旅行中なのに旅行記の執筆に追われるのは楽しいの? と聞かれつつ、やらなくても良い出張は楽だけどつまらないという結論に至っている私。なんだかんだで楽しいんだと思う。さて今日はフォロワーと合流して尾道方面に行く予定です。

ネストホテル広島駅前の朝食は食べ放題のパン

ネストホテル広島駅前では、無料で軽朝食が提供されています。同系列の「ネストホテル広島八丁堀」では袋に入って1人1袋だったけど、こちらでは好きなものを食べ放題でした。嬉しい反面食べ過ぎちゃう……。

ドリンクはコーヒーのほか、オレンジジュースとアップルジュースが提供。オレンジジュースは飲んだ感じ100%のっぽい。

枝豆のフォカッチャにレーズンの入ったデニッシュ、他にはメロンパンなどを持ってきました。オーブントースターもあるので、好みに合わせて焼いても美味しそう。部屋に持ち帰ることもできるので、落ち着いてゆったり食べることもできます。ごちそうさまでした!

朝食を食べたらそのままチェックアウトして出発。広島駅へと向かいます。
糸崎でフォロワーと合流して……どこに行こう
今日は糸崎駅でフォロワーと合流してってのは考えてるんだけど、お天気が良くない。広島の観光地って晴れていて屋外だと色々と考えつくけど、こんな天気で楽しめる場所なんてあるのかって悩んでいる。ってことで何も考えられてない。どうしよう。
広島から広まで(山陽本線・呉線)

なんか全てにおいて「天気が良ければ」が付きまとってくる。今日は三原まで呉線経由で向かうんだけど、呉線だって「天気が良ければいい景色」である。じゃあ悪いとどうなるかというと、黒っぽい海が見えるだけ。

- 614M
- 広島→海田市(山陽本線)
- 海田市→広(呉線)
- 普通
- 広島→広
- 広島→広
- 7時37分→8時43分
「広島」と「広」ってなんだか似たような名前を結ぶ列車。所要時間は1時間掛からない程度で、関東に住んでいる私としてはギリギリ通勤圏内かなという感じ。ちなみに中心部である「呉」までは1時間未満で到着可能。

車両は227系でした。225系をベースにした車両で乗り心地は良好。でもLCD行き先案内表示器などは無く、千鳥方式のLED案内表示器のみが設置されています。ちなみに車両に記された「RedWing」は「未来へ羽ばたく赤い翼」という意味合いで付けられたようだけど、まあ広島だしカープも意識してそう。

大和ミュージアムなどが有名な呉に到着。まあこんな天気では海側に居ても微妙でしかない。
広から三原まで(呉線)

広駅に到着。いったん途中下車して駅舎を見学してみました。でも天気が雨なので、あんまりあちこち見る気が起きない……。

有人改札があって目の前に列車が停まっているという光景。高架化とかで見られなくなっている駅も増えてきているけど、個人的にはこういう雰囲気の駅って好き。待合室で列車から降りてくる人を待つなんてのも楽しそう。

乗り遅れたら1時間半くらい待たされるので、そろそろホームに戻って電車に乗っておきましょう。ここ最近は駅名標が無くなってきている駅も多く、広駅でもこういうのしか見当たりませんでした。

- 112M
- 広→三原(呉線)
- 普通
- 広→三原
- 広→三原
- 8時54分→10時20分
三原までは1時間30分ほどの乗車時間。単純に広島~三原に行くなら山陽本線経由のが早いし楽だけど、呉線経由も楽しいっちゃ楽しい。これで青空だったら最高だったのにな……(何度も言ってる気がする)。

ここは115系かなと思ったけど、227系がやってきました。たったの2両編成になってしまったけど、それでもガラガラな状況です。一応青春18きっぷシーズンだった気がするけど、連続利用が必須になって使いにくくなってしまったので、それっぽい人も見当たりません。

呉線は海の近くを走る区間も多くあるけど、まあこんな状況では車窓を楽しめない。天気が良い時はホント景色良い場所なんだけどね。次は晴れの時にリベンジ……!
三原から糸崎まで(山陽本線)

- 414M
- 三原→糸崎(山陽本線)
- 普通
- 三原→糸崎
- 三原→糸崎
- 10時30分→10時34分
三原から糸崎までの区間しか走らない運用。これなら呉線からの列車を直通してくれれば乗り換え無くて楽だったのにと思うけど、何かしら事情があるんだろうね。

車両は227系の「urara」という編成。岡山中心で運行されていて、こちらはピンクがイメージカラー。

そうして糸崎駅に到着。列車の行き先としては多く見る割に駅はショボい。駅前にあるのはセブンイレブンくらいです。
フォロワーと合流して福山・尾道を巡る
今日の行き先は福山にある鞆の浦や尾道。天気が心配だけど持ってくれることを期待しましょう。
小魚 阿も珍で昼ご飯を食べてきた

お昼ご飯を食べにやってきたのは、広島県内に複数店舗展開する「小魚 阿も珍」の松永店。瀬戸内の物を中心とした定食を食べられるお店です。

注文したのは名物の「ちーいか」が入った「よくばりちーいか天定食」です。ちーいかというのは名前の通り小さいイカのことで、一口サイズのサクサクで柔らかいイカが盛られています。他にも刺身や日替わりの総菜(今日はサバ)なども乗った定食で大満足。ごちそうさまでした!
瀬戸内海国立公園でも有名な観光地「仙酔島」へ

続いてやってきたのは、鞆の浦から船で渡ることができる島「仙酔島」です。市営の船なのでお値段も安く、往復乗っても240円でした。

島に上陸したら反対側の海岸の方へと向かいます。何やら海岸線を歩ける道があるらしい。

白い砂浜と海、そして浮かぶ小島という景色。何度も言うけども天気が良ければ(ry

そして目的地の海岸線を歩く道は……通行止め。観光終了です。

他に見ることも無いので帰りの船を待ちます。なんだか海賊船のような雰囲気もある。

船に乗船したと思ったらすぐに出航。こんなに早いのってちょっと驚いちゃった。

船に乗っている時に見える島は弁天島というらしい。神社があるようだけど入ることはできないんだとか。
「日本で一番美しい景勝地」と称された福禅寺へ

仙酔島への船乗り場の近くにある福禅寺。このお寺は弁天島が一望できるスポットとして有名なんだとか。

ここは1690年、江戸時代に建てられたお寺ということもあって、昔の地図などの貴重な資料も展示されています。これはまだ北海道が蝦夷地と呼ばれていた頃の地図みたいだけど、地名は今と同じような雰囲気だったりするのが驚き。

これは単眼鏡のようです。結構古そうだけど、これを使うと弁天島がよく見えるらしい。

ちょっとカメラ越しなので見にくいけど、弁天島の福寿堂がはっきりとみることができます。スマホのカメラのが案外よく撮れるんだとか。

掲げられた「日東第一形勝」という文字は、1711年に日本にやってきた「朝鮮通信使・李邦彦」がここからの景色を見て言った言葉。これは「日本で一番美しい景勝地」という意味。

これがその「日東第一形勝」と称された景色。天気が雨だからか窓が付いてて残念。

窓の外からは弁天島や仙酔島が一望できます。天気が良い時ならば「日本で一番美しい景勝地」と言われるのもわかるかも。

弁天島の全景。目の前にあるのに行けないって、なんだか不思議な感じ。時期によっては花火大会なんかも実施されているみたいです。
鞆の浦の街を散策してきた

お寺を出て鞆の浦の街を散策。古い街並みが残っている通りは時代劇の舞台のよう。お寺側の石垣が良い雰囲気を出している。

先程の道は路面がアスファルトだったけど、こちらは石の路面。昔はどうだったんだろうか。なんとなく土の地面のような印象があるけど。

鞆港の西側に建てられているのは「常夜燈」と呼ばれる小さな灯台のような建造物。江戸時代に造られたもので、港に入る船の目印になっていたんだとか。

江戸から昭和みたいな雰囲気。今は令和だけど。

交差点にある古そうな看板が残る建物は平野屋といい、江戸時代には船宿(商船を相手にした問屋)として営業していたんだとか。

平野屋を過ぎると右手に「鞆の津の商家」がありました。ここは江戸時代の商家が当時のまま残されていて、伺ったときにはちょうどひな祭りのイベント中みたい。

今どきはあんまり立派なものを飾る家も多くはないと思うけど、こうしてみるとなかなか圧巻な光景。

江戸時代といっても、和室の雰囲気は現在と大きくは変わらない気がする。いつ頃からこんなスタイルが定着したんだろうか。

これは昔の電話らしい。なんだか人が口を開けているような雰囲気だけど、どんな感じに通話できるのか気になる。

その先にある「ともせん」というお肉屋さん。隣で飲食店も運営しているので、お昼ごはんにも良いかも。ちなみに左上に書かれている「インスタント食品」というのはハムのことで、昔はそう呼んでいたらしい。

いろは丸事件の時に坂本龍馬が隠れていた部屋があった桝屋清右衛門宅。隠れ家として有名な場所ではあるようだけど、滞在していたのは数日間だけだったんだとか。
「戸崎」と「歌」を繋ぐ渡船

尾道に行くときに橋を渡るか船に乗るかってことで選んだのは船。対岸までの渡し船って感じのシンプルな航路です。

乗る方法は車を入り口に止めておくだけ。そうすると赤色灯が点灯して対岸から船がやってきます。徒歩の場合はボタンを押して呼ぶらしい。

車と2名の乗船で360円で、日常的に使用されているので金額もリーズナブルな設定となっています。運賃は船員に直接支払います。

車から降りて潮風を浴びながら対岸への船旅。なんともゆるい雰囲気の乗船です。

天気があんまりよくないのが残念だったけど、良い雰囲気の景色が楽しめました。

止まっているのは尾道から常石を結ぶ船。待っていた車が乗船したらすぐに出港していきました。まるでバスみたいな早さでびっくり。
尾道の景色を一望できる「千光寺」へ


尾道駅の裏手にある高台に位置する千光寺。展望台も用意されており、尾道の街を一望できます。徐々に天気が良くなってきたけど、もう少し晴れてほしいかも。

これは早咲きのサクラかな。ソメイヨシノよりも桜色っぽくてきれい。

道路に置かれていた注意書き。無断駐車で10万円はわかるけど、賄賂5万円ってなんのことだろう……?

日が出てきてひなたぼっこしている猫ちゃん。ポカポカしていて今にも寝てしまいそうな表情です。かわいい。

先ほどの猫スポットの近くにある展望台に来た頃には、晴れ間が広がっていました。有終の美って感じかもしれない。良くも悪くも天気予報通りだったな……。
尾道でラーメン。源流を継ぐ「朱」で早めの夕食を食べてきた

空港に行く前に夕食を食べに来たのは、尾道ラーメンのお店「朱」です。このお店は尾道のラーメンの源流として知られる「朱華園」の親族が開店したお店なんだとか。

一番オーソドックスな750円の中華そば。通常だとスープが薄めとのことで「濃いめ」で注文しました。たっぷりの豚の背脂を乗せた醤油ベースのスープに、平打ち麺を合わせた一杯です。スープに麺が絡んでおいしい……そしてこのスープ、とてもライスが欲しくなってくる。
絶対に飲み干しちゃ良くないよなと思いつつ、ほとんどスープも飲み干してしまいました。ごちそうさまです!
広島空港に戻って関東に帰還へ
そろそろ広島空港に戻る時間。結構早めには思うけど、なんだかんだでラウンジに居たりすると時間があっという間に過ぎてしまうからね。新しくなった広島空港のラウンジにも行ってみたいし。

広島空港への道。なんだかようやく瀬戸内の景色を見ているような気がする。

そうして広島空港に到着。ここまでご一緒してくれたフォロワーさんともお別れです。
リニューアルしたラウンジ「Yamanami Villa」に行ってみた

今回はリニューアルした「Yamanami Villa」に行ってみました。
広島空港にはこれまで制限エリア外にある「もみじ」というラウンジがありましたが、2024年12月から制限エリア内に「Yamanami Villa」というラウンジがオープンしました。制限エリア内にあるので保安検査を受けて搭乗時間のギリギリまで過ごすことができるのは利点だけど、到着時に使えなくなってしまったのは残念。

場所は保安検査場を出て左に進んだ端っこ。搭乗口「C」とかだと結構遠い印象です。エスカレーターを上った先にラウンジがあります。



ラウンジ内は木を基調としたカウンター席をはじめ、ソファ席など多くの席が用意されていました。全席にコンセントが用意されているので充電なども行えます。正直以前のラウンジは手狭感があったけど、新しいラウンジは広々としていて快適です。

飛行機を眺めながら休憩できるスペースも。大きな窓があって日の光が入るので、かなり開放的に感じます。

旅の疲れを癒すマッサージチェアコーナー。カードラウンジにあるのは初めて見たかも。

個室になっているコワーキングスペース。Web会議なども行うことができます。

訪問した日は雨が降ったので使っている人はいなかったけど、広々としたテラス席も用意されていました。ちょっとした展望スポットのような感じもします。

ドリンクコーナー。ソフトドリンクとアルコール飲料が並びます。

ソフトドリンクはコスタコーヒーをはじめとして、炭酸飲料などのジュースが飲み放題。コスタコーヒーが好きなだけ飲めるのは嬉しい。

冷蔵庫には広島県のメーカーが販売する「チチヤス牛乳」のほか、トマトジュースや青汁などの健康的なドリンクが用意されていました。

アルコールコーナーはビールとワイン、日本酒が用意されています。日本酒は飲み放題となっているけど、ビールとワインはどちらか1杯のみ。熊本空港と同じような雰囲気ですね。

ドリンクを持ってきて休憩。先ほどのビールかワインを選ばなかった場合、広島県の名物である「もみじ饅頭」をもらうことができます。アルコールは進んで飲もうと思わないので、代替品があるのは良いね。
広島空港から羽田空港まで(ANA/NH686便)

カードラウンジで過ごした後、ちょっとチョコが食べたいとANA LOUNGEにハシゴ。なんか甘いものばっかり食べてるけども体重は大丈夫ですか、私。
そうして無事に搭乗時間になったので搭乗。羽田空港までの1時間ちょっとのフライトです。
羽田空港から品川まで(京急空港線・本線)

無事に羽田空港に到着して京急線の駅へ。今日まで「JCBのタッチ決済で30%還元」が実施されているので京急に乗車です。今後は三井住友カードの7%還元があるけど、京急のマイルきっぷがある空港かどうかで選ぶ手段が変わりそう。

- 2207T
- 羽田空港→京急蒲田(京急空港線)
- 京急蒲田→品川(京急本線)
- 急行
- 羽田空港→泉岳寺
- 羽田空港→品川
- 22時14分→22時38分
羽田空港始発の泉岳寺行き。この時間に来ることが久しぶりだけど、もう快特は無くて遅い列車ばかりなのね。家に着くのは日付変わるくらいだろうか。

泉岳寺止まりだったので、京急の列車が来ることを期待したけど都営の車両でした。まあ京成3000系とかよりはいいかなーって感じ。さて、おうちに帰りましょう。
天気に恵まれなかったのが残念な2日間
今回の広島訪問は、2日間とも天候に恵まれなかったのが残念でした。まだ1日目は「乗り鉄」がメインだったからよかったけど、2日目は晴れ……までは行かずとも1日曇りだったらよかったな。一方でグルメはお好み焼きにラーメン、ご当地のパンなどを色々満喫できたかなって思ってます。
さて、連チャンしていた旅行もいったん小休憩。今月はもう旅行がないので、ゆったり家で過ごせそうです(やっぱり感覚が変な気がする。普通逆なのでは……)。
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