おはようございます。今日は種子島の観光を楽しみつつ、午後は屋久島へと船で向かう1日です。天気も晴れ渡っているし、最高の島めぐり日和です。

ふわふわオムレツがメインの朝食
おはようございます。なんだか昨日は疲れてしまっていたけども、ゆっくり寝て体力回復。さっそく朝食を食べてきました。朝ご飯には塩で食べるふわふわのオムレツのほか、焼き魚にデザートとボリューム満点。朝からしっかり食べて準備万端です。

食後はセルフサービスのコーヒーで小休憩。ごちそうさまでした。

西之表を目指しながら観光スポットを回ってきた
今日は14時までに西之表にレンタカーを返却しないとならないので、朝9時くらいからホテルを出発。とりあえずロケットの発射台や種子島の最南端とかを見て来ようかなと思ってます。直行すると1時間くらいなので、結構時間には余裕がありそう。
種子島宇宙センターの発射台を見られる「ロケットの丘」
種子島といえばロケットが有名。つい先日(2025年6月29日)も打ち上げが実施されていて、無事に成功。周囲には祝う旗がたくさん並んでいました。今日は特に打ち上げとかはないんだけど、発射台を見られる展望台があるってことで見に行くことに。

ちょっとモヤが掛かっているけども、右側に見える鉄塔の部分が発射台です。打ち上げの時にテレビなどで見るような場所が目前にあるってのが結構感動を覚えます。ちなみに左側にあるのは気象台のようで、今は使われていないみたい。

臨時休館で入れなかった「JAXA 宇宙科学技術館」
展望台の次は、9時半から開館しているという「宇宙科学技術館」に向かいます。色々と展示があるみたいで、どんなものがあるのか楽しみ。

しかし入口に来て見たら看板が置いてある。そこには「臨時休館」と記載があり、ドアも開かないから休みらしい。何も公式サイトとかにも書いてなかったのでやってるかと思ったのに。

仕方がないので適当に敷地内を回って退散することに。横向きのロケットの模型も設置されていて、こうして見ると大きさがよくわかります。

なんか奥の方まで来ると、車がたくさん停まってる。何かあるのかなと思って海の方を見ると、多くの人がサーフィンを楽しんでいました。波もあって海もきれいってことで、絶好のサーフィンスポットなのね。

別の場所で砂浜の近くに駐車場があったので写真を一枚。一応私有地みたいな場所なのかもしれないけど、自由に開放されてるっぽいね。

鉄砲が伝えられた場所とされる「門倉岬」へ
宇宙センターを後にして、種子島の最南端にある「門倉岬」へと向かいます。門倉岬はポルトガルから漂着した船によって鉄砲が伝えられたとされる場所で、今でも漂着した海岸が残っているみたい。
道中に見つけた「前之浜南展望広場」から一枚。ここはウミガメの産卵地としても有名な浜なんだそうです。

先ほどの広場から車を少し走らせ、目的地の「門倉岬」に到着。岬には神社があるため、入口には鳥居が設けられています。

気温が高くて汗をかきながら門倉岬を進みます。あの船のように見えるものは展望台らしい。

鉄砲が伝えられた場所だということを記した石碑。実際にはこの場所ではないんだけど、海岸は行くのが大変だからかここに設置されています。

船のような形をした展望台。さて、展望台からはどんな景色が見えるのでしょうか。

展望台からの景色がこちら! 岬にある御崎神社の鳥居とフィリピン海(太平洋)が一望できる絶景展望台でした。の割に人は居ないけど……。

展望台から見えた神社にお参りしてきました。あんまりご利益とかは見なかったけど、おみくじがたくさん結ばれていたので結構有名な神社なのかもしれない。

長い階段の先にある、ポルトガル人が漂着した海岸
門倉岬の少し手前にある「ポルトガル人上陸之地」にも行ってみました。入口に看板があるので迷うことは無いと思います。看板の場所から280メートル先にあるらしい。

車で広場みたいな場所まで行ったら後は徒歩。長い階段を下って海岸まで降りていきます。

階段を降りた先には昭和9年に設置されたという石碑が設置されています。戦国時代の1543年にポルトガルから漂着した船から鉄砲が伝えられ、それを模擬して日本製の鉄砲が作られたことで全国に広がっていったとされています。

ここがその舞台となった浜。いったいどんな風にやってきたのか、想像が膨らみますね。さて、あの長い階段を上るのか……。

昔はお風呂があった? 長寿の潮湯跡へ
Googleマップを見ていたら気になるものが。なんだか昔はお風呂があったらしい「長寿の潮湯跡」という場所です。実際に見てきたら、確かになんかの建造物の跡が残ってました。

その後はスーパーに行ってまたジャムモナカを購入。やっぱりこれ美味しい。

カニやハゼも居るマングローブ林
マングローブというと沖縄な印象があるけど、種子島にもマングローブがあるみたい。あんまり見に行くところも無いので見てきました。
マングローブ林に到着。一面にマングローブが生えていて、遊歩道を歩きながら見ることができるようになっています。

近くの橋から見たら、これこそマングローブ林って光景が広がっていました。カヌーが置いてあったりするので、そういうアクティビティとかもやってるのかな。

遊歩道を歩いて地面を見てみると、カニやハゼがたくさん居ました。ぴょこぴょこ動いていてかわいい。

マングローブ畑の反対側? に出てみたらこんな景色が広がっていました。結構な絶景ポイントなように思えるけど、特に写真撮影とかしてる人は居ないみたい。そもそも観光客らしき人をあんまり見かけないような。

樹齢600年を超える「大ソテツ」を見てきた
港に行く道中にある「豊受神社」には日本で一番大きいというソテツの木があるらしい。すぐ見られるみたいなのでトイレ休憩ついでに見てきました。

神社に入って少し階段を上ると、大きなソテツの木がお出迎え。背が低いからあんまり長寿って感じはしないけど、一体何年まで生きるんだろうか。

海沿いにある「オリオン食堂」でお刺身定食を食べてきた
港に行く前に昼食を食べてきました。道中にいろいろお店はあったけど、今回寄ったのは「オリオン食堂」というお店。ここは種子島だけど、なんだか沖縄みたいな雰囲気が感じられます。

メニューは黒板に書いてあって、日替わり定食990円のほか、お刺身定食やミックスフライ定食などがありました。やっぱりお刺身が食べたいなと思ってお刺身定食を注文。なんだか今日はカンパチしかないみたい。

お刺身定食がやってきました。厚切りでたっぷりのお刺身のほか、もずくやカボチャ、ほうれん草の和え物などがセットになっていました。お味噌汁はしょっぱめだったけど、今の時期ならそれくらいの方が良いと思う。ごちそうさまでした!


このお店では外にテラス席があり、海を見ながら食事を楽しむことができます。涼しい時期なら良いけども、こんな暑い時ではちょっと厳しい。

種子島から高速船で屋久島へ移動
そろそろ種子島から出発の時間。昨日と同じフェリーかなと思ったけど、今回はトッピー7というピンク色がかわいい船でした。屋久島までは50分くらいの乗船です。


船内はこんな感じ。席は1階と2階があって、2階からだと景色が良く見えます。でも席は1時間前からしか指定できないので、繁忙期だと早めに並んでおかないと良い席が取られちゃうかも。

それでは出発。今度来るときはちゃんと飛行機で来たい(わざわざ来る用事があるかは不明だけど)。

しばらく乗船すると屋久島が近づいてきました。隣の島だけど、屋久島は山ばっかりで全然雰囲気が違うのが不思議。

無事に屋久島に到着。ここからはレンタカーを借りて移動していきます。

樹齢3000年の「紀文杉」を見に行ってきた
屋久島に到着したのは15時45分で、レンタカーを借りたらもう16時過ぎ。もうこのまま宿に行ってしまった方が良いかなとも思ったけども、紀文杉という樹齢3000年の杉が車ですぐ近くまで行けるってことで先に行ってみることに。

宿のある安房地域から山を上って行く道を進みます。山の上の方は霧になっていてなんだか神秘的な雰囲気も感じる。

山道を車で走ること40分ほどで、目的地となる紀文杉に到着。道路はちゃんと整備されているので、来るまでに危なっかしい場所もありませんでした。

車を停めて遊歩道を進みます。と言っても歩くのは30秒くらいで目的地に到着。

踊り場のようになっている場所から撮影してみたけど、広角20ミリでも全体を撮影できないほどの巨大さ。力強く立っている姿を見ると、なんだかパワーをもらえそうです。

少し離れて階段から撮影。上のほうは枯れてしまっている部分もあるみたいだけど、大きさに圧倒されます。でもこれ以上の大きさという縄文杉ってどれだけ大きいんだろう……。

近づいて幹を撮影。樹齢3000年とも言われている紀文杉だけど、これだけ長い時を生きていると精霊とかが出てきそう(アニメの見過ぎです)。

この紀文杉の少し先に行くと、小さな川が流れています。こういう大きな岩にコケが生えているのって好きなんだよね。

こちらが反対側。紀文杉の方向に流れているようだけど、この水が紀文杉の生命の源なんだろうか。

上部まで元気に見える「川上杉」
紀文杉に比べると知名度は低いけど、少し先に「川上杉」と呼ばれる推定樹齢2,000年の巨木があります。どうやらこの道路を作った時に木を迂回させた人の名前から取られているようで、紀文杉に比べると大きさこそ小さいものの、上部まで緑が生い茂っていました。
紀文杉からはちょっと車を走らせれば到着するので、紀文杉まで来たら一緒に見に行くことをおすすめ。


帰り道はシカやサルと出会えた
川上杉まで見たら良い時間になってきたので宿に向かって車を走らせます。しかし車窓から見るだけでも大自然を味わえる屋久島。さすが世界自然遺産なだけはある。


ところで、屋久島と言えば自然も有名だけど「ヤクシカ」「ヤクザル」などの動物に出会えることでも知られています。行きには見なかったけど、帰り道にはたくさんの動物を見ることができました。
まずはヤクシカ。ニホンシカの亜種のようで、本州に居るシカに比べてもサイズ感が小さいのが特徴です。警戒心が強いのか、これ以上近づいたらどこかへ飛んで行ってしまいました。

少し先ではヤクザルというニホンザルの亜種にも出会うことができました。群れで生活しているようで、1匹居ると周囲にたくさんいます。母親に掴まっている子ザルだったり、道路にうつ伏せになって毛づくろいをされていたりと自由気まま。なんとも癒される光景です。


安房地区にある民宿「杉の里」に宿泊
本日の宿泊先は、安房地区にある民宿「杉の里」です。2食付きでも7,000円(2025年7月時点)というリーズナブルな価格が特徴で、手作りの料理がいろいろ食べられるらしくて楽しみ。安房港からは車で数分、宮之浦港からは30分ほどの場所にあります。

入口を開けると大きな木のオブジェが置いてありました。屋久島だし杉の木なのかな。

横を見ると冷蔵庫。部屋に備え付けはなく、共用設備として設置されています。

洗面台やトイレ・お風呂も共用です。ドライヤーは置いてあったけど、歯ブラシはなかったので持参してくる必要がありそう。お風呂は貸し切りで使えるようになっていて、湯船にゆっくり入ることができます。

部屋は和室でエアコン完備
今回は「あじさい」というお部屋。広さは6畳ほどでテレビが備え付けられています。布団は敷かれていないので、自分で押し入れから出して寝るみたい。

エアコンは個別に設置されているため、好きな温度に調整して過ごすことができます。下手なビジネスホテルだと一括管理で温度調節ができなかったりするから、こういう備え付けのほうが嬉しい。

テーブルの上にはお茶とお茶漬けとしておかきが置いてありました。ちょっとしたサービスだけど、お茶漬けがおいてあると気分上がる。

魚介類中心のボリューム満点な夕食
それでは楽しみにしていた夕食です。屋久島ならではの魚介類を中心とした品数豊富なラインアップ。宿泊費7,000円でこんなにでてきて良いのかしら。
食前酒のグァバ酒をいただいてから、とりあえずご飯を食べたら美味しい。九州産のヒノヒカリとのことで、何も付けずにごはんだけで一杯食べちゃいました。

まずはお刺身。カツオに真鯛、ボイルしたイカの3点盛りです。カツオは厚切りでたっぷりだし、どれも新鮮でご飯が進みます。

大きなヒレが特徴のトビウオの唐揚げ。屋久島の名物のようで、他にもトビウオのつみれやフレークなどトビウオ尽くしでした。

焼き魚はマグロの別名であるシビです(鹿児島の呼び方なんだろうか、奄美大島でもシビの刺身とか売っていた)。塩焼きになっているのでご飯と一緒に食べるとちょうどいい感じ。

食後のデザートは屋久島のお茶を使ったプリン。お茶というと静岡が有名だけど、鹿児島も一大産地なんだよね。南にあることもあって一番最初の新茶として並んでいるのをよく見かけます。
甘味は控えめで食後のデザートにはぴったり。ごちそうさまでした。

食事を食べながら宿の人や他の宿泊してる人と旅の話をしたりと盛り上がっていたんだけど、宿の人が見事なけん玉を披露。なんだか見ていると「自分にもできそう」と思ってやってみたんだけど……。これがなかなか難しい。なんとか大皿→中皿を2回繰り返す事は出来たんだけど、それが限界で断念です。
様子を見られながらチャレンジするのは緊張したけど、成功したときには拍手してもらったりしていい気分。旅のいい思い出になりました。
ところで他に泊まってた人は翌日早朝から出発して山登りに行くんだとか。そういう話を聞くと自分も行ってみたくなる。
最終日は屋久島を一周して帰路へ
明日は夕方の飛行機を予約しているので、それまで屋久島の西側をぐるっと回りながらドライブの予定です。西側の林道では多くの動物に出会えるらしいので楽しみ。噴火の影響も落ち着いてきたみたいだし、気楽に回れそうです。
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