毎年6月辺りに行きがちな北海道。今回はAIRDOのセールで安く航空券を確保できたので、釧路空港を発着とする2泊3日の旅行をしてくることに。この時期はあんまり天気には恵まれない印象だけど、雨さえ降らなければ……いや、いい天気を期待したいけどさて。
予定としては1日目に太平洋側の岬をめぐりつつ根室に宿泊。2日目は野付半島方面に行こうと思っています。最終日はどうしようかな。今のところ何も考えていない。
都営浅草線・京急経由で羽田空港へ
フライトが7時40分発なので、路線検索を見ながら経路を選定。平日だし、久しぶりに都営浅草線と京急を経由するルートで行ってみることにしました。以前はメインルートだったけど、休日ダイヤの改悪やら連絡割引の廃止での運賃大幅値上げなどで使う頻度が激減したルートです。
押上から泉岳寺まで(都営浅草線)
押上駅から出発。まずは都営浅草線に乗車して京急との分岐駅「泉岳寺」を目指します。

乗車する西馬込行きの次に羽田空港行きが続いているけども、急行なこともあって羽田空港到着はかなり遅め。大きな荷物などがあって乗り換えを少しでも減らしたいなら選ぶ理由はあるけど、そうでないならば泉岳寺で乗り換えたほうが良いです。

| 列車番号 | 526N |
| 路線名称 | 押上→西馬込(都営浅草線) |
| 種別 | 普通 |
| 運行区間 | 京成高砂→西馬込 |
| 乗車区間 | 押上→西馬込 |
| 発着時刻 | 5時51分→6時15分 |
京成高砂からなので北総線を走らない運用だけど、北総線の(3000系かな)車両でした。車内はギリギリ席を確保できない位の混雑具合でしたが、日本橋くらいまで乗車すれば席は確保できるでしょう。大体いつもそんな感じです。

泉岳寺から羽田空港まで(京急本線・空港線)
泉岳寺駅ではホームの反対側で羽田空港行きとの接続が行われます。到着時間が6時15分で発車時刻が6時16分と短時間での乗り換えとなりますが、同一ホームなので慌てなくても大丈夫。とはいえのんびりしていると列車が発車してしまうけど。
元々は平日・土休日共に泉岳寺駅での接続は速達列車だったけど、いつからか土休日は急行に格下げ。遅くなるし高くなるしと何も良いことが無い改正でした。一方で平日は自宅からの羽田空港最速ルートになっているので、早朝便だとこのルートもあり。
| 列車番号 | 650SH |
| 路線名称 | 泉岳寺→京急蒲田(京急本線) 京急蒲田→羽田空港(京急空港線) |
| 種別 | 快特 |
| 運行区間 | 泉岳寺→羽田空港 |
| 乗車区間 | 泉岳寺→羽田空港 |
| 発着時刻 | 6時16分→6時34分 |
車両は京急1000形の……わからない。車端部にボックスシートがある編成で、行ってみたら空いていたので着席。泉岳寺から乗ると大体座れるのは利点なんだよね。品川からだとほぼ座れない印象。

羽田空港から釧路空港まで(AIRDO|HD71便)
羽田空港には定刻通りに到着。モバイル搭乗券で乗れるんだけど、毎回搭乗券は発券して保管するのが趣味になってる。ANAのシステム変更に合わせて搭乗券のスタイルも変わっていて、まるで国際線のような見た目に。それにしても搭乗時間が20分前に指定されているのが不思議。まあそれくらいに行った方が無難かもしれないけど……。

搭乗口は「POWER LOUNGE NORTH」が近くにあって便利な55番。周囲にはANA FESTAやスターバックスなどのお店のほか、ファミマの自販機だったりもあって利便性の高いエリアです。ANAとの共同運航便ですが、ANAの優先搭乗は適用されずに席順に合わせた搭乗となっています。

機体は中型機のB737-700。座席モニターや充電設備は無く、機内Wi-Fiもなし。全体的に古い印象を感じますが、その分価格も安いし、どっかの航空会社と違ってセールでも予約時点から座席指定も可能です。


離陸してしばらくするとシートベルト着用サインが消えてドリンクサービスが開始。メニューは「ホタテスープ」「ブレンドコーヒー」「麦茶」「アップルジュース」「水」の5種類。以前は北海道のミルクコーヒーがあった気がするんですが、いつの間にか無くなってしまったようです(もともと期間限定だったのかも?)。


その中でもおすすめなのがホタテスープ。蓋つきで渡されるのだけど、開けた瞬間にホタテの香りが鼻にスッと入ってきて、一口飲むとホタテのダシがたっぷりのおいしいスープ。あまりのおいしさに思わずお代わりをしてしまいました。ホタテ好きには必見の一杯です。

そして無事に釧路空港に着陸。天気予報通りのどんよりとした雲だけど、雨が降らなければって感じ。後は海の方が晴れていれば嬉しいけどもさて。

釧路湿原をぐるっと回ってきた
今日は最終目的地が根室なこともあり、ゆっくりと東に進んで行くような行程。空港でレンタカーを借りて、まずは釧路湿原方面へと出発。最終日にも来そうだけど、あんまり時間がなさそうなので先に。初日はあんまり時間に追われることも無いからね。
車はライズの「e-SMARTハイブリッド」なる駆動方法のモデル。よくわからないけども燃費が良いなら助かる。乗った感じはe-Powerみたいな雰囲気かな。

鶴居村の「どれみふぁ空」でソフトクリームをいただく
釧路空港を出発して、まず訪れたのは鶴居村にある「どれみふぁ空」ってお店。以前から釧路に来るたびに来ている、おいしいソフトクリームが食べられるお店です。

さっそくソフトクリーム(480円)を注文。鶴居村の牛乳を使った濃厚なミルクが絶品のソフトクリームです。あちこちのを食べている中でも「一番おいしいのでは」と思える味わい。やっぱり好き。

お店の裏手にはガーデンがあって花を見ながらソフトクリームを食べることができます。ゆったりベンチに座ってパクパク。心も落ち着きますね。

釧路湿原を一望できる展望スポット「コッタロ湿原展望台」へ
鶴居村から標茶町方面に向かい、途中で塘路湖へ続く道道1060号沿いにある「コッタロ湿原展望台」に立ち寄り。以前も来たことがあるんだけど、その時は階段に雪が積もっていて行ける状態ではなく、今回はリベンジって感じです。

建物の裏手には結構急な階段。さらに所々に壊れている部分があるので、足元に注意しながら上っていきます。それにしても今年はどこに旅行へ行っても階段とか山登りとかしているような。

階段を抜けてさらに上がっていくと展望台があります。そこからは釧路湿原(コッタロ湿原)を遠くまで見通せるほどの絶景が……! 少し雲が多いけども晴れ間も広がっていて、周囲からは虫や鳥の鳴き声も聞こえてきて心も安らぎます。あんまり人が多くないのも良い感じ。

ところでこの展望台、階段が劣化していることから修繕工事を行う関係で、2026(令和8)年7月から2027(令和9)年1月まで散策できないようです。今夏シーズンは休業って感じっぽいね。ご注意を。

コッタロ湿原展望台から塘路湖方面に行く道は、自然を保全する目的から舗装がされていない砂利道。そんな道をしばらく進むと小さな駐車スペースがあり、川辺まで降りて行ける場所があります。この川は釧路川で、屈斜路湖を起点として太平洋まで流れていく全長154キロメートルの河川。近くにはカヌー乗り場もあって、湿原を見ながらの川下りが楽しめるみたいです。

さらに砂利道を進むと国道391号線に合流。すぐ近くにはワカサギ釣りで有名な塘路湖があります。冬の時期は湖面が凍って歩くことができる湖ですが、今の時期は湿地帯にある池のような感じ。この湖、細長いこともあってなかなか良い展望スポットが無いんだよね。

塘路湖から釧路の市街地に向かって車を走らせていると、釧網本線に臨時列車「くしろ湿原ノロッコ号」が走っていたので1枚。気温もちょうどいいし、風を感じて乗るのも気持ちよさそう。

太平洋側の岬をめぐってきた……かった
今日の目的は愛冠岬や霧多布岬、落石岬などの太平洋側にある岬に行くこと。以前も行ったことがあるんだけど、天気があんまり良くなかったりしてリベンジしたいと思っていたんだよね。しかし今日も天気は微妙な感じで、さてリベンジできるのでしょうか。
釧路の市街地にある「鮨の錦」で海鮮ちらしの昼食
岬に行く前に釧路市街地で昼食。最初は回転寿司に行こうと思ったけども、調べてみたらおいしそうな海鮮ちらしが食べられるお店があるってことで「鮨の錦」さんに訪問。Googleマップで調べたら変な道に行かされたけど、普通に大通り側から入れます。駐車場は3台ほどのスペース。

ランチメニューは「特盛生ちらし(1,300円)」や「上にぎり(1,200円)」などリーズナブルな価格設定。今回は「特盛生ちらし」を頼んでみました。
カツオやエビ、カキなどのたくさんの魚介類が乗ったちらし寿司(というよりも海鮮丼のほうがしっくり来るかも)に茶わん蒸しとなめこの味噌汁がセットで運ばれてきました。茶わん蒸しも熱々でダシが効いていておいしい。メインのちらし寿司も新鮮な厚切りのネタにたっぷりの酢飯で思った以上にボリューム満点で大満足でした。ごちそうさまです。

セコマで108円のアイスコーヒーを購入
食後にコーヒーでも飲もうとセイコーマートへ。最近はコンビニコーヒーも150円以上と高額になっていますが、セイコーマートは今でも108円で販売。三井住友カードのタッチ決済還元を考慮すると1杯100円未満で飲める。

ところでセイコーマートのコーヒーって店によって抽出する機械が違うんですよね。カウンターに置くような小さいモデルがあれば、このお店には自動販売機のような大きいコーヒーマシンが設置されていました。豆は同じだろうけども、店によって味や量も若干違うような……。

お店の外でアイスコーヒーをごくごく。北海道のセイコーマートと沖縄のファミリーマート、北と南ではコンビニコーヒーを買いたくなってしまう。普段は買わないのに。

最初の目的地「愛冠岬」を目指して走っていると、ちょうど根室本線(花咲線)のキハ54が走ってきたので撮影。もう少し近い場所で撮れたらよかったけど、タイミングが良いのが遠い場所しかなかったのが残念。

街は晴れてるのに岬は霧の中だった「愛冠岬」
厚岸に付いて愛冠岬へ。途中にある展望台からは厚岸の街を一望することができます。天気も見ての通りのいい天気だし、愛冠岬からの景色も期待できそう。わくわく。

Googleマップの案内を無視(違う場所に案内される)して駐車場に停め、愛冠岬へ出発。駐車場からは約500メートルほどを歩くんだけど、森の中なのでクマに出会わないかヒヤヒヤ。シカやキツネなら良いけど、クマは嫌だ。

そして道を抜けた先には絶景が……真っ白じゃないか!!! そもそも釧路~根室辺りは夏ごろには霧が多く発生するエリアで、以前に来た時にもこんな状態だった気がする。とはいえこれはこれで幻想的でいいんだけどね。

岬の奥には「愛の鐘ベルアーチ」と呼ばれる想いをかなえる鐘が設置されています。自由にならせるけども、思った以上に音量が大きいので注意。鳴らした本人が驚いちゃう。

柵の先にも道が続いているけども立入禁止エリア。でもこの先って断崖絶壁だよね。

ところでこの愛冠岬、人は全然いないけどもシカはそこらじゅうで草を食べています。一定距離以上に近づかなければ逃げていかないので、適度な距離感でなら写真も撮り放題。でも「なんだよ」みたいな目で見られちゃうけど……。

想定された純白の景色が見られた「あやめヶ原」
愛冠岬を後にして、霧多布方面に向かう途中にある「あやめヶ原」へ立ち寄り。この場所は名前の通り「あやめ」が咲く原生花園で、展望台もあって海が一望できる絶景も楽しめるスポットです。

が、中に入ると霧だらけ。愛冠岬での光景から予想された結果ではあったんだけど、来るだけ来て見た感じでした。以前もこんな状況だったし、またリベンジに来ないとな。

ちなみに名前にもなっている「あやめ」はこの花のこと。小さな紫色をしているかわいい花です。

落石岬に行くだけ行ってみたが……?
あやめヶ原を過ぎて根室に近づくほどに濃くなっていく霧。運転しながらもあまり先が見えない状態なので、突然の動物の飛び出しなどに注意しながら進みます。これでシカとか出てきたらすぐ反応できるか心配だよ。

根室に向かって道道142号線を進んで行く途中、突き当りで曲がる場所に廃止となった駅跡が残されています。既にホームなどは無くなっているものの、駅名標をモチーフにしたモニュメントが設置され、ここに駅があったことを後世に伝えています。

先ほどの駅前で列車の時刻表を見てみると、少し後に列車が来るらしいので移動してカメラを用意。霧の中を駆け抜けていくキハ54系を撮影することができました。北海道っぽくて良いね。

そして霧の中に消えていく列車。いつか本当に消えてしまいそうな路線ではありますが、まだ今は乗れます。乗れるうちに乗っておきましょう。

気を取り直して落石岬へと向かう坂道に差し掛かると、目の前にキツネが登場。体のサイズに対してしっぽが大きくてもふもふしてそう……だけど、病気を持っている可能性があるので近づいてはいけません。

ゆっくり車を進めると横の少し高い場所に来て観察されているような状況に。凛々しさもあるけどかわいさもあるよね。もっと近くで見たい場合は留辺蘂の「北きつね牧場」に行くか、ズームレンズとかを持ってきましょう。

さらに大勢のエゾシカも出現。みんなでこっちを見つめて何かを言いたげな雰囲気です。もしくは下手な動きをしたら逃げられるように監視しているのかもしれない。

さて、そんなこんなで落石岬の入口に到着したんだけど、見ての通りの厚い霧。これでは行っても何も見えないのは明白だし、そもそもこんな視界の悪い状況で行くのも危ない気もする。ってことでここで折り返して宿へ。うーん残念。

たくさん昆布がありそうな「昆布盛」に立ち寄ってみた
落石岬から根室市内に戻る道中、青看に「昆布盛」って地名を発見。駅は見たことがあるけど、どんな場所か見に行ったことが無かったので立ち寄ってみました。少し離れた小島まで昆布盛地区なんですね。
集落を進んで行くと鮮やかな朱色の神社を発見。華盛稲荷神社と呼ぶらしい。ちょっと参拝してみましょう。

北海道にありがちな神社の本殿。入口は閉まっていたので、扉の前から参拝してきました。目新しい灯篭とキツネの置物は2年ほど前に設置されたもののようです。やっぱり稲荷神社だとキツネの置物があるといいよね。

社殿や鳥居は比較的新しいように見えたけど、手水のような石は歴史がありそうな雰囲気。神社自体は昔からあったみたいで、どこかのタイミングで建て直しをしたみたいだね。

神社から道道142号線に行くと根室本線の昆布盛駅があります。開業時代から「駅」だった場所で、以前は結構利用客も居たんだろうなと思えます。今では利用客は1日2人未満ですが、これでもまだ使われている方なのかもしれません。

元々が仮停留所ではなかったので、駅のホームの作りは比較的しっかりとしています。それにしてもこのホームの長さ、以前はこんな長さが必要な列車が停まっていたんだろうか。

根室駅からも徒歩圏内の「民宿しまの家」に宿泊
今日は根室市内にある「民宿しまの家」に宿泊。じゃらんや楽天トラベルなどのOTAには登録されていないので、観光協会のホームページを参考に電話で2食付きを予約。クレジットカードなどは利用できないので、宿泊の際は現金を用意しておきましょう(近くにセブンイレブンがあるのでATMには困らないと思う)。
駐車場は完備されているほか、根室駅からも歩いて10分ちょっと。公共交通機関での旅行でも使い勝手が良さそうな民宿です。

入口。既に食事の準備をしていて厨房に宿の人が居るようなので、奥に声を掛けて宿帳を記載。事前に到着時間を連絡していたのでスムーズでした。

近くの棚を見るとマンガがたくさん。自由に読めるマンガコーナーみたいです。

トイレや冷蔵庫などは共用設備
民宿ではあるあるだけど、トイレは部屋には無く共用設備。ウォシュレット付きの清潔なトイレでした。また、冷蔵庫や電子レンジも共用設備として設置。氷は食堂から使えるっぽいです。

コインランドリー。洗濯機は1回100円、乾燥機は1時間200円で利用できます。

お風呂は想像以上にきれいでびっくり。水回りがきれいだと嬉しいよね。シャワーの水圧も申し分ありませんでした。

客室は約6畳ほどの和室
お部屋は6畳ほどの和室。ガスストーブにテレビ、扇風機にベッドが置かれていました。エアコンは無いっぽいけども、根室は北海道の中でも涼しい地域なので大丈夫なのかも。以前稚内に夏に泊まった時もエアコンなしで過ごせたし。

お肉やお魚などボリューム満点の夕食!
夕食の時間になったので食堂へ。待っていたのは生姜焼きやホッケのみりん干し、北海道名物のいももちにお刺身などさまざまなメニューが並びます。ご飯は炊飯器から食べ放題になっているので、どんどんご飯が進む。お肉を食べて1杯、ホッケで1杯、そしてお刺身で1杯と合計で3杯も完食。お腹いっぱいになって満足でした。ごちそうさまです!
ちなみに花咲カニの時期はカニが出て来ることもあるんだとか。花咲カニってチクチクして痛いけど、味の濃さは「カニッ!」って感じでおいしいよね。

明日は春国岱や野付半島に行こうと思っているけど……?
明日はもともとの予定では春国岱や野付半島に行く計画。しかしあんまり天気が良くないので、景色を楽しむような場所に行ってもどうしようって感じに。でもそもそもエリア的に景色がメインなので、他に行こうと思ってもあんまり候補が無いんだよね。
まあ車を走らせていれば何かしら気になるものも有るかなと思ってルートは変えずに行くことに。何か良いものが見られればいいな。



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