おはようございます。今日は屋久島をぐるっと回って帰還を予定している最終日。さて、行きは飛行機が欠航して大変な目に遭ったけど、無事に帰ることができるでしょうか。ちょっと心配だけど、昨日の様子や今日の予報を見る限りは大丈夫そう。

民宿 杉の里の朝食はシンプルな和定食
朝起きて朝食の時間。赤魚の塩焼きをメインに納豆や卵焼きなどが並ぶ和定食です。デザートのパイナップルは芯まで食べられて甘くておいしい。ごちそうさまでした!

屋久島をぐるっと回って観光してきた
今日は安房を出発して、屋久島をぐるっと回る行程。屋久島の西側にある林道を通って宮之浦港へと戻って行きます。何もしないと片道で3時間くらいらしいけど、途中で寄り道するから5時間くらいで戻れるかなって感じ。
モッチョム岳から流れ落ちる「千尋の滝」
車を走らせていたら「千尋の滝」という滝を発見。あちこちに看板があったので寄り道してみることに。結構山の上のようにあるみたいだけど、車で展望台までは行けるみたいです。
駐車場に車を停めて遊歩道へ。整備されている道を少し歩けば展望台に到着です。左の山道を行くとモッチョム岳に行けるらしい。

展望台からは「千尋の滝」が一望できます。でもちょっと遠いので、迫力としては微妙かもしれない。

持ってきている40mmのレンズからのトリミングした画像。壮大な雰囲気は感じるけど、もう少し近くから見られると良いなって感じ。

直接海に流れ落ちている「トローキの滝」
続いては千尋の滝の下流にある「トローキの滝」にやってきました。この滝は海に直接流れ落ちるという珍しい滝で、展望台のようになっている場所から見学ができます。でも道が途中までは平坦だけど、急に山道みたいになるのでスニーカーとかの歩きやすい靴で来ることをおすすめ。


干潮の時にしか入れない「平内海中温泉」に入ってきた
屋久島の観光スポットを調べていた時に、海岸にあって干潮の時にしか入れない「平内海中温泉」という温泉があることを発見。こういう野天風呂って大好きなので、干潮の時間はわからないけど行ってみました。
入り口の看板を見ると写真撮影禁止って書いてある。なんだか以前は「入浴している人が居る時は写真撮影禁止」とか「入浴している人の許可を取って」みたいな感じだったようだけど、完全に禁止になっちゃったらしい。そんなわけでGoogleマップのレビューには外国人の写真ばっかり(観光客増えすぎたのが原因なんだろうなぁ)。

入り口には脱衣所が用意されているけども、適当な岩場で着替えちゃっても良さそう。なお入浴の際には協力金として300円が必要だけど、JPQRが置いてあるので現金が無くても支払い可能です。
泉質は硫黄泉のアルカリ単純温泉。海の近くだから塩化物泉なのかと思ったらそうじゃないんだね。源泉が46℃くらいなので、源泉かけ流しで「ちょっぴり熱め」で楽しめる温泉でした。ちなみに訪れたのは10時前くらいだったけど、干潮の時間が10時10分だったのでタイミングはばっちり。

落差88メートルの大迫力を楽しめる「大川の滝」
西部林道に行く道の途中にある「大川の滝」に寄り道。ここは屋久島で最大の落差88メートルの滝で、駐車場から歩いて数分で滝の目前まで行くことができます。あんまり駐車できる台数が多くはないので、場合によっては止める場所に困ることも。

これが大川の滝。断崖絶壁から流れ落ちる大迫力の滝を見ることができ、近づくと水しぶきも飛んでくるほど。気温も暑いし、滝つぼで泳ぎたくなっちゃう。

西部林道ではシカとサルにたくさん出会えた
大川の滝を超えていくと、いよいよ「西部林道」へと入っていきます。ここは森の中を走っていく道で、道中では多くの野生動物と出会えることでも有名な道です。そんなに広い道ではなく、離合できない場所もあるので自信がないならやめておいたほうが良いかもしれない。

さっそくサルの親子に遭遇。毛づくろいをしているんでしょうか。

サルとシカのツーショット。タイミングが良ければシカの上にサルが乗る姿を見ることもできるようなんだけど、今回はちょっと乗っただけで降りちゃったので写真撮れずに残念。それにしても近くにサルが居ても全然気にする様子もない感じ。

シカだけとかサルだけってのはよく見ることはあるけども、こうして近くで過ごしているのを見るのはなかなか無いかも。まさに「共存共栄」って感じな光景です。

道路の真ん中で陣取っているサルたち。道をふさいでしまっていて、外に出たら威嚇されるしどうしよう……。しばらく待っていたけど動く気配もないので、ゆっくりと車を寄せて動いてもらうしかない。

サルは群れで生活しているので、1匹いるとこのようにたくさん。引かないように慎重に進んでいきます。

車の窓越しに1枚。車にも慣れているようで、すぐ横を通過しても逃げる気配もありませんでした。でも野生なので下手に近づきすぎたりエサをあげたりはしないようにしましょう。

ゴロゴロ転がっている岩。こういうのも「自然」って感じで好き。

屋久島の北西にある「口永良部島」です。宮之浦港から船で行くことができるようで、小さな島だけど温泉が結構あるみたい。行ってみたいな。

「いなか浜」でウミガメの産卵の痕跡を見てきた
西部林道を抜けて海岸線を通っていくと、途中に「いなか浜」というウミガメの産卵場所になっている砂浜があります。実際産卵は夜間に行われるので見ることはできないんだけど、痕跡くらいは見られるかも……?

沖縄かと勘違いしてしまいしそうな砂浜。ここをウミガメが這って産卵場所まで来るみたい。思ったよりも距離がある。

産卵場所は囲いがされていて入れなくなっているけど、囲いの外からは産卵場所の様子を見ることができました。並んだ穴のような所がウミガメがやってきた跡で、先にある丸い穴が産卵場所。来たのが7月なので、もう少し経つと子どもが産まれて海に帰っていくんだそうです。

それにしてもきれいな砂浜です。海水浴場というよりはウミガメの産卵場所として有名なようだけど、普通に泳いでも気持ちよさそうだね。

入口においてあるモニュメント。ウミガメのような形の石も置いてありました。

昔は海底だった痕跡が見られる「滝之川の一枚岩」へ
そろそろ屋久島での観光時間も終了。ってことで最後に来たのは「滝之川の一枚岩」です。ここはもともとこの地が海溝にあったときに出来た岩がそのまま残されている場所。

看板から少し歩くと、大きな岩が広がる場所に出ます。この岩は元々海の中にあったらしく、隆起して今の場所に出てきたんだとか。なお季節によっては岩全体が川のようになっている光景を見ることができるそうです。

屋久島の雰囲気をぐるっと見回せる「松峯大橋」
滝之川の一枚岩から空港方面に戻る途中に通った、安房川に掛かる松峯大橋。高い場所に掛けられている橋なので、屋久島の自然をぐるっと見ることができます。

山側は少しモヤになっているけど、これはこれで良い雰囲気。なんだか神話の世界に行ってしまいそうです。あんまり鹿児島に来る理由が見つからなかったけど、島に行くということを考えるとまだまだ行く場所はたくさんありそう。

屋久島の鹿肉を使ったピザが食べられる「イルマーレ」で遅めのランチ
気づいたら14時頃。何を食べようかなと思って調べていたら、空港の近くに評判の良いイタリアンレストランがあったので来てみました。お店の名前は「イルマーレ」といって、空港から歩いてこれそうな距離感です。

ランチメニューです。ピザやパスタのほか、スイーツなどもありました。その中でも今回は「ヴェナスン」というヤクシカの肉を使ったピザを注文。注文してから焼き上げるのでしばらく時間が掛かるみたい。
個人的にはパスタも食べてみたかったんだけど、1人で食べるには量的にも金額的にも厳しい。こういうときに2人で旅行に来たくなる。

20、30分後くらいかな? 注文していたビザがやってきました。思った以上に厚い記事でチーズもたっぷり。値段だけ見たら「ちょっと高いかも」と思ったけど、このボリューム感をみたら納得です。
上に乗っているのが鹿肉で、臭みもなく柔らかくて美味しい。ここに来るために屋久島に来るべきってレビューにも納得です。ごちそうさまでした。

鹿児島空港経由で羽田空港へとフライト
食事を終えたら近くのドラッグストアで飲み物を購入してレンタカーを返却。良いお天気の屋久島空港へとやってきました。心配していた火山灰の影響は全くないようで、鹿児島空港発着の飛行機にも欠航などは無さそう。これなら無事に羽田空港へと帰れそうで何より。

屋久島空港の自動販売機に「屋久島」という名前のお水があったので購入。お値段は162円と少々お高めだけど、まあ記念的な感じに。作っているのは南九州では有名な「デーリィ」という乳製品をメインで作っているメーカーです。

屋久島空港から鹿児島空港まで(JAC|JAL 3750便)
屋久島空港は小さな空港なので、飛行機へは直接乗るスタイル。一般的な空港でしか乗ったことが無いので、ちょっと新鮮な気分です。今までジェット機にしか乗ったことが無くて、プロペラ機に乗るのは初めてで楽しみ。

尾翼に書かれているのはJALの鶴丸マークだけど、この路線を運航しているのはJALグループの「日本エアコミューター(通称JAC)」です。鹿児島県の離島へのアクセスをメインとした路線を就航しており、単独路線も多いことからJALのライバル会社であるANAとのコードシェアも組まれています。

今回の機体は「ATR72-600」で、座席数は70と少なめ。それでもあんまり乗客はいなかったので、結構ガラガラな印象でした。なお座席に関してはJAL本体と同じように本革シートのようです。

予定通りに屋久島空港を出発。鹿児島空港までは30分ほどのフライトです。

この機体の大きな特徴は、エンジン部分にプロペラが付いていること。プロペラの近くの座席に座ると、高速で回るプロペラを見ることができて迫力があります。

あっという間に陸地が見えてきました。GPS情報を見ると佐田岬のあたりのようです。

ちょうど噴火していたという桜島。年がら年中噴火している印象なので、こっちに関しては「噴火してますよ〜」くらいの雰囲気。桜島に住んでる人からしたら大変だろうけども。

ジェット機のように空高く飛ぶわけではないので、終始景色が楽しめるプロペラ機。あっという間に鹿児島空港の近くまで戻ってきました。やっぱり飛行機は速いね。

定刻通りに鹿児島空港に到着。一昨日に比べると空気も透き通っているし、砂埃みたいな雰囲気もなし。帰りの羽田空港行きも問題なさそうですね。

鹿児島空港の「ラウンジ菜の花」でしばらく待機
鹿児島空港に着いたのは17時過ぎで、羽田行きの飛行機は20時過ぎとしばらく待ち時間があります。帰りはソラシドエアで制限エリア内のラウンジは使用できないため、制限エリア外にある「ラウンジ菜の花」で過ごすことに。
出発ロビーのロイヤルホテルや山形屋の横にある通路を歩いた先にあって、ちょっと場所がわかりにくいんだよね。

ラウンジ内ではソフトドリンクのほか焼酎の試飲が楽しめます。以前は無料でお菓子がもらえたけど、いつの間にかサービスが終わってしまいました。適当な作業スペースを確保してブログを執筆。しかし結果ここを書いているのは旅行の2週間後である。旅行を終えてしまうとどうしてもサボりがちになっちゃうんだよね。

ラウンジは20時で閉まってしまうので、少し前に退出して空港内を散策。ファミリーマートで「さんぴん茶」を見つけたので買ってみました。沖縄だけじゃなくて九州でも売ってるんだね。

なんだかもうすぐ20時とは思えない空の明るさ。無事にソラシドエアの飛行機もやってきたし、あとは帰るだけです。

鹿児島空港から羽田空港まで(ソラシドエア|SNA80便)
結構遅い飛行機なので遅延が心配だったけど、定刻に出航のようで一安心。鹿児島空港から羽田空港までのフライトです。

機体はボーイング787-800です。ANAやJALの大型機に比べると小さな機体なので、羽田/那覇のような幹線では座席数が少なくも感じる。

鹿児島空港を離陸して2時間ほどで羽田空港に到着。直接降りるのではなくバス移動だったけど、ANAグループで到着すると長〜〜〜い通路を歩く羽目になるからバスのが良い。

羽田空港から品川まで(京急空港線・本線)
帰りは京急で。Kyashでタッチ決済10%還元を行っているので、なかなか交通系ICカードに戻れない。とはいえそろそろキャンペーンも終わるので、次に乗るときには交通系ICカードかしら。

- 2251H
- 羽田空港→京急蒲田(京急空港線)
- 京急蒲田→品川(京急本線)
- 急行
- 羽田空港→泉岳寺
- 羽田空港→品川
- 22時54分→23時16分
車両は京急1000形(だけど世代まではわからない)の新しそうなやつ。新しい車両でもボックスシートを設置してくれてるので、遠くに行くときとかは旅行気分(旅行でしょ)を感じられて良い。個人的には成田までこれで行ってみたい。

トラブルもあったけども初の種子島・屋久島を楽しめた3日間
行きの時は種子島行きの飛行機が欠航というトラブルもあったけども、高速船に切り替えて渡った後は予定通りの行程で巡ることができました。
種子島に関してはロケット関連の施設をあんまり見られなかったのが残念だけど、屋久島では大自然や多くの動物を見ることができました。でもまたまだ見られていないスポットも多いと思うから、また来てみたいなって感じ。
ソラシドエアでの九州行きも飽きてきたなと思っていたけど、まだまだ離島では新たな発見を楽しめると実感した今回。また鹿児島空港経由で何処かに行ってみたいな。

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