全国の宿泊した宿をまとめた地図を見ていると、なんだか山口県だけスカスカじゃない……? って思って山口県への旅行を検討。鉄路でも行きにくいし、空港も微妙な位置にしかないってのであまり来てなかったんだよね。
今回は山口県北部、萩や長門市を中心にめぐる予定。秋吉台とかも行けたら行きたいけども、時間次第かな。海の近くでお魚を食べたいけども、良いお店あるかな。
羽田空港から「萩・岩見空港」に向けて出発
山口県内にある空港は「山口宇部空港」と「岩国錦帯橋空港」の2つ。どちらも瀬戸内海側にある空港なので、山口県北部へのアクセスはあんまり良くありません。そのため、今回は島根県の北西にある「萩・石見空港」を起点にして西へと向かう計画。
萩・石見空港は羽田からの1日2往復しか定期運行が無い空港で、就航しているのはANAのみ。利用客数も少ないのか補助金制度があり、セール以外の運賃で搭乗すると片道3,000円の助成金が受け取れます。
品川から羽田空港まで(京急本線・空港線)
品川まで常磐線からの上野東京ラインでやってきて、ここからは京急に乗り換えて羽田空港へ。JR線からの乗り換え改札があるものの、タッチ決済のキャンペーンに参加するために高輪口へ回ってホームへ。それにしてもJR→京急ならまだしも、京急→JRは高輪口経由の方が楽じゃないかと思ってしまう。

羽田空港までの所要時間は25分。安いけど混んでて遅い、それが京急ってイメージ。帰りは始発だから座れるんだけどね。
| 列車番号 | 526T |
| 路線名称 | 品川→京急蒲田(京急本線) 京急蒲田→羽田空港(京急空港線) |
| 種別 | 急行 |
| 運行区間 | 宗吾参道→羽田空港 |
| 乗車区間 | 品川→羽田空港 |
| 発着時刻 | 6時50分→7時15分 |
車両は都営5500形。シャッター速度1/250とかで撮ったら幕が切れてしまった。たしか相鉄の車両は耐えてくれてよかった記憶があるけど、写真を撮るだけなら物理的な幕のほうがやっぱり楽。

ANA LOUNGEで軽朝食
羽田空港に着いたら保安検査を受けてANA LOUNGEへ。北側のほうが近いけども、軽食を求めて南側へ。朝ご飯食べてきてないし。

入ると軽食コーナーは大行列だったので先にドリンクとお菓子を回収。いつも通りの青汁&コーヒーセットです。この青汁を牛乳と混ぜて飲むのが好き。

しばらくすると軽食コーナーも空いてきたので回収。稲荷寿司とおにぎりがあるんだけど、おにぎりの具材は日替わりっぽい。今日は明太子でした。最近はコンビニおにぎりの海苔付きが高くて買えないので、海苔おにぎりはうれしい。

羽田空港から萩・石見空港まで(ANA|NH725便)
ラウンジを出発時間の30分前に出て搭乗口に出発。早くないって思うけど、搭乗口が48という陸の孤島みたいな場所だから仕方がない。距離は約900メートルくらいあって、以前はサテライトとして別の建物だったエリアです。

遠すぎるのは理解しているのか、自動運転のモビリティが運行中。でも歩くよりも遅いので、荷物がいっぱいあるとか足腰が弱い人向けかな。時間があるなら乗って行っても良いかもしれない。

15分くらい歩いて搭乗口に到着。家から最寄り駅に行くよりも距離があったよ。ANAの就航する第二ターミナルは、どうも横に広すぎて歩く距離が長くなる印象が大きい。帰りも変な所に降ろされると長々と歩くことになるだろうし。

機体はB737-800、中型で地方路線などに多く導入されている機体です。このサイズ感の機体はエアバスA321が競合だと思うけど、個人的にはモニタやコンセントがあるA321のが好き。特にコンセントの有無ってパソコンを使う立場からすると大きい。

シンプル運賃なので24時間前からしか座席指定ができなかったけど、見てみたら空席がたくさん。そもそも閑散路線なのもあるだろうけど、ほとんどシンプルで取ってる人が多いのかもしれない。
ちなみにこの薄っぺらいシートはRECARO製の薄型シート。車のシートなどを作っている会社のものだそうで、フィット感はあるけど固さが気になる。一方で薄くすれば前の座席との幅を広く取れるので、座席自体は広く感じるような気もします。

木金と天気があんまり良くなかったけども、今日は晴れ間が見える感じでひと安心。でも場所によっては雲が多いみたいで、上空からも厚い雲が上に鎮座していたり。雲と雲の間を飛んでいる感じでした。

約1時間ほどでシートベルト着用サインが点灯して着陸態勢。萩・石見空港は海が近い空港なので、機内からは美しい日本海を見下ろせました。こういう景色が見られる空港だと、やっぱり座席指定して窓側を選びたくなるよね。とはいえ数千円の差額を払ってまでかは……。

長門市まで日本海沿いを走りながらのドライブ
今日は長門市辺りが目的地。最終的には萩市にて宿泊なので、適当に時間を見て戻る感じで考えています。長門市って以前山陰本線に乗ってきたことはあるんだけど、降りて散策した記憶もなく……乗り換えしかしてない気がする。
まずは空港でレンタカーを借りてきました。あんまり安いプランもなくて1泊2日で11,000円ほど。車種はホンダのフィットなので、燃費はそこそこ良さそうです。カーナビはAndroid Autoに対応しているので、ナビもGoogleマップ任せに出来るのがうれしい。

空港を出発するとずっと海岸線のドライブ。晴れ間も見えているんだけども雲が多め。事前に天気予報を見た限りだと、雨は降らないけども……って感じみたい。まあ降らなければいいかな。

しばらく島根県を走って山口県に突入。なんだか山口っぽい(どういう意味だ)の山を見つけたので、信号で止まったタイミングでパシャリ。丸っぽくてかわいい。

仙崎にある「浜屋」で磯定食を食べてきた
長門市に到着したのは13時過ぎ。早く食事を食べないと、店が閉まって旅行先なのにコンビニのパンで済ませるようなことになりかねない。ってことで調べて、評判の良さそうな浜屋さんにやってきました。
近くには「道の駅 センザキッチン」というレストランやお土産品などがあるモールのような場所もあるので、その辺りと見比べてみても良いかもしれません。
入口に大きな釜めしが置いてあることからもわかる通り、ここは釜めしも名物らしい。でも釜めしって炊き上げる関係で注文してから食べられるまで時間が掛かるので、今回はお刺身とフライなどがセットになった「磯定食(2,400円)」を注文。

しばらく待っていると注文した磯定食が運ばれてきました。刺身の盛り合わせにフライ、卵焼きや小鉢など品数豊富でボリューム満点。

お刺身はスズキやハマチ、タイなどの地魚がメイン。お刺身というとマグロやサーモンが定番のように乗ってくるお店も多いけど、こういう漁港の近くだと地魚尽くしのほうがうれしい。ちなみにお刺身単品だと1,200円らしい……それはそれで安くない?

魚のフライは聞いたらヒラマサとのこと。ふわっとしててご飯が進みます。他の人を見てたら大盛りとかお代わりもできるっぽいけど、私は夕飯のことを考えてセーブ。既に14時だし、夕食の時間まで4時間くらいしかない。ごちそうさまでした!

山陰本線の支線、資料館が併設されている仙崎駅へ
食事を終えて青海島に行こうと走っていると、仙崎駅があったので立ち寄り。この駅は長門市から分岐する支線のようになっているけども、元々は美祢線として開業したもの。以前は美祢線との直通運転も実施されていましたが、美祢線が災害によって全線バス代行となったために区間運転のみとなっています。
そういえば以前乗ったよなと思って調べてみたら美祢線直通の運用の写真が出てきました。当時は青春18きっぷで過酷な乗り鉄をしていて「米子(山陰本線)益田(山陰本線)長門市(山陰本線)仙崎(山陰本線・美祢線)厚狭(美祢線)長門市(山陰本線)下関」ってルートで乗ってました。今じゃやる気起きないよ……。旅行記を残していないのが悔やまれる。

そんな懐かしい記憶もある仙崎駅。駅の中は資料館にもなっているみたいです。

列車が来る時間ではなかったのでホームに列車は無く静かな状況。そもそも1日に50人くらいしか乗っていないみたいなので、列車が来ていても静かかもしれないけど。

駅の待合室には長門市で生まれ育った金子みすゞのモザイクアートが飾られています。近づいて見ると1つ1つのピースに色々なお願い事などが書かれていました。

トイレが横にあったので行こうと思ったら、小さな部屋の上に「手荷物、小荷物扱所」の文字。国鉄時代に鉄道で個人の荷物を運んでいた時代から残っていたものですね。こういうのを見つけるとちょっぴりうれしい。

駅の中には仙崎出身の作詞家「大津あきら」に関する展示品のほか、仙崎で育った童謡詩人「金子みすゞ」に関する資料も展示されていました。この人のことは初めて知ったのだけど、23歳の時に結婚した相手に病気を移され、詩を詠むことも禁じられた上、離婚後は娘まで引き渡すことを強要された結果、26歳で自死をしてしまったという経歴を見て絶句。
ちなみに展示されている右側の写真は1930年3月9日に下関で撮影されたもので、亡くなったのが1930年3月10日。つまり自ら命を絶つ前日に“最後の写真”を撮ったことになります。明日死ぬと覚悟を決めて撮った写真、一体どんな気持ちでカメラの前に立っていたのでしょうか……。

仙崎の先にある橋で渡れる「青海島」に行ってみた
仙崎駅を後にして青海島へ。橋で渡れる島で、一体何があるんだろうなーと気になっていたんだよね。なんだか「海上アルプス」なるものが有名らしいけど、雲が多い天気の時に行っても仕方ない。無料ならまだしも、駐車料金を払ってまでどんより空に行く必要性は無さそうだし。
そう思いながら車で行ける場所まで島を進んで行くと小学校を発見。でも遠目からわかる場所に「通小ありがとう」と上が貼り付けられていました。どうやら閉校してしまったようです。

それにしては放置されているような雰囲気が無いなと思って調べてみると、閉校になったのは2026年3月、つい2か月前のことだったみたい。ちなみに最後の1年を過ごした児童は3名で、2人が5年生、1人が6年生だったようです。5年間過ごした学校で卒業できないの、空しいだろうな……。

続いては地図で見ていて気になった「波の橋立」って場所に行ってみました。航空写真で見ると良い感じの場所だけど、この雰囲気が分かるのは上空だからこそ。特に展望台も無いので、現地に来ても感動があるかは疑問。

海に向かって突き出ている細い道。人も居なくて静かなので、のんびりするには良いかもしれないけども……天気がやっぱり微妙。晴天なら「おお~!」なんて声が上がりそうだけどね。

海を見ると透明度も高くて若干エメラルドグリーンにも見えます。ホントに曇っていたのが残念、そんな場所です。

波の音を聞きながらたそがれ(?)てると、遠くから船がやってきて停止。観光船のルートになっているみたいですね。

波の橋立から戻る道で、草に覆われた学校のような建物を発見。お気軽にどうぞって書いてあったので見に行ってみました。

入口に近づいて見ると、そこには「青海島共和国」と書かれた看板。どうやらここは廃校になった学校をレクリエーション施設として活用しているみたい。年中無休で9時から17時までの開放と書いてあったけど、臨時休業らしい。残念。

裏手には体育館のような建物に繋がる通路がありました。体育館の方も見に行ってみたけども、こちらは特に面白そうな看板は無し。それにしても時計の時間が止まっているのって意図的なのかな。


萩市内への道中で山陰本線を撮影
萩市内から長門市に来るときには山陰道の無料区間を走ってきたけども、帰りも同じ道ではつまらない(?)と思い県道64号線経由で萩市内へ。2桁県道なのに狭い山道になっていて驚いたけど、ふと開けた場所で真横に山陰本線の線路を発見。
これタイミング合えばいい感じの写真が撮れるんじゃないかと時刻表を見ると、数分後に列車が来るらしい。本数少ない区間なのでラッキー。

しばらく待っていると飯井駅に列車が到着。高台に列車が居て、下に統一された色の屋根を持った家が立ち並ぶってめちゃくちゃ良い雰囲気。

列車の発車を見届けてカメラを構えて撮影し、何かのポスターにありそうな写真が撮れて満足。違う道も走ってみるもんですね。

現役の車道として使われている眼鏡橋(三見橋)
山道を抜けて快適な道を走っていると、近くに眼鏡橋があるって看板を発見。地図で調べると数分で行けそうなので行ってみました。なおGoogleマップに三見川沿いの道を案内されたら絶対に無視して国道191号線経由で行きましょう。ストリートビューで見るとわかるけど、車で行けるような道ではありません。私も途中まで行って切り返すのに苦労した……。
国道191号線から側道に入ってしばらく進むと右手に駐車スペースがあるので、車を停めて眼鏡橋を下から眺めてきました。この橋は1914(大正3)年に造られたアーチ橋で、2個あるわけではないけど眼鏡橋と呼ばれているらしい。

なおこの橋、現役の車道として使われています。一見すると普通の道だけど、下には大正時代の石橋があると思うとロマンを感じ……ないか。この先に進むと国道191号に戻れるので、通り抜けるときに寄り道はしやすい場所だと思います。

萩市の中心部にある「民宿 阿武川」に宿泊
本日は萩市の中心部にある「民宿 阿武川」さん、土日の宿泊でも1泊2食付きで8,800円(2026年5月時点)で宿泊することができ、天然温泉もあるってことで予約。少し手前に別の民宿があるので間違えないように注意。

洗面所やトイレは部屋ごとに決まった場所を使う仕組み
こういう宿だとトイレや洗面所が共用なことが多いけど、ここは部屋ごとに使う場所が決まっているみたい。トイレも横に4つ並んでいました。こういうのは初めてかも。なお冷蔵庫は共用で、中には販売しているビールも入っていました。


通路に萩の名産品(?)らしい萩焼がたくさん。ここで買えるわけではないみたいだけど、コレクションの量がすごい。

部屋は和室の6畳、エアコンやテレビの設備付き
案内されたのは6畳の和室。予約時に洋室を選ぶこともできるけど、民宿っぽさだと和室かなーと和室を選んで予約していました。部屋の中にはテレビとエアコンがあるほか、無料でWi-Fiサービスも提供されています。

押し入れの中には布団が入っていました。寝る前に自分で敷くスタイルです。

部屋の隅にはフェイスタオルとバスタオル、浴衣が置いてありました。

お刺身や揚げ物など、ボリューム満点の夕食
18時過ぎに夕食。たっぷりのお刺身や揚げ物(ヒレカツっぽい)に揚げ茄子などボリューム満点。ご飯は炊飯器から好きなだけ食べられる仕組みです。毎日同じってわけではなく、日によってメニューは変わるみたい。

新鮮なお刺身。たっぷり8切れも盛られています。手前の緑色のものはわさびなんだけど、こんなトロトロしたの初めて見た。どこのやつなんだろう。

揚げ物はヒレカツ。お肉も柔らかくておいしい。ヒレカツってちょっと高級感あるよね。

長茄子がまるごと1本の焼き茄子。付け合わせには甘めの味噌が付いていました。焼き茄子好き。

鍋を開けると豚肉ときのこ、白菜などが入っていました。ポン酢を付けていただきます。

デザートは萩らしく甘夏。甘酸っぱくて口直しにもぴったりでした。ごちそうさまでした!

お風呂は天然の塩化物泉が楽しめる温泉
お風呂は天然温泉。自家源泉ってわけではなく、別の場所から持ってきた運び湯なんだそうです。泉質は「カルシウム・ナトリウム-塩化物冷鉱泉」とのことで、強塩味とかなり塩分が強そう。家族風呂のような感じに貸切にする仕組みなので、他の人と被ることはありません。

冷鉱泉なので温泉は冷たい水が出て来るため、浴槽内にあるヒーターで温める仕組み。入った瞬間に「塩化物泉だ~」とすぐにわかるほどの成分の濃さで、しばらく入ると体もポッカポカ。以前長崎の小浜温泉に入ったときレベルのお湯でした。

明日は萩市内の散策と秋吉台に行ってみたい
明日は世界遺産にもなっている萩市内の建物などを見て回ったりと、山口県の有名な観光地「秋吉台・秋芳洞」に行ってみたいなと思ってます。天気は雨は降らないみたいだけど、そこまで晴天ってわけではないみたい。でも場所的には晴れ渡ってなくても大丈夫かな……?
レンタカーの返却は17時半ごろなので、15時過ぎくらいには空港に向けていかないとかな。時間の許す限り観光できればと思います。



コメント