空港からバスと船を乗り継いで島へ – 鹿児島県の離島「甑島」に行く2泊3日の旅:1日目

2026年の旅行記

ソラシドエアの特典航空券で九州に行きまくった結果、だんだんと「どこに行けば良いの」って考え出して見ていると、鹿児島県の本土近くに甑島を発見。高速船やフェリーで1時間程度と気軽に行けそうな場所だったので、島へ行くのをメインの鹿児島旅行を計画してみました。

これまでは飛行機で行ける島ばっかりだったので、船で行く島で過ごすのは佐渡島以来かも。どんな島なのか楽しみ。

遅延&遅延に遭いつつも、羽田空港から出発

今日の飛行機は7時50分発。めちゃくちゃ早いわけではないけど、ほぼ始発のような時間に家を出発。しかし最寄り駅に行くと乗る予定の列車が10分以上の遅延……。これでは北千住で乗り換えが間に合いません。

北千住から品川まで(常磐線・東北本線・東海道本線)

北千住駅には当初より13分ほど遅れて到着。路線検索をする限りでは飛行機には間に合いそう……と思っていたら、今度は常磐線も遅延。こちらは数分の遅れだったけど、品川駅での乗り換えが間に合わなさそう。一体どうなっているんだ。

なんだか起きた時点からあんまりメンタルの調子も良くなかったけど、追い打ちに追い打ちって感じ。家を出た瞬間にバッグに入れていた折りたたみ傘は落ちるし。

北千住駅から

乗車するのは6時15分発の品川行き。4分発の上野行きは10分ほどの遅れとなっていましたが、15分発は3分ほどの遅延で運行しているようです。この列車は勝田を4時半ごろに出発してきた列車。そう思うと水戸の先から羽田空港に7時過ぎには来られるんだなぁ。

15分発の品川行きに乗車
列車番号1120M
路線名称北千住→日暮里(常磐線)
日暮里→東京(東北本線)
東京→品川(東海道本線)
種別普通
運行区間勝田→品川
乗車区間北千住→品川
発着時刻6時15分→6時43分

車両はE531系。常磐線の車両は全然更新される気配がないけど、快速電車のE231系も普通列車のE531系もそろそこな車歴。そろそろ新車が来ないかな(各停ばっかり新しくなってる)。

交直流対応のE531系

品川から羽田空港まで(京急本線・空港線)

北千住発車時点では3分の遅れだった常磐線。途中の上野駅で停車時間を調整して遅れを取り戻し、品川到着時点では1分未満の遅延まで縮小。タッチ決済の還元(三井住友の8%やらJCBの10%)のために高輪口を回っても間に合いました。

京急品川駅

乗車するのは6時47分発の羽田空港行き。土休日だと急行ばっかりでげんなりしてしまうけど、平日は比較的快特の設定があり、羽田空港までの所要時間も短め。ところで下には浦賀行きの特急や逗子・葉山行きの普通など、あんまり見かけない運用も。平日朝だけなのかな。

浦賀って普通ばっかりの印象だった

京急蒲田や羽田空港第3ターミナルで少々止まるので所要時間は20分と若干遅め。急行に比べれば早いけどね。

列車番号572K
路線名称品川→京急蒲田(京急本線)
京急蒲田→羽田空港(京急空港線)
種別快特
運行区間宗吾参道→羽田空港
乗車区間品川→羽田空港
発着時刻6時47分→7時7分

車両は京成3000系。どうせ混んでて座れないから何でもいいです。

ブレちゃった

羽田空港から鹿児島空港まで(SNA71便)

羽田空港にはフライトの35分前に到着。保安検査などの時間は余裕だけど、ラウンジに行ってる時間は無さそう。搭乗口近くにあるセブンイレブンにて無料引換券でアイスコーヒーを回収したので、それで我慢しましょう。

搭乗する飛行機が遠くに見える

とても遠い47番搭乗口まで歩くのが大変って人向けの自動運転モビリティ。誰でも無料で乗ることができますが、歩くより遅いので歩ける人は歩いた方が良い。荷物が多いとかなら使うのも良いかもしれないけどね。

無料で移動できるモビリティがある

搭乗口に着いたのは出発20分前。既に事前改札が実施されていました。ソラシドエアではANAやJALのようにステイタスでの優先搭乗は無く、選んだ座席によって順番が設定されます。今回は座席指定を忘れていたら非常口座席しか残ってなかったので14A。GROUP 1での搭乗でした。

搭乗口52から出発

いの一番に搭乗できたので機内を1枚。ソラシドエアのイメージカラー(なのかな)の緑色なカバーが架けられています。機体はB787-800で、コンセントやUSB充電設備は無し。1時間ちょっとのフライトなので耐えられるとは思いつつ、充電が無い場合は厳しい。

機内の様子

非常口座席だったので真横は羽ビュー。何で予約をしてなかったんだろうか。

非常口座席からの景色

機内ではなっちゃんのりんごジュースをごくごく。アゴユズスープも良いけど、ちょっと甘いものが欲しかった。

絶賛作業をしながらごくごく

しばらくすると着陸態勢に入り、鹿児島空港に到着。なんか天気が良いって予報だったはずだけど、到着してみたら雲が多めでどんより。湿度も高くてジメジメしてて、台風一過はどこへって感じです。

鹿児島空港に着陸

バスと高速船を乗り継いで甑島へ

今日の目的地、甑島へは空港から川内駅までバスに乗り、そこから送迎バスで港、港からは高速船に乗って……と朝に空港に着いても上陸できるのは15時過ぎ。飛行機で乗り継ぎできない島だと時間が掛かります。

少し時間があったので空港ラウンジで小休憩。牛乳とグレープフルーツソーダを飲んできました。

牛乳とグレープフルーツ+炭酸水でソーダに

鹿児島空港から川内駅まで(南国交通・空港連絡バス)

飲み物を飲んで、気持ち程度の充電をしてバス停へ。鹿児島市内行きのバスは多数出ているものの、川内駅方面は本数が少ないので時間は要チェック。乗り遅れたら13時くらいまで無かったはずです。

市街地以外に行くバス

しばらく待っているとバスが到着。Wi-Fiサービスはあるものの充電設備はないみたいで残念。支払いはタッチ決済が利用できるので、JCBのタッチ決済で10%還元。運賃は1,700円です。

川内方面行のバスに乗車

川内駅から川内港ターミナルまで(川内港シャトルバス)

鹿児島空港からのバスを降りた同じ場所から川内港行きのバスが運行されています。コミュニティバスの位置づけのようで、運賃は150円。クレジットのタッチ決済が利用可能です。

川内駅から川内港に行くシャトルバス

船の時間に合ってなかったこともあってか、最初から最後まで乗客は私だけ。1人のために運行されているバスになってしまいました。

誰も乗客はいなくなったバスが出発

川内港の「薩摩海食堂」で海鮮丼ランチ&カフェで休憩

ちょうど時間も昼どきなので、港にあるレストラン「薩摩海食堂」でランチ。色々種類はあったけど、なぜかほとんど売り切れになっていたので「DX海鮮丼」を注文。お値段1,650円で現金のみのようです。

道の駅のようなお店の横にレストランがある

注文したら思ったより早く料理が到着。大きな穴子の天ぷらにかき揚げ、甘えびやマグロのお刺身などが乗った海鮮丼に、お味噌汁と切り干し大根、漬物がセットになった定食スタイル。

ぱっと見では少ないかもと思ったけども、思ったより丼が深くてボリューム満点。値段的にもめちゃくちゃ高いわけでもないし、船に乗る前の食事にぴったりでした。ごちそうさまです。

穴子のインパクトが大きい「DX海鮮丼(1,650円)」

食後はフェリーターミナルの建物に併設されているカフェへ。まだ待ち時間もたっぷりあるので、コーヒーでも飲みながら待つことにしました。で、ここでふと気づいたんですが、高速船の目的地って「長浜港」と「里港」があって、ずっと長浜港に行くつもりだったんだよね。でも実はレンタカーを予約していたのは里港だったことが発覚。どうしようと思って連絡したところ、高速船にそのまま乗っていれば里港に寄るらしい。今気づいてよかった……。

レンタカー屋に連絡を済ませてカフェで休憩。スマホやらの充電が死にそうだったのでコンセントを借りて充電タイム。こうやってモバイルバッテリー不要かなと思ったときに限って充電が必要になるんだよね。持ってくると使わなかったりするのに。

アイスコーヒー(430円)

川内港から里港まで【長浜港経由】(甑島商船)

14時になってチケットが買えるようになったので購入。長浜港経由で時間は掛かるものの、甑島内の港はどこでも同一価格で4,070円。船に長く乗りたい(?)ならば長浜港経由の方がお得かもしれません。

なおもしもの時のためなのか、乗船時には住所氏名などの記載が必要。役に立たない方が良い書類です。

乗船券を購入

高速船甑島。ジェットフォイルではないので浮上はせず、単純に速度が速い船です。車両の積み込みはできないため、車やバイクなどで船に行きたい人はフェリーで行く必要があります。

高速船「甑島」に乗船

中に入ると見覚えしかないデザイン。調べてみたら案の定「水戸岡鋭治」氏のデザインでした。悪くはないんだけど、いろいろな場所で見過ぎていて飽きてきている気もする。

見覚えがあるデザインの船内

左右の座席は大きい窓から海を眺めることができるようになっています。リクライニングしそうな形をしているけども、リクライニングはしないみたい。

左右の座席からは海が良く見える

お弁当などを食べやすそうなスペースや、雑魚寝できそうな場所も。高速船ってもっと殺風景な印象もあったけど、思った以上におしゃれな感じでした。

ちょっとした喫茶店みたいな雰囲気

階段で1階に降りると土足禁止の薄暗い部屋。船酔いとかが気になる人は良いのかもしれない。

1階は薄暗いスペース

時間になり定刻で出発。湾内はゆっくり進み、抜けると速度を上げて甑島へと向かいます。

天気が微妙~~~!

そして進んで行くんだけど、波に合わせて船体がぐわんぐわんと大揺れ。船酔いはしないタイプなので気持ち悪くなったりはしなかったけど、想像以上の揺れにびっくり。心配な人は酔い止めを持ってきた方が良さそうです。

窓に波しぶきがさぶーんってくる感じ

乗船すること約1時間ほどで長浜港に到着。ここから川内港に船は戻っていきますが、途中で里港に立ち寄ります。里港経由・長浜港行きと長浜港経由・里港行きの運用がされているため、同じ港に行くのにも所要時間が大幅に変わるので注意。私は想定より1時間遅れになってしまいました。

長浜港に立ち寄り

そして予定通りに里港に到着。長浜港からは甑島のそばを進んで行くので、景色をゆっくり楽しめます。ある意味長浜港経由の便で良かったのかも。

里港へと到着

レンタカーを借りて甑島を小観光

高速船を降りたら「歓 ようこそ!甑島へ 迎」とお出迎え。帰りの便は比較的利用する人も多いみたいなので、早めに予約しておこうかな。

歓迎してくれた

あんまり天気は良くないけど……雨にならないだけ良しとしましょう。滞在期間中はギリギリセーフって状況みたい。

雲が多めでどーんよりな感じ

エリアワンレンタカーで「日産サクラ」を借りて出発

甑島では基本レンタカーが無いと観光に困るけど、OTAではあんまり見つけられなかったので直接連絡して予約。色々お店はあったけど、日産サクラを借りられる「エリアワンレンタカー」が気になったのでそこで。以前からどんな雰囲気なのか乗ってみたかったんだよね。

ホテルが運営するレンタカー屋さん

説明や支払いを終えて出発。電気自動車なので充電が必要なのですが、上甑島と下甑島にそれぞれ2つずつ(里港近くと長浜港近く)のEVチャージスポットが無料で利用できるとのこと。料金コミコミで使えるのは良いね。

初の日産サクラに乗車

出発時点では充電満タンで約140キロの走行が可能らしい。ガソリン車であれば400キロほど走ることを考えると、あまり長距離運転には向いていない車種ですね。日ごろの足として使うことがメインの車でしょう。

走行可能距離は約140キロ

細長い砂州が続く「長目の浜」を見てきた

最初に訪れたのは、上甑島の有名な観光地「長目の浜」です。もともと山であった場所が長い年月で崩れ、まるで道のように砂浜が続く場所。展望台が設置されていて、どこまでも続いているかのような景色が見られます。幅は約50メートルで、長さは4キロもあるんだとか。

「長目の浜展望所」からの景色

展望所からさらに進み、細い横道を進んだ先にあるなまこ池。淡水と海水が層になった池で、その名の通り「なまこ」が生息しています。周囲には白鳥やトンビなどが多数飛んでいました。

なまこ池

隣り合っているのは貝池。こちらは海水と淡水が混ざり合った「汽水」と呼ばれる場所で、川の河口などと同じような感じ。この場所には世界に7か所しか確認されていないという、バクテリア「クロマチウム」が生息しています。

貝池

先ほどの「長目の浜展望所」とは反対側にある「田之尻展望所」にも来てみました。こちらからだと弓のような形をした長目の浜をより近くで見下ろすことができます。でも場所の雰囲気は長目の浜展望所のほうがそれっぽいかな。

田之尻展望所から見る長目の浜

またこの展望台からは海を一望することもでき、熊本の天草や長島まで見ることができるんだそうです。さてどんな具合かな……?

意外と近い天草

やっぱり天気があんまり良くないこともあって天草までは見通せず。晴れた日には良く見えるんだろうなぁ。残念。

天草は……?

中甑島と下甑島を結ぶ「甑󠄀大橋」

そろそろ宿に向かう時間なので下甑島方面へ。もともとは上甑島から下甑島までは繋がっておらず、2020年に「甑󠄀大橋」が完成するまでは船で渡っていたのだそうです。中甑島からトンネルを抜けると……思わず息をのむ景色が待っています。

美しい海を渡る甑󠄀大橋。写真を撮るために橋の前後に駐車スペースが設けられており、車を停めてゆったり橋を眺めることができます。これはなかなかいい景色だ……!

トンネルを抜けるとそこには……

橋を越えた先に山を上っていく道があり、その先にある「鳥ノ巣山展望所」からは端を見下ろすような構図で写真撮影が可能。晴れていればエメラルドグリーンの美しい海を一望できるスポットなのだけど、今日はそこそこな景色。こうして島と島を繋ぐ橋を見下ろせる場所なんて、そうそうないんじゃないでしょうか。

鳥ノ巣山展望所からは甑󠄀大橋を眼下に見下ろせる

展望台から右手には遊歩道が整備されていて、下のほうに歩いていくことができるようになっています。この辺りはカノコユリと呼ばれる夏に咲く花の名所となっており、シーズンには白やピンクの花があちらこちらにみられるそうです。

展望台の右手には遊歩道がある

鹿島地区を見守る「鹿島神社」に参拝

泊まる宿の先に鳥居を発見。少し気になったので車を停めて参拝してきました。この神社は「鹿島神社」と呼ばれ、集落の名前が「鹿島」なので地域の守り神のような神社のようです。鳥居には文字が刻まれており、大正時代に陸軍の大将だった人が作ったみたい。

鹿島神社に参拝

静かながら神聖な空気がただよう境内。きれいに整備されており、大切にされていることが分かります。

ちょっと写真が斜めになっている……

境内に咲いていたアジサイ。さまざまな色の花が咲いていてきれい。

アジサイの時期だよね

本日の行程が終了した段階で充電残量は70%ほどとなっていました。このままだと下甑島の先行って戻ってくるのが怪しいので、途中で充電が必要そうな感じ。長浜港に立ち寄っていく方が無難っぽいね。

充電残量が30%消費していた

下甑島の北端に位置する「ハマダ旅館」に宿泊

本日宿泊するのは、鹿島地区にあるハマダ旅館さん。OTAには乗っておらず公式HPもなし、電話予約だけの昔ながらの旅館です。いろいろと旅館を調べていたんだけど、宿泊料金や場所の兼ね合いもあってここに決めました。

ハマダ旅館に宿泊

旅館に入るとこんな感じ。ピンポンとかは無かったので「こんにちは~」って声を掛けてチェックインです。早速お部屋に案内されました。

入口

6畳ほどの和室に宿泊

今日泊まるのは2階の和室。通路の脇に部屋が何個かある感じで、一番奥の部屋に通されました。どうやら部屋には外鍵も内鍵もないみたい。今どきの感覚からするとビックリしてしまうけど、民宿やユースホステルに泊っているとこういう宿もある感じです。

部屋の入口

廊下はフリースペースとなっており、ソファーに座りながら海を眺めたりもできます。喫煙も可能。

喫煙可能なフリースペース

部屋は6畳ほどの和室で、エアコンやテレビ、コンセントなどの設備は完備。畳もきれいでホコリなどもなく、きれいに整備されている印象です。

6畳ほどの和室

トイレやお風呂は共用設備になっている

部屋にトイレは無くて共用設備。2階と1階それぞれにトイレが設置されています。ウォシュレット付きの洋式トイレでした。

トイレは共用設備になっている

お風呂は1階。到着してすぐに「先に入っちゃえば~」とのことで入ってきました。

浴室は1階にある

浴室は1人用の小さなバスタブとシャワー。水圧などは申し分なく、湯船もちょうどいい温度でした。外からは鳥のさえずりが聞こえてきて、ある意味ぜいたくな入浴。家じゃ電車の音しか聞こえてこないし。

浴室

魚やお肉など、品数豊富な夕食

夕食はお刺身や生姜焼き、焼き魚に厚揚げの餡かけ、あおさ汁など品数豊富。ご飯はおひつに入っていて、大体3杯分くらい。こうして入っていると食べちゃうんだよなぁ……。

いろいろな料理が並ぶ夕食

お刺身にはぷりぷり甘いエビがたくさん! 殻がむいてあるので食べやすい。お魚の方はハマチとかかな? お刺身だけでご飯を1杯食べ終わってしまい、最終的には全部空っぽに。ごちそうさまでした!

エビがたくさん~!

明日は天気が晴れているうちに景色を見てきたい

明日の天気を見てみると午前中は晴れとなっているけど、午後からは雲が多くなり夕方からは雨が降ってくる予報。甑島に来た目的は景色を楽しむことなので、朝早めに出発して景色を楽しみ、食事をしてから天気をあまり重視しない場所に行こうかなって計画。それにしても今日は朝4時起きだったこともあって疲れたな……。

展望所をめぐって景色を堪能してきた - 鹿児島県の離島「甑島」に行く2泊3日の旅:2日目
朝早くから出発して各所の展望所から景色を楽しんできました。お昼にはお刺身を食べて夕方に鹿児島市内に帰還する1日。

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