぬく過ごすのは最高な時間です。子供の頃は中にもぐったりして遊んでたな……。

部屋の入口には冷蔵庫もありました。こういう旅館だと冷蔵庫も共用の場合が多いので驚き。でも近くにコンビニなどは無いので、冷やしたいものがある場合はあらかじめ持ってきておくことをおすすめ。

刺身やしゃぶしゃぶもある豪華な夕食

今日は一番リーズナブルな「ビジネスプラン」で泊ったんだけど、夕食はこんな感じでした。おかわり自由のごはんにお刺身、天ぷらにしゃぶしゃぶと宿泊代から考えると豪華なラインアップ。天ぷらも揚げたてでサクサクで大満足です。ごちそうさまでした。

明日は佐田岬の対岸にある「関埼灯台」へ

明日は中津から車を借りていて、目的地は愛媛県の「佐田岬」の対岸にある「関埼灯台」です。特に大分県の最東端ってわけではないんだけど、反対側に行ったからには見てきたいなって思ったんだよね。そして飛行機は17時くらいなので結構早め。乗り遅れないように朝から行動しないと。

四国を眺められる関崎灯台に行ってきた - 大分と福岡を巡る2泊3日の旅:3日目
今日は中津から車を走らせて「関崎灯台」に行ってきました。天気は微妙だけど四国の佐田岬が見られて満足。

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