旅行2日目。今日は香川に来た目的である「こんぴらさんへの参拝」がメインイベント。奥社までの約1,300段を上って、昨年の厄落としみたいな感じで毎年参拝しています。

朝8時前にこんぴらさん参拝へ出発
宿を出た瞬間に参道到着なので、7時くらいまでゆっくり休んで出発。9時とか10時になると人も増えて、自分のペースで上がれなくなるから早朝スタートが無難です。

昼間はお土産屋さんが立ち並ぶ参道も、今の時間はまだ開店前。シャッターに挟まれた道をトコトコ歩いて進みます。左側に見える「小松屋」は楽天市場とかでよく見かけるお店。ポイント消化とかで買ったりするよね。

平坦な道をしばらく進むと階段が登場。階段があって平坦な道があってと「休憩スポット(勝手に呼んでる)」を通りながらなので、そこまで大変って気はしてないんだよね。慣れかもしれないけども。

しばらく階段を進んでいくと、大きな建物が目の前に見えてきます。これは「大門」で、金刀比羅宮の総門。この先が正真正銘の“神域”に入っていくので、ちょっぴり空気の雰囲気も変わったように感じる。

そしてこの大門まで来たら後を振り返ると、ここまで上ってきた参道と琴平の街をを一望できます。昼間だと人が多くて撮影しにくいんだけど、この時間なら気楽に撮影可能。

大門をくぐって参道を進みます。ここから突き当たりまでは平坦な道が進むので、ここまでの階段で少し疲れた体を休ませながら進んでいきます。それにしても上から早歩きで降りてくる人がいるけど、近くに住んでいる人とかなのかな。

平坦な道を進み切ると、また階段がスタート。この手前にお手洗いがあるので、この先心配な人は済ませておくと安心です。さて、ここまで来たらあと一息(?)なので、一気に進みましょう。

一通り階段を上りきった先にある大きな建物は「旭社」と呼ばれ、1845年に建築された多くの神を祀る社殿。一見「ようやく着いた」と思ってしまいがちだけど、本殿はまだ先。もう少しがんばりましょう。

旭社を横目に進みます。手前には座れる休憩所があるので、一休みしたい人はここで。私は下手に休むと余計に疲れるので一気に行くけど。

そうして最後にそびえ立つ長い階段。133段の急な階段となっていて、ここを上りきらないと本殿にはたどり着けません。なんだか乗り越えないとゴールにはたどり着けないってのを体現してる感じだよね。

ついに本殿に到着。毎年のことだけど、ここまでたどり着くと達成感がある。今後の祈りと、また来年も無事にたどり着くことができるようにとお願いしてきました。
ここに無事に来るってことは、五体満足で交通費などの金銭面でも困ることがないってことなので、それ以上ない願いだったりする。健康が一番です。

本殿の横からは天気が良ければ瀬戸大橋を眺められる展望台があります。今日は天気こそ良かったものの、少しモヤっていて遠くまでは見通せず。まあ何度も見てる景色だから来年に期待かな。

さらに583段の道のり、奥社へ向かう
金刀比羅宮の本殿はここだけど、先には「奥社」と呼ばれる厳魂神社があります。時間がないときは断念するけど、今日はたっぷり時間があるため、先に進んで奥社まで行ってくることに。

奥社への道は最初こそ平坦な道が続きます。最後の急な階段を上ってきた足にとってはつかの間の休息ゾーンって感じ。空気は寒かったけど、ここまで上れば中から熱がわき出てくる。

道中にある神社は武雷尊と誉田和氣尊を祀る「常磐神社」。誉田和氣尊は全国の八幡神社で祀られている神様としても知られています。

さらに先に進むと紅色が美しい社殿が現れます。ここは崇徳天皇が祀られている「白峰神社」。崇徳天皇といえば京都の縁切り神社として有名な「安井金比羅宮」があり、悪縁を断ち切って良縁を呼び込むご利益がありそうです。

白峰神社から先に進むと、山の傾斜に沿って建てられた神社があります。ここは菅原道真命を祀る「菅原神社」。学問の神様として知られ、有名どころでは太宰府天満宮などでも祀られています。ここも学問などのご利益が受けられそうですね。

道中の神社を横目に進んでいくと、遠くに赤色の建物が見えてきます。もしかしてゴールか!?

と、思いがちなんですが、その建物から進行方向が変わって階段が登場。この階段を2回くらい行かないと奥社へはたどり着けません。でもゴールは目前です。

そしてついに奥社(厳魂神社)に到着。ここに祀られているのは金刀比羅本教の教祖である「厳魂彦命」。こんぴらさんの守り神としても崇められています。

奥社。手前が拝殿で奥が社殿でしょうか。拝殿の前にある賽銭箱辺りから奥を見通すと、ハッとした気分になる。

横の断崖には天狗とカラス天狗の彫り物が付けられています。上の方を眺めすぎちゃうけど、中央よりも下あたりにある。

奥社からの景色。やっぱりモヤが掛かってるのであんまり遠くまでは見えません。でも右側から光が入ってきてるのは神々しい雰囲気。

ところで、お守りを受けられる場所が8時オープンかと思ったら9時オープンに。到着時間が8時半くらいだったので、30分ほど座って待機。ここまで来て受けずに帰るのもねぇ……。

9時まで待って、奥社(厳魂神社)限定の天狗守りを入手。年によって天狗守りか幸せの黄色いお守りを選んでて、去年は黄色いお守りにしたので今年はこちらに。
さて、目的も達成したので一気に降りましょう。チェックアウト時間が迫ってるよ。

現地で頼む方が安い? 虎屋別館の朝食
朝食付きプランにしていたので、朝食会場となっている「Cafe 森と山」へ。チェックアウト後でも利用可能で、朝食メニューは朝11時まで提供しています。

このお店自体もモーニングメニューを提供していて、お値段は800円。あれ、今回頼んでた和食は朝食料金が1,200円なのに800円で食べられるんですけど……?

入店すると、昨晩頼んでいたので和食が運ばれてきました。内容はご飯に卵、味噌汁におかずが数品。香川に居るとうどんばかりなので、こういう朝食もいいよね。
ところで、洋食メニューだとカフェのモーニングに追加でオムレツが付いてくるみたい。なので朝食付きにするなら洋食、和食を食べたいなら現地支払いのが安く済みます。思わず宿のレビューにも書いてしまったよ。

朝食に付いてくるドリンクはアイスコーヒーをオーダーしました。ちなみにカフェのモーニングにも付いてきます。

さて、ここでこんぴらさんのおみくじを開封。元日に引いた別の神社に比べて、参道を行き来してきた結果どうなったのかな……ご想像におまかせします。

徳島空港に向かいつつ、道中で寄り道
こんぴらさんの参拝を終えて、もうやることがない。とはいえ空港直行では面白くないので、道中で何か所か寄り道していくことに。ちょっと興味がある場所もあるしね。
ボートレースまるがめで旅費を回収……したかった
まずはこんぴらさんから比較的近い「ボートレースまるがめ」にやってきました。普段はギャンブルをしないけど、たまにはね。

入口にはイメージキャラクターの蒼月まるるってキャラクターが居ました。かわいいね。

さて、今日は場内ではやってないみたいなので場外の舟券を購入。徳山は少し外して、びわこは大穴狙いです。

モニターでレースを生中継で観戦。結果は……ハズレで200円を失いました。ぐぬぬ。

続いては福岡で無難すぎる組み合わせで購入。これなら行けるっしょ。

結果は見事的中。まあそんな勝ち確定みたいな選び方なので、払戻金も180円で利益はたったの80円。10枚くらい買えば800円だったけど、そんな賭けはしたくない。
最終的に300円買って180円の払戻なので、差し引き120円の損失! 本当にありがとうございました。

讃岐うどん「まるいち」でお昼ごはん
お昼ご飯を食べに、道中見つけたチェーンのうどん店へ。以前も来たことがある系列っぽいね。

注文したのはかけうどん大ときつね。合わせて450円でした。思った以上にたっぷりだったので、やはり一玉のサイズを確認すべきだった。

塩江温泉鉄道(琴電塩江線)の廃線跡を辿る
1つ目の目的地は塩江温泉。温泉に入るのではなく、ここに残っている廃線跡を巡るのが目的です。塩江温泉鉄道は塩江温泉への交通手段として1929年に開業したものの、経営難によって親会社の琴平電鉄に吸収合併され、戦時中の1941年に廃止。わずか12年の短い期間しか運行されなかった鉄道です。
路線は琴電琴平線の仏生山を起点に塩江駅までの16.2キロ。それにしても1928年に建設を開始して1929年に開業したのは良いものの、わずか数年で赤字になってしまったのは残念過ぎる。
まず最初は中村駅の跡地で、プラットフォームがそのまま残されています。現在では個人のお墓になっているものの、看板なども設置されて廃線跡であることを遺しています。

続いては河北八幡神社の目の前、沈下橋の横にあるコンクリート建造物。これは鉄道時代の橋脚の跡なんだそうです。知らないと道路の一部にしか思え無さそう。

横から見るとそこまで高さは高くありません。当時だと手が届くレベルの所を走っていたのかもしれない。

その先にあるトンネルは「中村トンネル」で、ここも鉄道遺構。当時のトンネルをそのまま道路に転用しています。

トンネルを越えて「新中村大橋」から見える円柱型の2本の柱。線路などは全て撤去されてしまっていますが、この柱だけは当時のまま残されています。90年以上前に建築されたコンクリートが今でも崩れずに残っているのがすごい。

廃線跡を進んで行くと、またトンネルが登場。ここは「御殿場トンネル」と呼ばれ、なんだか静岡県みたいな名前ですね。途中でカーブしているようで、入口から反対側を望むことはできません、

トンネル内には待避口が用意されていて、ここが鉄道トンネルとして建設されたことを示しています。トンネル内は結構暗いので、散策するならライトがあると安心(写真は車のライトを使ってる)。

ぱっと見ではきれいなトンネルですが、上を見上げると古さが感じられます。とはいえ道路として現役で利用されているので、ある程度の整備修繕は行われていると思います。

トンネルを通って、沈下橋を渡って反対側へ。ある程度道幅はあるので余裕だけど、ちょっと怖いよね。

香東川に掛かっていた大きな橋の遺構。片側だけだけど、かなりの大きさの橋が掛けられていたことが橋脚の大きさからうかがい知れます。どこかに写真とか残ってないんでしょうか。戦時中に廃止されてしまったから難しいんだろうなぁ。

橋が架かっていたであろう場所。橋脚の高さが対岸の高台と合っているので、写真の真ん中あたりに真っすぐ線路が通っていたであろうことが想像できます。今であったらいい感じの撮影スポットにもなってそう。

対岸に渡って廃線跡を辿っていくと、謎の広場が出現。ここも鉄道関連の敷地だったのかもしれません。

何の変哲もない橋ですが、ここは鉄道橋を道路に転用した「大向橋」です。こうして見ると特に鉄道っぽさはないけど、渡って橋脚を見てみましょう。

今でも橋を支えている橋脚こそ、鉄道時代の遺構。特徴的な円柱ではないものの、塩江温泉鉄道時代に造られたものなのだそうです。それにしても乗っているだけにも見えるけど、下から見たらどんな感じなんだろう。ドローンとか持ってくれば良かったかも。

橋を渡った先にある「塩江分院駐車場」が塩江温泉鉄道の塩江駅跡。当時は駅舎などがあったようですが、今では痕跡は何も残されていません。

なお塩江温泉への交通は、現在ではことでんバスが担当。当時の駅跡から少し離れた、道の駅の前にバス停が設置されています。

道の駅の向かい側には塩江温泉鉄道の写真が展示されています。ここは塩江駅と塩江温泉を撮影した写真のようで、温泉街として賑わっていたようすが記録されていました。

隣には車両の写真も展示されています。基本的に1両編成で運行されていたようで、高松市内へ通学する学生の足として活躍したんだそうです。

塩江にあった大正時代の標識が撤去されていた
塩江でもう一つ見に来たかったのが、大正時代の道路標識。旧国道193号線に設置されていて、全国でもここだけとも言われていた標識です。

「屈曲多シ」「百米先」と書かれていて、今どきの言い方では「100メートル先にカーブ多し」って感じ。しかし現在ではカーブはなく、1960年ごろの航空写真を見てもカーブはなし。おそらく旧国道193号線がメイン路線だったころの物のようです。

そんな道路標識が、撤去されていました。なにやら張り紙があるので見てみましょう。

どうやら経年劣化や落下や盗難などの懸念から、塩江支所に移設されたとのこと。保存されること自体は良いようにも思えるけど、資料館のような場所に置かれてしまっては“なんか違う”って感じがするんだよね。何故か置きっぱなしになって、ここだけ時が止まっているような空間が好きだったので、ちょっと残念。
なお塩江支所は平日にしか空いていないので、土日は見られない看板に。長年放置されていた廃線跡が急に更地になってしまったような感じで、こうして遺構も消えていくんだなって気持ち。

さぬき市の山道にあるゲームボーイ型のポスト
続いてはネットで時たま話題となる「ゲームボーイ型のポスト」を見に行くために、さぬき市の山道へ。はっきりとした場所は載せませんが、まあ調べれば見つかります。

突然ポツンと現れるポスト。本当にゲームボーイの形してる……! これはビックゲームボーイと呼ばれる任天堂公式の商品だったようで、本来は屋内に設置されるものなんだとか。

正面から見るとこんな感じ。屋外にあるので汚れなどが付いてしまっていますが、ゲームボーイの形はしっかり保たれています。ところで、なんだか中のポストがズレてるように見えないでしょうか。

先程の写真はゲームボーイが水平になるように撮影したのだけど、真正面から撮影するとこのように傾いてしまっています。数年前は真っ直ぐだったようなので、内部的にも経年劣化が進んでいるようです。すでに住民も居ない廃屋のようなので、いつの日か倒れてしまうのかもしれない。

徳島空港からフライト、羽田空港へと帰還
ゲームボーイ型の郵便ポストを後にして、徳島空港まで車を走らせてきました。レンタカーも無事に返却を済ませて、しばらく保安検査場横の空港ラウンジで休憩。

ここのラウンジでは、徳島県らしく「すだち」を使ったジュースをいただくことができます。買うとそこそこするので、来た時にはぜひ飲んでみてほしい。おいしいよ。

徳島空港から羽田空港まで(ANA|NH286便)
ラウンジに居たら「早く保安検査を受けてください」って係員がアナウンスしに来たので保安検査場へ。そんなに混んでも居なかったのでスムーズに通過できました。ANAとかなら良いけど、LCCで保安検査が大混雑していると焦っちゃうよね。

夜だしあんまり外も見ずに、気が付いたら羽田空港に戻ってきていました。ターミナルまではバスで移動だったので、長~~い通路を歩かなくて楽。第2ターミナルはあの長い通路を何とかできないものなのだろうか。さて、無事にこんぴらさんの参拝も出来たので、新年の行事を終わらせられました。

何回でも来たくなる、それがこんぴらさん
同じ場所に何回か来たこと自体はあるけども、習慣的に同じ時期に来続けているのはこんぴらさんくらい。最初に行ってから好きになって、こうして毎年来るのが日課のようになってしまいました。また来年の1月にも来ると思うけど、次回はどういう経路で来ようかな。
ところで、こんぴらさんでは旭社修繕工事のための寄付金を募集中。何やら300万円を寄付すれば奥社へと続く道に献石を立ててもらえるそうです。300万円というと高いけど、こんぴらさんに名を刻めるなら良いんじゃないかと思ってしまったり。まだ10年以上の計画みたいだから、お金を貯めて名を残す……なんてのも良いかもなぁ。

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