ANA国際線の機内Wi-Fi「テキスト通信」ってなにができるの? 実際に乗って試してみた

訪問記/レポート

国内線ではANAやJALで標準装備となっている機内Wi-Fi。国際線でも搭載されているのだけど、ANAではエコノミーとプレミアムエコノミーでは「テキスト通信」しか無料では利用できません。ではこの「テキスト通信」って何ができるのか、実際に試してみました。

ANA国際線の機内Wi-Fi「テキスト通信」を使ってみた

ANA国際線で利用できる機内Wi-Fi。ビジネスクラスやファーストクラスでは専用のバウチャーが配られ、無料でインターネットを利用することができます。一方でエコノミーやプレミアムエコノミーで使えるのは「テキスト通信」のみで、ウェブサイトの閲覧は有料で課金が必要です。

この「テキスト通信」は公式サイトいわく「Line、WhatsApp、iMessage、Google Chat、Facebook Messenger等のアプリを使用した通信」となっているけど、実際どうなのかを試してみました。なお最初に結論を言ってしまうと「ホントにチャットくらいしかできない」です。

専用のSSIDに接続して利用開始すると使える

これだとNG
こうなったら使える

接続方法は機内で「ANA Wi-Fi Service」というSSIDに接続し、専用の認証アドレス(機内モニターで確認可能)に接続するだけ。衛星通信ができる状態だと「インターネット接続」というボタンが出てくるのでタップします。

するとプラン選択画面が出てくるので、今回は無料の「テキスト通信プラン」を選択。ちなみに有料プランは30分と3時間・無制限があるけど、台湾くらいなら3時間でずっと使えそう。それでもお値段3,000円以上するからそれだけの価値があるかの検討は必要だけど。

接続完了するとインターネットに繋がるってことで自分のサイトを見てみようとしたらSquid(プロキシ)のエラー画面が出てきました。どうやら接続先制限をしているようで、遅いけど使えるってもんじゃなく全く使えないらしい。

ANA公式はつながる
スターアライアンスもOK

いろいろ試しつつ、ANAのWi-FiだしANAの公式サイトくらいは見られるよなと試したところ、無事に接続。フライト情報とか予約情報の確認などはできるようです。他にはスターアライアンスの公式サイトは繋がるみたい。

じゃあ逆に「テキスト通信」をと代表的なメッセージアプリである「LINE」を試してみたところ、メッセージの送受信は問題なくできました。確かにテキスト通信だ……。

あとはGoogleのFCMを使用した通知は来るみたいで、X(Twitter)の「通知だけ」は飛んできます。返信はできないけど。エバー航空みたいに30分だけでも無料で通信させてくれないかなーって思う所ですね。

「通知が来る」のは案外良いかもしれない

今回機内Wi-Fiの「テキスト通信」を試してみた結果、通信としてブロックされているので公式サイトに書いてある通りチャットくらいしか使えないというのがわかりました。なので軽量なサイトだから見られるってわけでもなさそうです。

一方で発見できたのがFCMの通知は来るってこと。通知さえ来れば回答内容考えたりもできるし、知っていれば相手に用件を伝えるようなことはできそうだなと感じました。あくまで最低限の機能という感じではあるけど、まあ無いよりは良いってことで。

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