そろそろソラシドエアで九州に行くのも飽きてきた、ならばトランジットで島に行けば良いのでは? と思い出して行く種子島と屋久島をめぐる旅行です。
にしてもトカラ列島で地震は起きてるし、霧島山(新燃岳)は噴火してるしとなんとも言えない状況。保険(?)を用意して行きたいと思います。
鹿児島空港経由で種子島に……行けるのか!?
今日のフライトは朝7時50分。鹿児島空港行きは超早く無いのでソラシドエアの始発便で行けるのが助かります。とりあえず欠航という話は出ていないので羽田空港へと向かうことに。
押上から泉岳寺まで(都営浅草線)
平日なので都営浅草線・京急線の最速ルートで向かいます。しかし運賃が高くなって650円もするとは。普通に浜松町からモノレールで行くほうが安くなってしまったよ(定期券の関係)。

何度も乗っているから発着駅を把握してしまった5時51分発の西馬込行き。京成高砂発と比較的近くからやってきている列車です。

- 526N
- 押上→泉岳寺(都営浅草線)
- 普通
- 京成高砂→西馬込
- 押上→泉岳寺
- 5時51分→6時15分
北総線からやってきているわけではないけど、毎回北総線の車両で運用されている気がします。

泉岳寺から羽田空港まで(京急本線・空港線)
泉岳寺からは反対側の列車に1分で乗り換え。品川からだと座れずに空港まで行くことになるけど、泉岳寺からならば座って行くことができます。これも都営浅草線経由の利点なんだよね。
- 650SH
- 泉岳寺→京急蒲田(京急本線)
- 京急蒲田→羽田空港(京急空港線)
- 快特
- 泉岳寺→羽田空港
- 泉岳寺→羽田空港
- 6時16分→6時34分

パワーラウンジで休憩
羽田空港に到着して保安検査を通過。搭乗案内を見ると乗る予定の鹿児島行きは条件付き運航になっていました。まあ福岡か宮崎送りになってもなんとかはなる。とりあえず飛ぶようで良かったです。

さて、いつも通りソラシドエアの搭乗口にほど近い「パワーラウンジ」で休憩です。なんだか人が多いな。

コーヒーは機内で飲めばいいかなと思って、ドリンクはトニックウォーターと黒酢ドリンクを持ってきました。パワーラウンジは黒酢ドリンクや青汁などの健康志向な飲み物があるのが嬉しい。

羽田空港から鹿児島空港まで(ソラシドエア|SNA71便)
鹿児島空港の状況を見ると無事に着陸できているっぽい。期待を込めて搭乗です。ソラシドエアはWi-Fiはないので、着陸しないとインターネットができないからヒヤヒヤ。

搭乗する飛行機。いつも通りのボーイング787-800ですね。

搭乗開始が早かったこともあり、予定よりも早い時間に出発できるようです。これで少しは鹿児島空港周辺でのチャレンジタイムも稼げるかな。

天気は良い週末。種子島や屋久島も晴れ時々曇りくらいで良い感じなのに、タイミング悪い噴火である。機長からのアナウンスで、他社便も着陸出来てるから大丈夫そうということでした。

まもなく鹿児島空港。なんだかモヤが掛かっているように見えるけど、これは曇りなのか火山灰なのかどっちなんだろう。

鹿児島空港には他にも飛行機がたくさん。特に問題なく運行しているみたいだけど、ジェットスターやピーチなどのLCC、スカイマークは運休してるんだとか。

私が乗る予定の種子島から来た飛行機も無事に着陸。大丈夫そうですね。

サクララウンジで休憩、そして欠航へ
見出しが不穏だけど、とりあえず搭乗券を発券してサクララウンジへ。鹿児島空港のサクララウンジって使ったことなかったから行きたかったんだよね。

中にはいつものおかきやジュース、アルコールのほか、ご当地メニューとしてカツオせんべいが置いてありました。サクララウンジってこういうご当地の品が置いてあることがあるから好き。

サクララウンジにて飛行機の時間を待っていると、なにやら不穏な放送が。「日本航空3XXX便は欠航~」って3から始まる4桁番号って種子島も該当しています。そして届くプッシュ通知。そこには「欠航」の2文字が。おしまいです。

急遽「トッピー&ロケット」で種子島へ向かうことに
一応次の便に変更することはできたようだけど、実際風向きによって飛ぶか飛ばないかはわからない。ならば「確実に行ける船」で行こうと考え、時間を調べると13時発に間に合いそうです。
鹿児島空港からリムジンバスで高速船乗り場へ
鹿児島空港から高速船乗り場まではリムジンバスが運行中。ちょうど5分後に出発するバスに乗れば間に合いそうってことで急いで乗車。きっぷを買わなくてもタッチ決済で支払い可能です。

高速船乗り場で牛すじたっぷりのカレーを食べてきた
バスに乗ること約1時間で高速船乗り場に到着。本来ならば種子島に到着しているはずの時間なのに、まだ本土でバタバタしてしまうとは……。

無事に高速船の搭乗券を入手したので、ここでお昼ごはんの時間。高速船乗り場の中にある「YOROCHE」というお店にやってきました。船の時間までは30分しかないので、すぐ出来そうな「牛すじカレー(980円)」を注文。
あんまり期待はしてなかったんだけど、中には柔らかい牛すじがゴロゴロ入っていてかなりボリューミー。時間が無いからと頼んだカレーだったけど、とってもおいしくて満足でした。

鹿児島港から種子島(西之表港)まで(高速船トッピー&ロケット)
それでは高速船に乗車しましょう。鹿児島港を13時に出発して種子島に到着するのは14時35分。95分の船旅でお値段は11,000円と少々お高めです。株主優待があるなら飛行機のが安いけど、市街地からバスで空港に行くならば船のが良いかも。

この船は通常の船とは異なり、船体を空中に浮かべることで時速80キロほどの高速で海を進むことができるのが特徴。波が穏やかであればあまり揺れも気になりません。

船内はシートベルトが付いた座席で、なんだか飛行機みたいな感じ。そういえば乗船券じゃなくて搭乗券だったしな。

窓から海を見ながらの船旅。運賃は高かったけども、これはこれで良いのかもしれない。

ところで、振替を行っていた飛行機は無事に飛んだらしい。待ってたら乗れたみたいですね。

そうして無事に種子島に到着。ちょっと雲は多めだけど雨とかじゃなくて良かった。

乗船してきた「ロケット2号」は屋久島へと行くらしい。この時間ってことは、明日乗る船も同じ船体ってことかな。

レンタカーを借りて種子島の観光スポットをめぐってきた
元々は種子島空港で借りようとしていたレンタカー。でも船で来ることになったので、レンタカー屋さんに連絡して港近くの営業所から出発させてもらいました。車種はヤリスなので運転しやすそうだし燃費も良さそう。きっとガソリン代は高いだろうからありがたい。

日本水浴場88選にも選ばれている「浦田海水浴場」へ
レンタカーを借りて最初に向かったのは、種子島北部にある「浦田海水浴場」というビーチ。ここはまるで沖縄かのような白い砂浜とエメラルドグリーンの海が見られる絶景スポットです。少し高い場所から見下ろすことができるようになっていて、めちゃくちゃきれい……!

波打ち際まで近づいてみると、白い砂浜と共に底まで見えるきれいな海水を見ることができます。奄美大島とかに行くとこんなビーチはよく見るけど、種子島にもあるなんて初めて知った。

砲台跡が残る、種子島最北端の「喜志鹿崎灯台」
浦田海水浴場から車で10分くらいの場所にあるのが「喜志鹿崎灯台」です。ここは種子島の最北部にある灯台で、展望台のようになっている場所には旧日本軍が設置していた砲台の土台が残されています。そういえば種子島って結構そういう遺構が多いらしい。明日とか行けたら行って見ようかな。

展望台の北側には近い位置に陸地は無いので、遠くまで水平線を見ることができました。距離としては佐多岬が近いんだけど、方角が違うんだよね。

写真の左側に見える岩場が種子島の最北端。遠目に見ると行けそうな雰囲気を感じるけど、道もなさそうなので行くのはかなりハードモードっぽい。ドローンとかあると飛ばして映像とか撮れそうだよね。

倒れた木がアーチになっている「安城のアコウのアーチ」
南部にある宿に向かう途中、観光ガイドブックに載っていた「安城のアコウのアーチ」に寄ってみました。アコウという木が倒れて道にアーチを描くような形になっていて、日が差し込む光景はなんだか神々しい雰囲気も感じます。
でも到着するまでには看板が多く置いてあるんだけど、現地には無いんだよね。気づかず通り過ぎちゃいそう。

高台にある「諏訪神社」に参拝してきた
先ほどの安城のアコウのアーチから少し先に鳥居を発見。気になるので参拝してみましょう。と思って鳥居を潜ったのは良いんだけど、想像以上に階段が長い。「ちょっと」と思ったけどちょっとじゃなかった。

階段を上る苦労をした代わりに見られるのがこの景色。島ってこともあって高台に上がると大体海を眺めることができます。良い景色。

本殿に到着。横の石碑を見ると「諏訪神社」って記載があったので、分社のようですね。そして他の神社をチラ見していた時にも思ったんだけど、なんだか一般的な「神社」って感じとは雰囲気が違うんだよね。こういう配色になった歴史とか有るのかな。

参拝を終えて振り返ると、鳥居の中に海が見える光景が広がっていました。こういう場所にある神社って金比羅神社なことが多いけど、諏訪神社があるってのは島ならではなのかもね。

神社から車を走らせて、少し高台のようになっている場所から撮影。どこで撮っても絵になるなぁ。

心落ち着く森の中にある「男淵・女淵の滝」
続いてやってきたのは、種子島空港からほど近い場所にある「男淵・女淵の滝」です。ここは大きな駐車場なども完備されていて行きやすく、森の散歩道から滝を見ることができる安らぎスポットです。

少し進むと右手から滝の音が聞こえてきます。あんまり落差があるわけではないので迫力という意味では微妙かもしれないけど、ちょっと寄り道するには良いスポットです。

ところで、この滝は前からも見ることができます。でも行くためには階段を下って不安定な足場を進まないとならないので、怖いと思うならやめておいた方が無難。とくにauしかない人は圏外で助けも呼べません。

スーパーで「ジャムモナカ」を買ってきた
南九州に来ると食べたくなるのが「ジャムモナカ」というアイス。セイカ食品が製造販売しているアイスクリームで、スーパーなら100円以下というリーズナブルな価格がうれしい。
チョコモナカジャンボのように「パリパリ」した食感ではなく、しっとりとしたモナカの中にバニラアイスとリンゴジャムが入ったご当地アイスです。ラクトアイスなのでさっぱりと食べられるのもポイント高い。

美味しい食事とトロトロ温泉が楽しめる「ホテル サンダルウッド」に宿泊
本日は種子島の南部、南種子町にある「ホテル サンダルウッド」に宿泊。美味しそうな食事と、天然温泉に入れるってのが気になって予約しました。食事の評価がかなり高いから楽しみ。

部屋はシングルルームでエアコンが効いてて快適
先にお部屋の紹介。今回は1人ということで、シングルルームでの宿泊です。ある程度身長が高い人でも足を伸ばせそうな長さのベッドに、コンセントやLANポートなどが完備されたテーブルが設置されています。無線LANは「ちびファイ」という繋げて無線を構築する機械が置いてありました。
また、ベッドの向かい側には壁掛けのテレビが設置。寝転がりながら見るのにちょうどいい感じです。

テーブルの下には冷蔵庫がありました。一般的なビジネスホテルにあるサイズ感で、2Lのペットボトルを収納することもできます。ちなみに冷蔵庫の上に置いてあるのはお茶のティーバッグ。

部屋の入口の近くにはドライヤーやタオル、部屋着などが置かれています。

天然温泉が出てくるお風呂
続いてバス・トイレのエリア。ユニットバスとなっているけども、結構広いので窮屈さは感じません。歯ブラシやカミソリなどのアメニティは備え付けでした。

そしてこちらがお風呂。一見何の変哲もない浴槽に見えるけど、実は蛇口から温泉が出てきます。トロトロのアルカリ性で、体もすべすべ。でも難点としてトロトロしてるから石鹸が落ちたのか若干わかりづらいのはある。

夕食は品数豊富な和食中心のメニュー
それでは夕食を食べに来ました。なんだか噴火での飛行機欠航もあってキャンセルが相次いでいるんだとか。飛行機ダメなら船でもと来ようという人は少ないらしい。

夕食会場の隅には水やお茶、種子島産の赤米などが並んでいました。パンフレットなどもあり、いろいろな体験もできるみたいですね。

夕食のお品書きが書いてありました。結構「なんだろうこれ」ってことも多いから、こうして食材とか書いてあるとわかりやすくて良いね。

お刺身と茄子料理、夏らしいオクラです。好きな物ばっかりだ~!

オクラと長芋、じゃこの和え物。たっぷりの薬味と合わせていただきます。

焼き茄子と鶏肉の浸し。味がしっかり染みていてやさしい味。こういう味わいのを作りたいけど、家で作ると良い感じに出来ないんだよなぁ。

お刺身。スジアラというハタの仲間と水鳥賊……? と思ったらミズイカのことらしい。確かにイカだ。

ここでご飯が登場。種子島の赤米を使用したご飯とお味噌汁です。赤米って健康に良さそうな感じする。

揚げたてで運ばれてきたのはカレーコロッケ。中にはチーズが入っていてとろ~り。大きさも食べやすいサイズ感です。

焼き物はコーコ鯛の味噌柚子庵焼き。コーコ鯛というのはコロダイのことらしく、鯛って付いてるけどイサキの仲間なんだとか。しっとり柔らかく、食べやすいように骨も取られていました。付け合わせはトウモロコシやレンコン、梅です。そういえば家で作ってる梅シロップの梅も食べられるかも。

もう少し食べられそうだなーって感じだった(だから太るんだよ)ので、ごはんとお味噌汁をおかわり。お供として自家製だというカラスミをいただきました。お腹いっぱいで美味しかった~~! ごちそうさまです!

明日は種子島の西側をめぐって、屋久島へと移動
明日は15時前の船で屋久島へ行くので、それまでの間は種子島の西側を散策してくる予定。13時半くらいに西之表に着いていれば良いかな。なにはともあれ無事に到着できて良かった。

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