知床経由で紋別まで400キロ走ってきた – 初夏の道東へ、釧路から紋別を往復するドライブ旅:1日目

2025年の旅行記

「年に1回は行きたい」と思って毎回予約している道東旅行。6月か10月に行くことが多いけど、今回は6月に予約していました。ちょうど北海道のオフシーズンに重なっているタイミングなので安いんだよね。

さて、今回は釧路空港に飛んで紋別まで行くルート。あんまり知床や野付半島には行かずに廃線跡をいろいろと見ていこうかなと思ってます(にしても遠いよ)。

平日なので都営地下鉄・京急で羽田空港へ

今日の飛行機は朝7時45分。家からの始発を考えるとこの位の時間がちょうどいい。とはいえ始発で行かないとならない時点で早すぎるのかもしれないけども。

押上から泉岳寺まで(都営浅草線)

土休日だと始発から接続される京急が急行になってしまって遅いのでスルーするようになってしまった都営地下鉄・京急ルート。でも平日ならば最速ルートで残っているので都営地下鉄の押上駅へ。しかし運賃も上がって遅くなってと改悪続きである。

平日しか来ない押上駅

乗車するのは5時51分発の西馬込行き。6時1分に羽田空港行きがあるけども、西馬込行きに乗って泉岳寺で乗り換えたほうが早く着きます。

乗り換えなしで遅いか、乗り換えして早いかの選択
  • 526N
  • 押上→泉岳寺(都営浅草線)
  • 普通
  • 京成高砂→西馬込
  • 押上→泉岳寺
  • 5時51分→6時15分

やってきたのは北総線のC-Flyerという車両。正確には「住宅・都市整備公団9100形電車」と呼ぶようで、正確には北総線じゃないんだけどね。あの辺は色々とややこしい。

クロスシートが付いているのが特徴

泉岳寺から羽田空港まで(京急本線・空港線)

泉岳寺では向かい側のホームに1分での乗り換え。時間は短いけども接続列車になってるから焦らなくても大丈夫。でも降りた瞬間にブザーが鳴り響くので焦っちゃうんだよね。快特だから18分で羽田空港まで到着してくれます。

羽田空港行きの快特
  • 650SH
  • 泉岳寺→京急蒲田(京急本線)
  • 京急蒲田→羽田空港(京急空港線)
  • 快特
  • 泉岳寺→羽田空港
  • 泉岳寺→羽田空港
  • 6時16分→6時34分

サクララウンジで小休憩

羽田空港に到着したらめちゃくちゃ混んでいる保安検査。スマートレーンのが楽だから良いんだけど、さすがに行列が長すぎるからJGC専用の保安検査を通過。そして小休憩するためにサクララウンジにやってきました。

ダイヤモンド・プレミアラウンジに行ってみたいなぁ。

ポップコーンがあることがあるって聞いたことがあるけど、今まで一度も見たことが無い。いつものおかきしかありませんでした。食べたいけどもあんまり時間が無いからパスかな。

おなじみのミックスおかき

ドリンクはソフトドリンクのほかにビールも提供されていて飲み放題。でもお酒あんまり飲まないのと、今日は車を運転するので飲酒は厳禁。ということで冷蔵庫にあった牛乳とリアルゴールドを持ってきました。

ビールやソフトドリンクが飲み放題
牛乳とリアルゴールドを持ってきてごくごく

サクララウンジでは飛行機を見ながらゆっくり作業できるスペースが用意されていて、毎回来るとここでパソコン作業するのが定番になってる。っと気づいたら搭乗締め切りの15分前なので出発です。

飛行機を見ながら作業できるのは楽しい

羽田空港から釧路空港まで(JAL|JL541便)

サクララウンジに来ている時点でわかると思うけど、今日の飛行機はJAL。道東の女満別・釧路に行くのだとJALパックで行くのが定番なんだよね。以前はピーチで行っていたけども廃止になってしまったし。搭乗口32番らしいけど、ここってバスラウンジだ……。

記念品的に搭乗券を発券している

サクララウンジから歩いて5分ほどで搭乗口に到着。グループ何番が呼ばれているのかわからないけども、結構ぞろぞろ乗ってるからグループ2は大丈夫でしょうってことで搭乗。実際グループ3まで呼ばれていたらしい。

ANAみたいにどのグループが呼ばれているか載せてほしい

バスで飛行機まで行くのは手間だけど、こうして目の前で飛行機の写真が撮れるのは利点に思ってる。天気雨じゃなければね。

こうして写真撮れるのは良い

無事に離陸して釧路空港に出発。Wi-Fiも使えるので移動の1時間20分は作業時間に使えそうです。

釧路空港に出発

そうして無事に釧路空港に投薬。なんだか少し前のAIR DO便に知ってる人が乗っていたみたいで驚き。天気は期待していなかったけど、来てみたら案外良さそうでした。

釧路はお天気良さそう

釧路から紋別まで400キロのドライブを敢行

今日の最終的な目的地は紋別にある「紋別セントラルホテル」です。そして途中にウトロにも行かなくてはならないので、最終的な距離は400キロにも及びます。1日でそんなに運転するのも久しぶりかも(札幌から知床往復した旅行の結果がそれくらいだったかもしれない)。

そして今回はJALパックでトヨタレンタカーを借りたんだけど、いつの間にかフル保険になっていたみたい。もしシカとかにぶつかっても負担金を支払う必要はありません(だからってぶつかりたくはないけどね)。でも車種がルーミーなのは残念。長距離走りまくる車じゃないでしょ。

なんだかカラフルなルーミーだった

朝食はセイコーマートで済ませてきた

朝食を食べずに来てしまったんだけど、道中に目ぼしい店もない。そんなわけでセイコーマートにやってきました。

困った時のセイコーマート

ホットシェフが無いお店だったので冷蔵のスパゲッティを購入。以前は118円位だった気がするけどいつの間にか160円になってました。でもこのクオリティーで160円でも安いんだけどね。

上海風やきそば。160円でお肉もちゃんと入っている

鶴居村にある「どれみふぁ空」でソフトクリームを食べてきた

最初の目的地は鶴居村にある「どれみふぁ空」というお店。ここのソフトクリームが美味しいので、釧路空港を出発して北上する行程の場合は毎回寄り道しています。

食事を食べることもできる

さっそくソフトクリームを注文。鶴居村の牛乳を使った美味しいソフトクリームなんだけど、毎回来るたびに値段が上がっている気がする。最初は380円だったのに今や450円……。

ちなみに牛乳って寒い時期のが脂肪分が多くて濃厚なので、秋から冬に食べたほうが牛乳の味をしっかり感じられたりする。

ワッフルコーンなのも好き

閉館が決まってしまった「お宿 欣喜湯」

川湯温泉にある「お宿 欣喜湯」は以前泊まったことがあるんだけど、閉館するというニュースが流れてきたので見に来ました。自分が泊ったホテルが無くなってしまうのはなんだか寂しいね。食事が「軽食」しかなくなってて怪しいなとは思ってたけど。

川湯温泉「欣喜湯」10月閉館 強酸性の泉質、設備老朽化早く 高級路線に注力(北海道新聞)

源泉かけ流しの良質な温泉と、品数豊富な美味しい朝食バイキングが楽しめる川湯温泉の宿「お宿 欣喜湯」宿泊記
川湯温泉の中心部にある温泉宿。3種類の温度の濃厚な硫黄泉が堪能できます!
川湯温泉の中心的な交差点に位置している

道の駅「ウトロ・シリエトク」で「鮭の親子丼」を食べてきた

JALパックで通常3,200円もする「鮭の親子丼」が半額の1,600円で食べられるというクーポンがあったので行くことにした「ウトロ・シリエトク」。正直距離が遠すぎるので費用対効果としては微妙だったのかもしれないと思っていたり。

知床峠にも行かないのに来てしまった

クーポンで食べられるのは「鮭の親子丼」か「三色丼」のいずれか。三色丼はホタテが乗っているけど、ホタテは別でたくさん食べるから「鮭の親子丼」を注文。しかし定価高すぎない? 全体的にちょっと割高の観光地プライスな気はするけど。

いくら丼の価格を見ると、ほぼいくら代なのかもしれない

ご飯に乗せるだけなのですぐに呼ばれたので取ってきました。メインの丼ぶりとみそ汁(鮭のあら汁)にたくわんのセット。これが3,200円か……。

いくらがかがやいてる

たしかに高いんだけど、いくら入りの秋鮭が1尾6,000円くらいで売っていたことを考えると鮭のいくらが高騰しすぎているのが反映されているような気がする。よく海鮮推しのホテルとかで食べ放題な「マスのいくら」とは全然価格が違うんだよね。

あんまり塩味でごまかしてないので「いくらそのものの味」をご飯と共に食べ進めていきます。確かに美味しいんだけど、3,200円を出してまで食べるかというと……。

見た目は半分だけど価格の8割はいくらな気がする

複雑な気持ちになる「夕陽台」でウトロ港を眺める

道の駅での昼食後、近くにある「夕陽台」という場所でウトロ港を眺めてきました。ここは名前の通り夕陽がきれいに見られる場所らしい。でもウトロ港から出発した知床の観光船が帰ってこなかった事故を思い出すと、何とも複雑な気持ちになってしまいます。

素直に良い景色とだけは思えない場所

ウトロ港を眺めた後は、この先の長丁場に備えてセイコーマートでコーヒーを購入。今でも税込100円という値段で売ってくれるのは助かります。しかし店によって機械が違うのはなんでなんだろう。

店によって機械が違って迷う

結構たっぷりなので飲みごたえは十分。味としては苦みが強いタイプなので好みは分かれそうです。

苦みが強く酸味は少なめなアイスコーヒー

「オシンコシンの滝」の上にある絶景スポット

ウトロから斜里に行く途中の海沿いにある「オシンコシンの滝」は観光地としても有名だけど、前からナビに出ている側道が気になっていました。今回はちょっと時間があるので寄り道してくることに。

路面もガタガタで全然車も通ってない道だけど、結構高い場所に行く関係で道中に絶景スポットを発見。誰も居ないので独り占めです。

海の水が透き通っていてきれい

その先に進むと行き止まりになっているんだけど、オシンコシンの滝を上から見ることができるポイントがあります。いつも下から見ているから上から見るのは新鮮かも。

この水が流れ落ちて滝になっている

滝の近くからは海を一望できました。でもさっきの場所がきれいすぎるから物足りない……。

この先にはサハリンがあるのかな

草原と大空が広がる能取岬

知床から車を走らせて網走まで戻ってきました。そしてサロマ湖との間にある能取岬へ向かいます。以前も行ったことがあるんだけど、その時も結構感動したからまた行きたくなったんだよね。

道を走ってくると突然広がるこの光景

岬への曲がり道を曲がると横目に灯台が見えます。一面が草原で良い景色。

シカも何もいない

灯台の近くに駐車場があるので停めて観光。そこそこ人は居たけども、こうやって誰も居ない光景を撮影できるほどには空いていました。人混みは普段から疲れているので、人がいなくて自然って感じを味わえてよい場所です。

青い空、白い雲

なんだかこうやって広い自然を見ていると、ちょっとしたことなんかどうでも良くなるような気分です。自分自身がすごいちっぽけなことに思えてきちゃうんだよね。

心が大きくなる場所

左奥に見えるのは能取湖。サロマ湖と同じで海と繋がっているので海水の湖になっています。

能取湖が海と繋がる場所をみえる

今日はまだシカを見ていないなと思っていたんだけど、能取岬からサロマ湖方面に進む道に大量のシカが居ました。全員ここに居たのかもしれない。

大勢のシカがお食事中

能取岬を遠目に見られる場所に駐車場があります。こうしてみると遠く見えるけど、北海道だとなんかすぐ着いちゃう。あの場所まで10分も掛からなかったような……。

こうして見ると結構飛び出てる

常呂にある「鮨の安さん」で夕食

結構空は明るいんだけど、もう18時近くなので夕食の時間。この先常呂で食べていかないと何も食べずに紋別まで行くことになるので、常呂で食事処を探して食べていきます。

能取湖を撮影

能取湖をぐるっと回った先にある常呂町。今では北見市に合併しているので北見市常呂になっているけど、北見市の中心部とはめちゃくちゃ離れてるんだよね。中心部には昔「湧網線」の駅があったけども廃止。跡地にあるバスターミナルの裏手には海岸が広がっています。

夕暮れの海岸でひとり

道端に山になっているホタテ。この辺だとこうして大量の貝殻を見かけます。結構小さいのもたくさん。

ホタテの貝殻は再利用できるみたい

食事を食べにやってきたのは、鮨の安さんというお店。ホタテ食べたい。

メニューを見てみると、お寿司とホタテ料理、カキ料理とサロマ湖で獲れる名物を使った海鮮料理がメインのようです。今回は帆立フライ丼とホタテの刺身を注文。合わせて1,800円でした。

やっぱりホタテだよね

まずはお刺身から。小ぶりだけども冷凍品とは違って繊維の食感がしっかりと味わえる一品で、冷凍品の刺身しか食べたことない人は絶対食べてみてほしい。この辺だと普通に出てくるクオリティーが良すぎる。

やっぱり生のホタテは格別

続いては帆立フライ丼。なんだか刺身が1,000円でこっちが800円って金額が逆じゃないのって思ってしまう。揚げたての帆立フライの上にソースが掛かっててご飯が進みます。思ったよりもごはんがたっぷりで食べ応えも十分。ごちそうさまでした!

お重に入ってて高級感がある

さて、食事を終えたら夕暮れのサロマ湖を横目に紋別まで走るだけ。70キロくらいあるんだけど「1時間くらいだよね」ってお店の人も言っていて、やっぱり1キロ1分の感覚がデフォのようです。

夕暮れのサロマ湖

紋別市内にある「紋別セントラルホテル」に宿泊

サロマ湖から約1時間ほどで紋別市に到着。なんだか湧別の先に70キロ制限の超高規格道路が出来てて快適すぎました。確かこれって名寄本線の廃線跡を使った道だったはずで、逆に言うと廃線跡が完全に消失してしまったとも言えます。

さて、今回泊まるのは紋別セントラルホテル。紋別に来たら毎回泊っている気もする定番の宿です。

8時過ぎだってのに意外と空が明るい

何度も泊ったことがあるのがわかるのか、フロントでの説明は少な目で鍵を渡されました。館内の設備とかは完全に把握してるから助かる。

広々としたロビー

大浴場やマンガコーナーなどの充実した設備

紋別セントラルホテルには天然温泉は無いんだけど、光明石温泉という人工の温泉を使った大浴場があります。中にはサウナや水風呂も用意されていました。

大浴場と自動販売機

大浴場の向かいには電子レンジと製氷機、そしてアルカリイオン水が置いてあります。

左手のアルカリイオン水は、センサーで水が出てくるみたい

こちらはマンガコーナー。部屋に持っていくこともできるけど、返すのが面倒と思うならここで読んで行くのもありです。違う部屋に泊まる同行者とかと会話するにも良い場所かも。

広々としたマンガコーナー

無料で使えるマッサージチェア。ゆったりと疲れを癒すことができます。

無料なのはうれしい

西館のシングルルームに宿泊

今回の部屋は本館2階で繋がっている西館。最上階の8階でした。部屋自体は特別なことはなく、一般的なビジネスホテルのような雰囲気です。テレビやエアコン、空気清浄機などの設備は一通り揃っていました。

普通のシングルルーム

テーブルの上にはコンセントが3つ。速度も良好なフリーWi-Fiもあるので、作業や仕事などもしやすそうです。

なんか取調室みたいな雰囲気のライト

テーブルの下には冷蔵庫があります。中身は空っぽ。

2Lくらいなら入りそうな冷蔵庫

湯沸かし用のケトル。カップラーメンを食べるときにも使えそうです。

水は水道水か2階のアルカリイオン水で

ユニットバスはあんまり広くありません。ここでお風呂に入るなら手狭かもしれない。でも大浴場を使うんであれば広さは気にならないかな。トイレはウォシュレット付きです。

よく言えば「コンパクトにまとめられている」
アメニティが全部置いてあるのは最近としてはめずらしいかも

明日は渚滑線や湧網線の廃線跡をめぐる

明日の最終目的地は北見。今日に比べれば移動距離は短いので、時間はある程度余裕が取れそうです。やりたいことは「渚滑線」と「湧網線」の廃線跡めぐり。以前もやったんだけど漏れがあるので再履修って感じかな。

渚滑線と湧網線の廃線跡を探訪してきた - 初夏の道東へ、釧路から紋別を往復するドライブ旅:2日目
今日は紋別を出発して渚滑線と湧網線の廃線跡を見ていきます。写真枚数が多すぎて大変……。

コメント

タイトルとURLをコピーしました